2024ファジアーノ岡山にフォーカス3『 ≫≫ファジアーノ岡山選手名鑑2024(FW編)≪≪ 』



1、選手名鑑(前置き)


 サッカー雑誌の選手名鑑より早くをテーマに、ファジアーノの各ポジション(クラブ公式発表のポジション)別に紹介していきます。

 読み易い文章量を心掛けて書き上げていきますが、全選手(監督)の総勢31名なので、監督&GK編とDF編とMF編×2、FW編の5部構成の選手名鑑となっています。

 それでは、各選手の良い所や期待したい所にフォーカスを当てた選手名鑑の監督&GK編、DF編、MF編①&②と続いた最後の5部の「FW編」をよろしくお願いします。

『名鑑の方式』
①プロフィール
②通算成績
③選手(監督)紹介
④スギさん的視点

選手名鑑2024リンク
監督&GK編(5)は、こちら
DF編(9)は、こちら
MF編①(6)は、こちら
MF編②(6)は、こちら
FW編(5)は、この記事。

 全文無料公開。スキーやフォローや、購読などをして頂ける記事を目指しています。一人でも多くの方に読んでいただけると嬉しいです。


2、選手名鑑(FW編)

8番 ガブリエル・シャビエル選手

生年月日:1993年7月15日
身長:169cm
利き足:左足
ポジション:ST OH SH WG

Jリーグ通算成績
J1(132試合16得点)
J2(16試合7得点)

『 ≫≫大魔法使いGX8≪≪ 』
左足から繰り出される精度の高い全てのプレーが武器。基礎技術のレベルの高さは「止める・蹴る」に留まらず「消える・移る」の魔法の域。他の選手と比べて、可動域の広く、多彩なキックモーションがあって、真似できないボールコントロールやキックができる。大都会岡山で魔法使いは、大魔法使いGX8として、相手選手を驚かせ、サポーターを魅了する。

『 ≫≫スギさん的視点≪≪ 』
個人的に、ポジショニングに注目しています。対峙する相手が固めるエリアから一歩引いた所からのチャンスメークを意識しているように感じました。相手選手がでてこなければ、高精度のパスやクロスで、得点に繋げるという技術と、食いついてくれば、その背後を付く狙いを持っていると思いますが、アシストに特化したポジショニングが、8シャビエル選手の魔法の源泉の1つに感じました。

9番 グレイソン 選手

生年月日:1996年11月19日
身長:186cm
利き足:右足
ポジション:CF

Jリーグ通算成績
1年目(Jリーグ初挑戦)

『 ≫≫南米の侍ストライカー≪≪ 』
恵まれた体格と高い技術力を活かしたポストプレーでのチャンスメークと多彩な得点パターンを活かした決定力が武器のストライカー。攻撃の時だけではなく、守備の時でもハードワークを惜しまず、前からのハイプレスの守備もしっかりできる。献身的な守備と運動量は、岡山スタイルそのもので、岡山に「繋」の連動性を前線に生み出せるストライカー。

『 ≫≫スギさん的視点≪≪ 』
24シーズンの2列目の選手は、得点力の高い選手が多く、9グレイソン選手もシュート以外の選択肢を選ぶことが多いので、結果的にチームとしての得点を増やす事ができる選手と感じています。9グレイソン選手自身も良い形からシュートを持ち込めてますし、対峙する相手選手は守り難い選手に感じるのではないでしょうか。献身的な守備もできるので、相手選手は、攻守で心理的なプレッシャーを感じる事になるのではないでしょうか。

11番 太田 龍之介 選手

生年月日:2002年4月1日
身長:185cm
利き足:右足
ポジション:CF、ST

Jリーグ通算成績
新人選手(1年目)

『 ≫≫龍門飛躍を期するFW≪≪ 』
長身で柔軟性を伴ったフィジカル×テクニックのしなやかなポストプレー。岡山の下部組織と明治大学で培ったプレスの戦術理解度の高さとプレスを繰り返せるスタミナの豊富な前からの守備。大学1年目から4年連続二桁得点を決めた決定力を可能とするエース気質の鋼のハート。自身の名前にある辰(龍)年に、大ブレークへの期待が膨らむ将来のエース選手。

『 ≫≫スギさん的視点≪≪ 』
CFができる9ルカオ選手と99ルカオ選手、29齊藤選手にフィジカルでは勝てないかもしれませんが、実は心技体での総合力が一番高いのは、11太田選手ではないかと感じています。出遅れはしたものの早い段階あるルヴァンカップで、明治大学の時のように結果を残してリーグ戦という流れも考え得る流れです。

29番 齊藤 恵太 選手

生年月日:1993年3月31日
身長:180cm
利き足:右足
ポジション:CF ST WG

Jリーグ通算成績
J2(165試合17得点)
J3(69試合12得点)
23(27試合5得点)

『 ≫≫岡山のイナズマ恵太≪≪ 』
J2屈指のトップスピードと弾丸シュートを武器に得点を重ねてきたストライカー。鍛え抜かれた鋼のフィジカルは、ボディコンタクトで当たり負けしない上に空中戦にも強い。パスを何度も繋ぐというよりは、反応するタイプ。パワーとスピードを活かした「高速の寄せ」の守備と「ラインブレイク」の裏抜けは、カウンターの場面でこそ真価を発揮できる選手。

『 ≫≫スギさん的視点≪≪ 』
二桁得点が一度もない理由は、得点パターンの少ないからではないでしょうか。これだけカウンターに特化したストライカーは珍しく、リードした場面で圧倒的な力を発揮するのではないかと感じています。逆を言えば、そういった場面で巧く起用されることで、岡山戦のような得点シーンを多く作る事ができる選手で、二桁得点も可能かもしれません。

99番 ルカオ 選手

生年月日:1995年9月22日
身長:191cm
利き足:右足
ポジション:CF WG

Jリーグ通算成績
J2(72試合12得点)
J3(21試合4得点)
岡山&23(28試合1得点)

『 ≫≫力学を覆すビックバンFW≪≪ 』
J2標準のフィジカルの選手を、シンプルなフィジカルコンタクトだけで、爆発的な反動を生じさせて、ノーファールで相手選手のバランスを崩させる(吹き飛ばす)ことができる。スピードもあり、裏に突破できれば独走が可能。視野の広さとアイデアに身体能力が上乗せされたアシストまでもダイナミックかつ華麗。剛よく剛を制すフィジカル王ストライカー。

『 ≫≫スギさん的視点≪≪ 』
筋肉隆々で、一見重そうですが、スピードがある。背が高くて空中戦に強そうですが、実は空中の競り合いよりも跳躍しなくていい地上戦の方が得意。パワーを活かして強烈なシュートが打てそうですが、体が硬いのか、そこまで強いシュートは打てない。体が堅そうなのに、お洒落なヒールパスで魅せて、オーバーヘッドでのアシスト。まさに、ギャップ型ストライカーで、常識という概念を打ち壊す、意外性が魅力の選手ではないでしょうか。


3、選手名鑑(後書き)


 公式発表されているFW登録のポジションの5選手の内訳は、ストライカータイプが、9グレイソン選手、11太田 龍之介 選手、29齊藤 恵太 選手、99ルカオ選手の4選手。MFタイプが、8ガブリエル・シャビエル 選手の1選手の計5人の選手名鑑でしたが、いかがでしたでしょうか?

 個人的には、ライバルチームの強靭なDF陣を打ち破れる可能性を秘めた選手ばかりで、期待できる5選手であったように感じています。中でも最前線のストライカータイプの4選手は、フィジカルに優れ、ハイプレスができる選手が揃っていて、インテンシティ(プレー強度)の高いサッカーを90分間可能で、相手陣地でプレーする(主導権を握る)サッカーができるという共通点(方向性というメッセージ)があることは、好感が持てますね。

 また、MF編①と②で、紹介した選手に加えて、FW編のMFタイプの8ガブリエル・シャビエル 選手は、上記であげた特徴を持つストライカーの4選手を活かす選手で、相乗効果が期待できるでしょう。そして、どちらもできるバランスタイプの選手もいて、対戦相手に応じての選手起用や選手の状態を考慮した戦い方もできそうですね。

 23シーズンに勝ち切れなかった決定力不足を改善するために、対戦クラブの守備の壁に打ち勝てる、打ち破れる、無効化する。そういった事ができる選手が揃ったと言えると思います。「個の力×組織力=無限の可能性」といった感じに24シーズンは、上昇気流で、勢いに乗っていけるシーズンとなって欲しいですね。

 最後に24シーズンに期待するストライカーの選手は?というアンケートのXのポストを紹介して、終えたいと思います。GK編から始まった5部編成の選手名鑑をお読みいただき有難うございました。まだ、読んでないよという名鑑がありましたら、そちらも読んでいただけると嬉しいです。有難うございました。


選手名鑑2024

監督&GK編(5)は、こちら
木山監督
1堀田 選手 13金山 選手 21川上 選手 49ブローダーセン 選手

DF編(9)は、こちら
2高木 選手 4阿部 選手 5柳 選手
15本山 選手 16河野 選手 18田上 選手
43鈴木 選手 55藤井 選手 88柳 選手

MF編①(6)は、こちら
6輪笠 選手 7竹内 選手 10田中 選手
14田部井 選手 17末吉 選手 19岩渕 選手

MF編②(6)は、こちら
20井川 選手 24藤田 選手 25吉尾 選手
27木村 選手 42高橋 選手 44仙波 選手

FW編(5)は、この記事。
8シャビエル 選手 9グレイソン 選手
11太田 選手 29齊藤 選手 99ルカオ 選手

文章=杉野 雅昭
text=Masaaki Sugino


筆者紹介
 冷静さと熱さを両立した上で、自分の感じた事を自分の言葉で表現することを大事にしている。ハイライトやテキスト速報をレビューを書くために確認するが、極力SNSは、情報を遮断して、レビューを執筆している。流石に通知なので、軽く目にすることこそあるが、綿密に分析するというよりは、サッカーというスポーツの魅力を発信することを一番大事にしており、ファジアーノ岡山だけではなく、対戦クラブにも最大限のリスペクトの気持ちで、サポーターとの交流や魅力を語り合うことが好きで、レビューを書き始めて、中断期間や書けなかった試合もあるが、10年以上、ファジアーノ岡山を中心にサッカーのある生活をエンジョイしつつ、応援してきた。


4、アディショナルタイム(ファジ造語24)


『 ≫≫力を出し切る三原則≪≪ 』
「決め切る・勝ち切る・逃げ切る」という課題と語ったGMの服部 健二 氏の言葉から想起した「力を出し切る三原則」という2024シーズン第一弾のファジ造語とさせていただいた。来季を観て行く上で、勝利するために、チームがどう強くなったのか、是非、結果から「力を出し切る三原則」をクリアできているか注目したいですね。

『 ≫≫虹色の右足≪≪ 』
24シーズンがルーキーイヤーとなる24番吉尾 虹樹 選手の右足から放たれるパスやクロス、シュート、プレースキックの全てが、高精度であることをより魅力的に伝えるファジ造語。24吉尾選手の名前の「虹樹」の「虹」があり、「虹色の右足」に相応しい選手であると思います。プロとして経験を積む中で、「虹色の右足」は、大樹のようにチームを支えることができる可能性を秘めていることも間違いないでしょう。

『 ≫≫木山マジック≪≪ 』
固定概念を作らない木山 隆之 監督の自由で大胆な決断により、チームを勝利に導くことができる試合采配や選手起用を指すファジ造語。誰にも思いつかない自由な発想と大体な一手で勝利を手繰り寄せてきた将棋で一時代を築いた羽生 善治先生の一手が「羽生マジック」と呼ばれていたが、そこに由来して、「木山マジック」と命名した。22シーズンは、サポーター間でも浸透した。24シーズンでも聞きたいワードですよね。

『 ≫≫剛よく剛を制す≪≪ 』
「サッカーにおいても剛強なものが、剛強な力によって、無慈悲にも剛強なものを押さえつけてしまうという弱肉強食の世界である」という意味の造語」本来は「柔よく剛を制す=柔軟性のあるものが、そのしなやかさによって、かえって剛強なものを押さえつけることができる」という意味の造語だが、99ルカオ選手のフィジカルが、あまりに凄すぎるので、諺(ことわざ)を弄ることでその強さを表現したファジ造語。


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