音楽と哲学
(2018.05.05の記事の転載です)
学生時代は哲学を学ばれていたという、サックス奏者の岡部さん。
即興演奏では、演奏家の内なるものを表現するので自らの内側には深く潜って行くのが得意とすれば、逆に外界への広がりや遠くから俯瞰するような作業は苦手としがちになるのだとか。
後者をフォローするであろう音楽家向けのワークショップとしてデンマークのニルセン氏の来日イヴェントについて話を伺った。
ニルセン氏は即興演奏の作曲家なのです。
え?即興演奏で作曲!?と思うでしょう?
チラシの真ん中に色鉛筆で描かれたようなイラスト・・・イラストじゃないんです。
これこそが彼の即興演奏の設計図(楽譜)なのです。
なんてカラフルでユニークなんだろう!素晴らしい!!!ワクワクする!
ワークショップはもう満員ですが、20日には高松でコンサートがあるそうです。
直感って?論理って?両者の特徴と限界について。即興音楽とは? 私たちは本当に楽しくて、いつまでも話は尽きませんでした。
岡部さんの卒業論文のテーマにもなったのは、「即興演奏は可能なのか?私たちはオリジナルな新しいものを生み出すということが本当に可能なのか?」だったそうです。
学生の頃にすでにテーマに上がっていることを思うと、まさに、人生を通じて即興演奏は岡部さんの大切なテーマなのですね!
岡部さんのCD(←現代音楽)はTetugakuyaでも絶賛お取り扱い中。試聴可です!!
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