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「誕生会なんて大嫌い!」と泣いた不登校ムスメの本心とは?



さあさあ今回は!
当アカウントの重大趣旨である、森のようちえん 空のしたひろば すぎぼっくりのご紹介、「息子の4歳のお誕生会編!」を記事にしていきますよ~~っ!


の、予定だったのですが。。


「絶対行きたくない!」「誕生会なんて大っ嫌いーー!」

そう長女が泣き喚いたところから一日の幕開けとなってしまいまして、、。

私も夫も学校行ってないマンの長女もそろって誕生会に出席しよう、と前日まで話をしていたものですから、ほんとうに面食らってしまって、
そして普段から当日の朝の気分で予定を変えられることにストレスを感じてしまっていた私は、、

やっぱり声を荒げちゃったんだよね~~!
ほんで怒りながら、正論をぶちかましながら、こうしたらいいのか?ああしたらいいのか?と色んな提案をしたものの、
うまくいくはずないよね~~~!

こうやって落ち着いたらわかるのにね。ほんと、前回前々回で記事にした「老いと演劇のワークショップ」でいったい何を学んだつもりでいたのかと。自分にため息をつきながら、一方で客観的に自分のどこに至らなさがあるのかを、少しでも振り返っているということに気づけているからとりあえずよしとしました。


「当日の自分の気持ち」それを一番大切にしてもいい。責任とか、約束とか、関係する人の事情とか、いろんな大事だと感じることがあるかもしれないけど、「今の自分」を一番大切にしてもいいんだ、って最近心底思っている。
そうこころに刻んでないから、他のことの方が大事だっていつのまにか叩き込まれてきてるから、大人なんだから、しんどくてもいやでも「~しなければ」って言って辛いことを続けて、立ち上がるのも苦しい人生になっちゃってそんなんでいいわけないじゃん!!

あれ?なんか熱くなって逸れた?
、、まあ、だから、落ち着いて考えたらわかるんですけどもね。まだまだ自分との対話・家族とのコミュニケーションに技術の訓練が足りないJさんは、こうやって書くことで自分の心を確認しているわけなのです。そんなものを読んでくれてありがとう。



刻一刻とすぎぼっくりの集合時間が迫る中、夫が息子と話をしてくれ、「誕生会には、息子と夫が二人で出席する」という結論を導き出してくれた。夫よありがとう。すごい。
どんな風に話してたか聞こえなかったけど、息子はちょっと泣いたけどすぐ納得してた。

私の方は、まだ布団でグズグズ言っている娘ya-coとひとまず距離をとって落ち着くために、空腹も手伝ってイライラがエスカレートすんねん!と、とりあえず冷めたチーズトーストをかじる。

「あ~あ、すぎぼの誕生会はこんなんです~って記事にしようと思ってたのになあ。」とまた不満がふくらみそうになったので
「いや!このこと自体を記事にしよう!久しぶりに母から娘へのガチンコインタビュー決行のいい機会じゃん!」そう思いなおした。

以前、「学校」「不登校」についての娘へのインタビューを記事にしたのですが、たくさんの方に読んでいただけました。その続きというか、少し改まった「インタビュー」という形式を取ることによって、普段の会話では聞き取れない内容に迫ることができたあの感覚!
に、もういっかいトライしてみたいな~!という思いを温めておったのです。


ええ、前置きが長すぎるのはご愛敬!
大もめした翌日の夕方、ゲームをひと段落させた娘ya-coちゃんに、インタビューというより、対談かな。いっちょうお申し込みいたしました!




-- はいこんにちわ~~、母から子への~ガチンコインタビュー第二弾!
わたくし母のJさんと、娘ya-coちゃんでお送りさせていただきます~~!

ya-co: アイス食べながらやってます~~
(ラジオDJにも憧れたことのあった母と、ゲーム実況見すぎの娘、、)


-- えー本日は、弟の誕生日会に出席しようと約束があった日の朝、行きたくない・誕生日会なんか大嫌い!と発言し、大泣きだったya-coちゃんの心境を~落ち着いてる今ね、ちょっと振り返って聞いてみよう、と思っているんですよ。


ya-co: あんときはただ、眠かっただけだけど、、

-- やっぱりそーなの?

ya-co: 眠くて、家でゲームしたくて、寝ぼけてるときとかもゲームの予定とかぐるぐるしてるから。

--でもさ、前の日に一応、「いこっかなー」なんて言ってた時の気持ちは?


ya-co: だから、ゲームとかしててボヤーってしながら聞いてたから、、

-- えーーでもご飯食べてる時とかも話してたと思うんやけど。。明日はみんなで行くよ~って。


ya-co: 覚えてません!!

-- えぇええ”~~~、全ッ然話聞いてないやん、、!
それはちょっと問題やな、、と思いますけどね、、だってそれじゃ家族の予定なんかがうまく立てられないじゃん、、
朝弱いし見事にインドア娘やから、眠たい・ゆっくり過ごしたい・外で遊ぶよりゲームしたい、そういうかんじなのはわかるけど、
んじゃ「誕生日会なんて大っ嫌い」っていうのはどういうかんじで出た言葉なんですか?


ya-co: ん~、、行きたくないからじゃないの。

-- ほぉ~~ん、、
えっと、、「そういうことがあったんです~」って、私Ⅹでポストしたんですよ。そしたらね、同じように娘さんがいらっしゃるお母さんのフォロワーさんがね、「やちもちかも?」って言ってくれて。
私も、誕生日おめでと~~~!って、弟がチヤホヤされるところに行くのが嫌だったんじゃないかな?って、やきもちの表現が強く出たんかなと思ったりしたんですけど。

ya-co: 違います。


-- それはそんなことないんですか。

ya-co: きっぱりいいます。


-- あ、そーなの?!
あら~~、、やっぱりこう、大人って、察したつもりになりすぎてるところがあんのかな?普通に、眠くて、機嫌が悪い、行きたくなかった、それだけの話?

ya-co: うん。


-- その場でも聞いたと思うんだけどな、今の朝の気分で行きたくないだけだろ?って聞いたら「そうじゃない、大っ嫌いなんだ!」って言ってたと思うんだけど。

ya-co: そお?知らん。


-- あんま言いたくないかんじ?

ya-co: もうあのことは忘れようってなってた。


-- ん~~やきもち、とか寂しい気持ちをあんまり話したくないとかもあります?

ya-co: いや、まぁもうそういうことは忘れようってなってるから、ここで聞かれてもあんまでてこないっていうか。


-- それは話したくないから無理に忘れようってわけでもないの?

ya-co: うん。

-- 重要なことではない、ということ?

ya-co: うんうん。


-- まぁ、あのあと起きてきたときもわりとすっきりしたかんじやったもんな、、じゃあこのことはもう聞かなくていいのかな、、


インタビューおわり
(というか私がほぼしゃべっているが)



この話の流れを見てどう思われますか?

娘は、ほんとうに朝が苦手で、眠くて、ゲームがしたかったから、誕生会なんて大っ嫌い!と言って泣くという表現になっただけなのか。

弟へのやきもちや、普段からの寂しさが爆発したのに、ないものにしようと努めているのか。

娘にとって重要でないことだから、話すことがないのか。
話したくない内容だから口数が少ないのか。



ふふふ、、娘の発する言葉は、明らかに前者なのですよ。
後者は、私が、きっとこうなんじゃないか、と彼女の気持ちを察したつもりになっている部分なのですよ。
子どもって、行動や、表現の面で言えば大人よりもずっと単純明快な部分がある。
かと思えば複雑で繊細なこころがあるから、寄り添って、掬い上げてって関わっていきたい。そう思っている。

でも、今回のことでひとつ感じたのは、私の中に
「この子には寂しい思いをさせているはずだ。だからこういった問題行動(?!)につながっているのだ。私は良い母親ではない。」
そんなこころが根付いている。そしてそういう視点で問題を探そうとしているからすべてが問題になってしまうという側面があるということだ。

子どものつたない表現をそのまままっすぐ受け取ること、その向こうのほんとうの気持ちに寄り添うこと。
その両方が重要であるが、そのどちらも、親の思い込みでいとも簡単にねじ曲がっちゃうよなーと。うまく書けないんだけど。。

子どもの繊細なこころが、傷つくまいと防衛するために辛いことに蓋をしたりするってこともあるって聞いたことあるよ。
自分もちっさいときにそういうことしてるからこじらせてる部分もあるなーと感じてるし。


インタビューした翌日、先輩お母ちゃんとのお茶会でこの話をした。

子どもの成長とともに、使える言葉や表現、自分の感じていることに対しての向き合い方も上手になっていくから、その時に、昔こう感じてたんだよって、おしえてくれることがあるよ。
そのときはじめてわかることがある。もっとはやく言ってくれたらいいのにって思うけど、、

自分でもこの歳になってやっとわかることがあるんだもんね。

うん。なんか、ほんとうまくいえないんやけど、その時。その時がくるまで。子どもの気持ちを察しすぎないで、そのままの子どもをよく見て、こどもの言葉をよく聞いて、自分で問題を作り出さないで、自分という親が与える影響を「悪い」とか「良い」でジャッジしないでいたい。

「問題がある」「悪い影響がある」という見方と気持ちで子どもに関わるほうがよっぽど良さそうじゃないじゃんよ。

もうちょっと、で、なんかわかりそうなんやけど、なんだか今回はまとまらない。ここらへんで終わりにしよう!

長くなりましたが、読んでくださって本当にありがとうございました。

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