菅原ゼミで読んだ短編小説の書評を順次掲載していきます。書評は全てゼミ生が書いています。授業期間中の毎週末ごろ更新です。
※ネタバレありですので気になる方はお気をつけください。
- 運営しているクリエイター
2022年5月の記事一覧
シオドア・スタージョン「死ね、名演奏家、死ね」書評(評者:北川結衣・吉岡渚)
先週の4回生ゼミではシオドア・スタージョンの異色ミステリ「死ね、名演奏家、死ね」を読みました。音楽について、嫉妬について、など、様々な観点から議論がかわされました。
シオドア・スタージョン「死ね、名演奏家、死ね」(『一角獣・多角獣』収録)
評者:北川結衣
誰しも一度は他人の才能に羨ましさを感じたことがあるのではないだろうか。その「羨ましい」という感情は、強くなればなるほど「妬ましい」という