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夫がしてくれた1つめのこと【いい夫婦の日に向けて】

来週の日曜日は「いい夫婦の日」ですね。わたしは以前、いい夫婦の日にまつわるこんなコラムを書き、謎のヤフトピ入りを果たしたことがあります。

さて、この記事から2年経って、我が家は家族がひとり増えました。いまは33歳のわたし、32歳の夫、4歳の長男、1歳の次男という4人暮らしです。でも、いまだに夫婦仲良くやっています。

結婚8年目、交際14年目を迎え、記事内にある5つのスタンスはいまだ変わらず。「察してよ」は禁止だし、お互いの仕事をリスペクトしながらなんでもフェアに分担し、相手の家族や友達も大切にしつつ、スキンシップも欠かしません。

でも、あらためてどうしてこんなにうまくやれてるのかなぁと考えてみて、やっぱりどう考えても夫のおかげだよ~~~! という結論が出ました。

夫は誰に対してもほどよく優しくて、気が利いて、働き者。仕事を山盛り抱えているのに、家事や育児も当たり前のようにこなします。「僕、こんなにきれいに片づけました! じゃーん、すごいでしょ!」みたいなドヤはあるけど「君の代わりに片づけてやったんだけど?」みたいな態度は一切ありません。いつも口角が上がっているため、周りからは「本心ではなに考えてるかわからないな……」とか「なにヘラヘラしてんだよ」とか思われているかもしれないけど、わたしにはもったいない、デキた夫です。

■デキすぎた夫の弊害

子どもを産んでから夫婦仲が悪くなる「産後クライシス」。妻は、産後に夫からされたひどい仕打ちを一生覚えていて、その記憶が将来の夫婦仲にも影響を与えるといいます。
人って、いやなことほど覚えているもの。わたしも、元カレに言われてイラっとしたこととか、嫌いだった人にされた意地悪とか、無駄にはっきり覚えています。

ところが、してもらったことって、なかなか覚えていられません。
「本当にありがたい夫やな~~、いままでもいろんなことをしてくれて……」と思ったけれど、いざ具体的な例を挙げようとすると「……はて?」となりました。

たぶん、あまりにたくさんのことを日常的にしてもらっているから、小さなことをいちいち覚えていられないのです。その場できっちり「ありがとう」を言っているから、なんか完結しちゃう。仕事でも、自分の手を離れたタスクは忘れてしまったほうが、脳のメモリを食わないじゃないですか。何かしてもらって、きちんと感謝を伝えたら、効率上すぐ忘れてしまう仕組みなわけですね。

でも、そんなのもったいない(し、申し訳ない)!
だから、いい夫婦の日までの2週間は「夫にしてもらった大小さまざまなことを振り返り、書き残すウイーク」にしてみようと思います。

■最近してもらってうれしかったこと

ということで、まずはひとつ。

こないだの週末、夫がマンションの理事会で、1時間ほど会議があるといって出かけて行ったんです。場所は、マンションのロビー。
その間ひまな私は子どもをふたり連れて、近くのスーパーに買い物に行くことにしました。ロビーを通るとき、会議する夫たちにかるく会釈して、出発します。

いつものスーパーは子連れだとちょっと狭いから、駅向こうの大型スーパーまで。お天気のいい日で、子どもたちを乗せたベビーカーをゆっくり押しながら、お散歩気分です。

そしたら突然、背後から勢いよく夫が走ってきました

「わー、おとうちゃん、なんで来たの!?」と長男も半笑いで、だけどうれしそう。会議開始から20分も経っていなかったので、わたしもびっくり。「会議が早く終わったから、追いかけてきた!」と、夫はさわやかな笑顔。

いやいや、もし私が夫だったら、これ幸いと静かな家に帰って、のんびり休んでいると思います。わざわざ走って追いかけるとか、ありえません。

でも、本当に天気がよくて気持ちよかったから、子どもと歌など歌いながら「いまここに夫もいたら、もっと楽しかったのになぁ」と思っていたところでした。だから、とってもうれしかったのです。

……こういう、心底どうでもいいけど日常をほんのりやさしく彩ってくれる「してもらったこと」が、意外と私たちの夫婦関係を支えてくれているような気がしています。

なのでこれから2週間、ちょこちょこと、こんなnoteを更新します。もう3本は下書き保存してあるので、最終的には7本くらいアップしたいなと企み中です。

読みながら「そういえば、うちの夫は(妻は)こんなことをしてくれてるなぁ」なんて思い出すきっかけにしてもらえたら、とてもうれしく思います。

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