マリオ映画の感動を伝えたい【ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーレビュー(ネタバレ無し)】
皆様こんにちは。姿焼です。
2023年4月28日に公開されたザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(通称:マリオの映画)を家族で観てきました。
これはもう言葉にしなくては!と思ったので是非共有させてください。
まだ観ていない人もいらっしゃると思うので、私なりにネタバレ無しで書いたつもりです。
しかしながら、人によってはネタバレに感じる部分もあるかも知れないので、観てから読んでいただくことをオススメします。
それでは参りましょう。
HERE WE GO!!
総評:素晴らしい
「素晴らしかった」
上映後に真っ先に浮かんだこの言葉をまず伝えておきます。純粋に感動しました。
至る所に「ゲーム要素」が詰め込まれた、まさにゲームの映像化作品と言うに相応しいものです。
「楽しい」の中にどこか「感慨深さ、エモさ」も感じることでしょう!
ゲーム、Nintendo、マリオ、ドンキーコング…これらのワードに通ずる人達には勿論、めちゃめちゃ楽しめる作品です。
しかし、ゲームなんてやったことないぜって人にも幅広く楽しめる作品にも感じました(頑張って客観的に評価しました)。
とりあえず、観てください。
私はもう1回観たい。何回でも観たい!
それでは、具体的な「素晴らしい」ポイントを解説していきますね。
“観ていて楽しい”を追求している
まずはゲーマーにも、そうじゃない人にも伝えたいポイントから!
この作品で特に観て欲しいのは、やはり「アクションシーン」ですね。
走る、跳ぶ、戦う、カートを運転する…キャラクター達が様々なアクションを繰り広げるシーンは、常に胸が昂って仕方ありませんでした。
多分これは「観客がアクションシーンにフォーカス出来るように創られているため」だと思ってます。
「アクションシーンにこだわったからちゃんと観てね!」って必然と導かれているわけです。
これは、映画自体がとても分かりやすく構成されているからではないかと考えました。
シナリオ、設定、キャラクターの感情や思考など、観客が考え、思考を巡らせる部分を分かりやすく創っているので、アクションや演出、BGMやSEなどの五感で感じ取る部分を、作品が持つポテンシャル以上に楽しむことができるんです。
この「分かりやすさ」故に色んな人がとっても楽しめる作品なんです!
親子で楽しめる
「子供が観たいって言ってるから仕方なく」なんて理由で映画館に足を運ぶ方も少なくはないと思います。
そんな方こそ是非「子供と一緒に」楽しんでください!
私は子供のために(本当は私もめちゃめちゃ観たかった)と家族で観に行きましたが、多分劇場内で1番興奮してました。
だって我々の知っている「マリオ」がスクリーンにいるんですもの。ゲームだったものが映画になってるんですもの。
なにより私自身がマリオファンですからね。
それはさておき、今や色んな年代のお母さん、お父さんがいらっしゃると思います。そんな親の立場の皆様の中には、ファミコン、スーファミ、64、ゲームキューブ…色んな世代における「マリオ」に少なからず触れている人もいるはずです。友達の家で見た、自分で遊んだ、家族がプレイしていた…どんな形だっていいんです。
まず、そんな人達にはめちゃめちゃ響くと思います。
「うわ、これ知ってる!」
「懐かしい!」
めっちゃくちゃエモいんです。感慨深いんです。
是非これを感じて欲しい!
また、全く経験が無くても“マリオ”って聞いたら「あぁ、あの赤い帽子の」「あのヒゲ面の」という感じでパッと思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか?
もうそれで十分です。それさえあれば楽しめる様に創られているんです。
是非是非、映画館で子供と一緒に、なんなら子供よりも楽しんで下さい!
ゲーム要素が盛り沢山
ここからは主にゲーマーの皆様に向けて書きます!この感覚を共有出来れば嬉しい限りです。
ゲームの映画と言うだけあって、作中にゲーム要素がめちゃめちゃあるんです。
ゲーマーから観たら
「おぉ!あれじゃん!」
「うわ!これも!」
ってなること間違いなしです。ホントに細かい所まで観ていたら1回じゃ到底見切れません。
「そんなこと言って、どーせSwitchとかの要素しか入ってないんでしょ?」
Nintendoをナメちゃいけませんよ。
なんと、ファミコン世代のゲームから今に至るまでの要素を詰め込んでいるんです。
しかも、頑張って頑張ってそこまで幅を広げたのではありません。
制作側は「ホントはもっと詰め込みたかったけど、ファミコン世代までにしよう…」と妥協してそこまでにしてるんです。
愛が深すぎますよね、ホントに。
作品を一部列挙すると
レッキングクルー、スーパーマリオブラザーズシリーズ、スーパーマリオ64、オデッセイ、ドンキーコングシリーズ、ドンキーコング64、ルイージマンション、パンチアウト、スターフォックス、パルテナの鏡…などなど
上記も一部ですが、1回観ただけでこれだけのゲーム作品を感じることが出来るんです。
あれ?マリオじゃないのもいる?
いえいえ、これはあくまで遊び心です。Nintendoお得意の「小ネタ」が恐ろしい程に詰め込まれているんですよ。
Nintendo作品をプレイしている時に感じたことありませんか?
「あれ?これってあの作品だよな…」
もう、まさにそれです。
私が愛してやまない“スーパーマリオRPG”でもよく見たものです。
ベッドで寝ているサムスやリンク、謎のゴリラ「ドソキーユング」。
演出やBGM、SEなどといった映画を構成するメイン要素は勿論ゲーム一色ですが、セリフや背景、デザインなどの細かい部分にもゲーマーを刺激する要素がたくさん散りばめられているんです。
あくまで「映画」ですが、まさにゲームをやっている、見ている感覚に近いかもしれませんね。
オレがマリオだ!実体験を感じることが出来る
ゲーマー、特にマリオプレイヤーと語りたい部分です。
こちらの予告編(引用元:https://youtu.be/NSFep5yAvjk)にも登場したシーンですが、まさにここです。
普通に観たら、マリオが努力し成長していく過程を、ギャグ要素を含めながら描いたシーンで「おぉ、マリオ頑張ってるなぁ」程度にしか感じないかも知れません。
しかし、マリオの成長過程ってどこかで見覚えがありませんか?
そうです!あなたが、我々が操作していたマリオなんです!
ステージ中でミスやゲームオーバーを繰り返しながら成長していく感じ、記憶に刻まれている人も少なくは無いはずです。
「次の足場は小さいからすぐジャンプしなきゃ」
「ここはクリボーを一旦見送ってから…」
「え?キラーを踏んでいくの?」
ステージを進んでいく中で幾多の経験を積みながら、知見を得ながら、操作を体得しながら、あなたのマリオはあなたと共に成長していったはずです。
私はこの感覚を劇場で味わいました。
楽しいシーンでありながらも感動しましたね。
見方一つで感じ方は大きく変わります。あくまで私の楽しみ方、感じ方ですが一興と思ってくれると幸いです。
「マリオってそうだったんだ」が分かる“マリオオリジン”の作品
あなたはマリオについてどれだけ知ってますか?
赤い帽子を被っていて、髭を生やして、配管工で、ジャンプが得意で…なんとなくイメージできると思います。
でも我々が知っているのは、イメージとして「完成されたマリオ」だと思うんですよね。
・マリオってどこに住んでるの?
・ルイージ以外に家族はいるの?
・なんで配管工やってるの?
特に背景とか設定上の根底部分に関して、よく考えれば疑問っていっぱい浮かんでくるのではないでしょうか?
こんな疑問に答えてくれる「マリオをもっと深く知れる」作品ではないかと感じました。
「え!?そうだったの?」と思わず声に出そうになるシーンがいくつもありましたね。
コンテンツの根底や裏側を知ることは、そのコンテンツをもっと楽しむためのスパイスだと思ってます。
「実は○○だった」という事実を知ることだけでも楽しみ方の1つと言えますが、その事実や背景を知っているからこそ裏付けられる演出って沢山あるはずです。
その裏付けを知っているのと知らないのでは、楽しみ方もまた大きく変わるのではないかと思うんですよね。
この作品におけるマリオも同じです。
我々の知っているマリオの“オリジン(origin)”つまり原点や始まりを知ることで、今までゲームで見てきたマリオに「裏付け」を することが出来ます。
裏付けは「新たな発見」を与えてくれるものです。
「このキャラクター同士の関係にはこんな背景があったのか」
「この設定があるからあんな行動をとっていたのか」
このような発見や気付きがあるだけで、そのコンテンツは何倍にも楽しくなります。
つまるところ、何が言いたいかと申しますと
「映画を観た後にはマリオのゲームで遊びたくなっちゃうんです」
私はそうでした。
一旦スーパーマリオブラザーズやりたくなっちゃいますね。
「これこれ!!この感じだよ!!」ってなること間違いなしです。
映画そのものでも楽しむことができて、その後のゲームはいつも以上に楽しくプレイすることができる。
「1度で2度美味い!」
そんな映画です。
あなたも、この作品を通してマリオの原点に触れてみてはいかがでしょうか?
まとめ:他にも魅力がいっぱい!
出来る限りネタバレの無いように、でも魅力は最大限に伝わる様に、この最高の映画をレビューさせて頂きました。
感情のままに書きましたが、上記もほんの一部です。
他にも魅力はもっともっとたくさんあるんです。
・夢をあきらめない、世界一弟想いの兄“マリオ”
・ハルバードも様になっちゃうカッコよすぎる“ピーチ姫”
・最後には歌唱力しか印象にない、どこか憎めない大魔王“クッパ”
・もう一人の主人公かな?お調子者ゴリラ“ドンキーコング”
・ドアはちゃんと閉める、やる時はや“ルイージ”
そう、キャラクターも魅力的なんです。
ビジュアルは勿論ですが、声や動き、表情、全てがキャラクターに命を宿し、作品を彩っているのです。
本当はゴリゴリにネタバレをして色んな方と共感したいところですが、今現在もこれからも「初めて観る人は」絶対いるので、この記事の表現に留めたいと思います。
星の数ほどのゲームがある中、星の数ほどのゲーマーがいる中
こんなにも愛されるゲーム、こんなにも遊ばれ、映画にもなる作品はレアだと思います。
希少であると共に本当に凄いことだと思います。
マリオ自身も、それをクリエイトした宮本茂様も尊敬しても足りないぐらいですね。
この映画をまだ観ていない人には「うわ!観てみたい!」、既に観た人には「そう、それそれ!」が伝わってくれればめちゃめちゃ嬉しい限りです。
私もマリオが大好きです。ゲームが大好きです。
この映画を通して「ゲームって楽しいんだな」「ゲームって凄いんだな」って色んな人が思ってくれればいいなぁって思ってます。
それでは、より多くの方がこの作品に出会うことを祈りながら、終わろうかと思います。
今回もこの辺でSTAGE CLEAR!!としましょう。
It's me, MARIO!!
It's you, MARIO!!
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