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読書日記〜「HOTWAX VOL.7」

 年明けしてから吉田豪さんの「豪の部屋 SHOWROOM」を時々見返しているんですが、その中で面白かったのが映画監督の石井岳龍さんの回でしたから、ついついこの号を引っ張り出してしまったわけなんですねー。
ちなみに石井聰亙とは石井岳龍さんの旧名でして、監督デビューしてからしばらくは石井聰亙名義で作品を発表していました。
じゃ、行ってみよー。

・「HOTWAX 日本の映画とロックと歌謡曲 VOL.7」(シンコーミュージック)

 この号は石井聰亙さん特集だけではなく、他にもカルメン・マキさんや映画「不良番長」シリーズも取り上げていたり、ジョニー大倉さんのインタビューが掲載されていることもあって、かなりの人気号だったりします。
でも、その割にお手軽な値段で手に入れた記憶があります。3桁でした。

 石井聰亙さん作品といえば、まず連想するのは「爆裂都市」と「狂い咲きサンダーロード」という私なんですが、個人的には「狂い咲きサンダーロード」の方にちょっとだけ思い入れがあります。
泉谷しげるさんやPANTA&HALにはまるきっかけでしたし、最寄り駅近くのレンタル店の在庫にありましたから、気軽に借りることができたというわけです。
「爆裂都市」はレンタル店の大型ショップでしかレンタルできなかったというのが大きかったのでした。この差は大きいです。

 ちなみに「ミュージック・ステディ」の創刊(新生)号には石井監督や山田辰夫さん、陣内孝則さんのインタビューが掲載されていて、第3号には陣内さんと大江慎也さんの対談が掲載されていました。
ステディ読者だった私が所謂めんたいロック(もしくはめんたいビート)を熱心に聴くようになったのは、ステディのおかげでした。

 と、話が脇道にそれてしまいそうですが、「HOTWAX」の映画特集はとにかくスタッフのクレジットやデータ、関連作についての記事が充実してますから、読み進めると知識が読むと前に比べて数倍になっていることも少なくありません。
石井聰亙監督特集もその例に漏れず、監督作品や使用された音楽などより理解できたと思っております。
まー、それはともかく、石井監督出演の「豪の部屋 SHOWROOM」は特に初期作品や監督とロックとの繋がりがかなり深く語られています。ので、リンク貼っておきますね。

 この石井監督のトークを読むと、石井監督作品(特に初期作品)のバックグラウンドについても理解できます。
2時間ちょっとと長い時間が必要ですが、その価値は多分あります。人それぞれですが。

 「HOTWAX」はダウンタウンブギウギバンドやかまやつひろしさん特集もかなりの力作ですから、いつか紹介したいですね。

 もうひとつ余談を。カルメン・マキ&OZの代表曲「私は風」が北日本食品(現在のブルボン)のCMに使われていて、大好きな曲になってしまったのでした。何のCMだったかはもはや記憶にありませんが。

 ではまたー。






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