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読書日記~「ユリイカ 詩と批評 6 特集*ムーンライダーズ 薔薇がなくちゃ生きてゆけないんだってば!」編。

 今日はお墓参りに行って、ザ・ルースターズのアンソロジー・ボックスの残りを聴こうと思っていたら、ちょっと身体に力がなかなか入らない状態になってきた上に眠気が襲ってきたので、痛み止め飲んで横になりました。

 そんなに長い時間は眠ることができなかったのですが、休んだら体調が少しだけ戻ったので、ムーンライダーズ関連の雑誌や書籍の山から「ユリイカ」が出てきました。

・「ユリイカ 詩と批評 6 特集*ムーンライダーズ 薔薇がなくちゃ生きてゆけないんだってば!」(青土社)

 裏表紙にはアルバム『P.W Babies Paperback』の広告が出てますから、2005年に発売された号ですね。
個人的なことを申しますと、イベントを主催するように動いていた時期だったので、ムーンライダーズを追いかけてはいなかった時期であります。
書店に毎日寄っていた時期でもあるので、「ユリイカ」がムーンライダーズ特集をしたんだ!ということは知っていました。
かなり熱心に立ち読みした記憶があります。

 ちなみにこの号を入手したのは実家に戻ってからですから、三年程度前の話ですね。
立ち読みで熱心に読んでいたとはいえ、実際に入手すると、読み込む深さはやはり全然違いましたね。

 まず一番夢中になって読んだのは鈴木慶一さんのロング・インタビューでした。
各アルバムごとに相当深く掘り下げていて、鈴木慶一さんインタビューでは屈指のできだなと何度も何度も読み返して思いました。
  
 鈴木博文さんの「詩から詞へ」は博文さんの持ち味が出た内容で、基本的にはあまり変わらないよさが出ている文章だなと思いました。

 白井良明さんとフジテレビの黒木彰一さんの対談も素晴らしいです。
プロデューサーとしての白井さんの考えや、ムーンライダーズにそれ以外の活動をどうフィードバックさせているかがわかる内容というのが最高ですよ。
黒木さんとの会話はプロデューサー論ですから、これは必読の内容ですね。

 野田美佐子さんや香山リカさん、あがた森魚さんの文章にも唸らされましたが、大好きな漫画家松田洋子さんの作品がまた素晴らしいという。

 ムーンライダーズは活動期間が長いということもあってか、好きな時期や好きなアルバムが存在してしまうのです。
こればかりは仕方ありませんが、フラットな気持ちで彼らの音楽を考えてみたいと思う最近の私なのでした。。

 明日は体調次第ですね。どうなるか未定です。お楽しみに。

 ではまたー。

 

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