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獲物の分け前~「シティ・ポップとラジカセ 70~80年代のカセットテープ・カルチャーを振り返る」編その1。

 パラパラとページを捲っていたら、カセットテープとラジカセが印象に残りましたね。
我が家でラジカセを買ったのは1973年、通称「音のマック」というナショナルのものでした。定価は確か39800円(!)。裕福ではなかった実家としては思いきった買い物だったと思うのです。
1979には単品コンポを組んで、チューナー代わりにテレビ音声が入るソニーのステレオ・ラジカセを買ったのでした。
確かジルバップテレビだったかな?
結局、ピンコードでのラインアウトがなかったので、単なるラジカセ以上の意味はなかったのですが。。
トータルで18万円を超えないように組んだとか覚えてます。
このコンポとラジカセは音楽聴くのに大活躍したのでした。
noteに書いている中学~高校の時期はほぼこのシステムで音楽やラジオ番組を聴いたのです。懐かしい。

・「シティ・ポップとラジカセ 70~80年代のカセットテープ・カルチャーを振り返る」(徳間書店)

 1979年、私が中学1年生の頃にはレコードを貰ったり、買ったりしていましたから、そこそこレコードを持っていたんですね。
友達が遊びに来ると、新しいコンポとレコードにビックリして帰るというわけでした。
オフコースやチューリップ好きだったのですが、YMOが登場して、テクノポップというジャンルを知ったのは1980年になったばかりの頃です。

 音楽雑誌を読むとひたすらYMOの記事が載っていましたし、テレビにもテクノポップ系のミュージシャンがテレビに出演する機会も少なくなかったのでした。
私がここでよく取り上げるブレッド&バターや山下達郎さんに南佳孝さんあたりはYMOの特集記事(多分「ロッキンf」)で、YMOが演奏に参加していたことを知って洗練されたポップ・ミュージックに興味を持つようになったのです。1980年のぐらいの話。

 カセットテープはメインに使っていたのが、ソニーのCHFかTDKのDで、エアチェックはほぼどちらかでしたね。
好きなミュージシャンがアルバムを出すと、ダビングするのはソニーのBHFかTDKのAD、山下達郎さんがCMをやってからはマクセルのUDも使うようになりました。
クロームテープやメタルテープは値段高いけど、音があまり好きじゃなかったとか思い出します。うーむ。
あとドルビーも苦手でした。音こもっている感じで。

 あとリンゴのカセットテープ。安ろかったから買って録音するとすぐのびるのがあった、そういえば。
レコードを聴くと傷がつくから、カセットにダビングして、それをひたすら聴いてました。
頼まれてダビングする時にも聴きますから、そこそこは聴きますけど、カセットがメインでした。

 あ、結構長くなってしまったので、この本で取り上げられているアーティストについては明日書く予定です。

 ではまたー。

 

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