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読書日記~北中正和責任編集「風都市伝説」編。

 つい最近、あがた森魚さん「愛は愛とて何になる」が届いて、ことあるごとに手に取っています。
その中に時々、この「風都市伝説」からの話題が出てくるので、近いうちに読み直す必要があるなと思ったわけです。
音楽関係の書籍はコミック袋というか、背表紙を確認できる収納袋に入れているので、あっさりと見つかりました。

 一応、あがたさんの本について最近書いた記事であります。

・北中正和責任編集「風都市伝説」(音楽出版社)

 この本、ジャック達のライヴの(物販)お手伝いした日に買った記憶があります。
ジャック達、大なり><小なりのライヴ前には本屋さんやCDショップに寄ることにしていて、完全に偶然なんですが掘り出し物を手に入れることができたんですねー。
ライヴの会場は渋谷のgee-geで、この本を買ったのは渋谷のディスクユニオンだったはずです。
ライヴ前に軽く読むつもりが本に入り込んでしまって、ちょっと気もそぞろになったようにも思いますね。。

 (相変わらず長い前置きになってしまいましたが)この本を夢中になって読んだ理由は風都市の成立過程や終焉への道のりが、それまで資料でしか名前を知らなかった方々が語っていたからでした。
これは映画とかテレビドキュメンタリーという形で見たいなとか思ったような記憶がうっすらと残っています。
森達也さんや原一男さんのドキュメンタリー作品を見ていた時期だったのと、これよりはかなり前でしたが、ムーンライダーズやあがた森魚さん、カーネーションの映画をレンタルで見ていたからでしょうね。

 この本を読むまでは風都市といえば、はっぴいえんどや南佳孝さん、吉田美奈子さんの方が先に浮かんでいたのですが、読んでからはあがたさんやはちみつぱいを思い浮かべるようになりましたね。
乱魔堂やシュガー・ベイブは所属していた知識があっても、なかなか浮かばないのには変わりありませんが。

 この本のエンディングとその直前の鈴木慶一さんのコメントがかなりヘビィだと思ってしまいました。
再読し終えて、最後のページに挟まっていたディスクユニオンの買取アップと中古の割引券を兼ねたものが見つかったことで、何のライヴの直前にこの本を買ったか、ライヴの内容についてなど記憶が蘇えりましたね。 
そんな秋が終わりに近づいたように思える日曜の午後。

 ではまたー。


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