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今日のアルバム~ムーンライダーズ『AMATEUR ACADEMY』編。

 先日、Twitterでムーンライダーズについて語るというスペースがありまして、残念ながら私のスマホ用のマイク付きヘッドフォンが故障中だったから、時々ツイートする程度だったのですが、これがまた面白かったんですよ。
あくまで個人的な意見なんですが、ヒット曲がないバンド(失礼!)なんで、好きになる時期やきっかけが人それぞれなわけです。
その違いがバンド自体を更に興味深くしているように思うんですよね。

 今回、参加していたのはムーンライダーズ一筋何年という方はいらっしゃらなくて、色々なバンドを聴いていて、ムーンライダーズは好きなバンドの中のひとつというスタンスの方々だったように思いながら話を聴いていました。
ムーンライダーズの熱心なファンからの疑問とは違った部分の疑問がとにかく最高で、私がある疑問について答えた「スーツのパンツが太かった」というのは、かなりいい線の答えだったと思っています。

 スペースにいる時には昨年末にムーンライダーズが『マニア・マニエラ』と『青空百景』の楽曲を演奏するライヴを開催した意味とかも考えたりもしていて、もし順調なら来年には『AMATEUR ACADEMY』の楽曲を演奏するライヴがあるのかな?とも思ったわけですよ。

・ムーンライダーズ『AMATEUR ACADEMY』(MRCD-00003/メディアリングス) from CD BOX 『1982-1992』

 ムーンライダーズのアルバム『AMATEUR ACADEMY』のオリジナルは1984年8月21日発売で、まだCDプレイヤーやCDコンポが普及していない時期だったこともあって、CD(RACD-15/RVC Dear Heart)は翌月の9月21日発売だったのでした。
で、このアルバムはオリコン・チャートで初登場19位となったのはムーンライダーズでかなり大きなニュースだったと記憶してます(ちなみにアルバム『青空百景』は初登場74位で、翌週にはランク外に)。

 1984年Dear HeartレーベルはRVC傘下にあったのですが、参加アーティスト共々独立するということになったわけです。
それがMIDIレコードとなりまして、ムーンライダーズも参加予定で記者会見にも出席しました。
『AMATEUR ACADEMY』の勢いに乗って、MIDIレコードからは12インチシングルを発売する予定でしたが、諸々の事情で中止に。
おまけにMIDIレコードとの契約はなかったことになり、高橋幸宏さんとTENTレーベルを設立したのは1985年のことでした。

 その辺の諸々もあってか、『AMATEUR ACADEMY』はリアルタイムの売上の割に入手困難な時期が結構あるのです。

 今回紹介する二種類の『AMATEUR ACADEMY』には先行シングル「M.I.J.」のシングル・ヴァージョンとそのカップリング「GYM」、CM曲「STAR-STRUCK(「BLDG」のENGLISH VERSION)」などがボーナス・トラックとして収録されています。
先ほど紹介したのはCD BOX『1982-1992』収録の『AMATEUR ACADEMY』ですね。


・ムーンライダーズ『AMATEUR ACADEMY 20th anniversary edition』(EGD-004・005/BRIDGE)

 こちらは2004年に20周年記念盤として発売されたアイテムでして、先ほどのボーナス・トラックに「G.o.a.P」「S・E・X」「NO.OH」のライヴ・ヴァージョンと未発表曲「Happy Birthday(DEMO ver.)」が追加させ、ボーナス・ディスクとして二枚組でリリースされました。
来年は発売40周年となるわけですから、更なる豪華盤が出るかもしれないと期待してしまっているわけです。

 ちなみに『AMATEUR ACADEMY』の再発はメトロトロン・レコードから二種類とブリッジから紙ジャケットで発売されてますから、単独でも四回、ボックスを含めると五回出ていたことになります。
残念なことに現在『AMATEUR ACADEMY』を新品で入手することは難しくなっているようです(もっともバックカタログについて明確に入手できると言い切ること自体が実は難しいことですが)。

 来年には『AMATEUR ACADEMY』全曲演奏ライヴや音源や映像を収録した決定版の発売を望みます。
多分、何か発売するとしたら、私達の想像以上のことをやってくれると期待しながら待っているわけですよ。

 長々とすみません。明日は何取り上げるか未定です。お楽しみに。

 ではまたー。

 


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