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綿内克幸/Smile~隠れ名曲、名演コレクション。

 昨日が西村哲也さんで、一昨日が青木孝明さんなら、今日はやっぱり綿内克幸さんでしょう。
青木さん『声』の発売記念ツアーがいよいよ来週になりましたし、綿内さんの作品のほとんどがサブスク解禁されていることを考えるといい頃合いですよね。

 さて、私が初めて綿内さんのライヴを観たのは1988年のTAKE OFF 7での綿内さんが参加していたwebbが出演していたライヴ・イベントでした。
対バンはコルネッツに鈴木博文さんと直枝政太郎(現在政広)さんの政風会(棚谷祐一さんがアコーディオンでゲスト参加した記憶が)です。

 既に博文さんのソロ・アルバム『WAN -GAN KING』は発売されていて、webbとコルネッツのepはまだ出ていなかったのかな?
あ、もしかしたら発売記念ライヴだったのかも?
当時、インディーズの作品を取り扱っていたお店が少なかったので、実質的に発売記念ライヴ=先行発売ということになったのでした。
私はあの頃、レコード・プレイヤーを持っていなかったので(アパートにはCDラジカセのみでした)、『WAN-GAN KING』は大学の友達にダビングを頼んで、カセットで聴いていた時期ですね。

 webbのライヴの印象はパワーポップでカッコいいなというものでしたか、この初めてライヴを観た時点ではバンドなのか2人のユニットなのか全くわかってなかったんですよね。
コルネッツも政風会のパフォーマンスも最高だったので、多分ニコニコしながら帰ったはずです(1人で行ってたからその辺は不明)。

 1989年の春には九段会館でのメトロトロン・ワークスでwebbをまた観ています。
この時点でインディーズのアーティストを紹介する雑誌「IND'S」を愛読していましたから、webbは綿内克幸さんと小池雄治さんの2人組ということも知ってましたね。
この日演奏された「Sugar Blue」という曲が好きになってレコードを帰りに買って帰りました。
ダビングを頼んでいた友達は音楽に全く興味がない人だったので、普段はほぼ反応がなかったのですが、webbとコルネッツのepは「よかった」と言われたことを覚えてます。

 その後、webbはアーバン・ダンスの成田忍さん、元ジューシィ・フルーツの沖山優司さん、リアルフィッシュのライヴに参加していた寺谷誠一さんのN.O.T.とオムニバス『Adventure in “TURN TO THE POP”』に参加していたことが印象に残っていますね。

 そのプロジェクトの後には綿内さんはwebb名義でメトロトロン・ワークスに出演していて、その中ではドラムスが(青木孝明さん、西村哲也さん、篠原太郎さん参加の)AFRQや恒松正敏&VISIONの林義峰さんだったこともあった記憶が。確か綿内さんが白のハイネック姿だったのは林さん参加の時だったような。。
何か用事(確かフリーペーパー絡み)で青木さんに連絡したところ、「東京では弾かないんですけど、ツアーではwebbでベースを弾くんですよ」と教えていただいたのでした。
あれは1992年か1993年の出来事ですから、綿内さんと青木さんの付き合いは30年くらいになるんですね。

 ビクター(のRouxレーベル、村田和人さんも作品を出しましたね)からメジャー・デビューした綿内さんの活動はプロデュースがサロン・ミュージックのお2人とSEX(というユニット名、もう一人のメンバーはブラボー小松さん)の朝倉ミツヒロさんだったので、勿論チェックしました。
ライヴには行けなかったのですが、プロモーション・キット(8cm CD2枚とブックレット)を手に入れて(すみません)よく聴いてました。
プロモーション・キットのNOW SIDEにはアルバム『CLOCKWORK LOVERS』からの曲が、BOTH SIDEにはカヴァー曲が収録されていたんですね。
カヴァーの選曲があまりにもよかったので、かなり大事に聴いていました。

今思い出しましたが、この少し後、ザ・コレクターズのファンの人と友達になって、メンバーが参加しているということで綿内さんのCDを貸したりしましたね。懐かしい。。

・綿内克幸『MELLOW YELLOW』(VICL-588/ビクター)
画像をタップすると、「Smile」のP.V.を見ることができます。

 セカンド・アルバム『MELLOW YELLOW』も大好きでしたね。
冒頭の「Smile」のキーボードが柳田ヒロさんだったことにビックリした記憶があります。
実は今も昔もクレジット見ながら音楽を聴いて、自分の中で納得してフムフムというのが止められません。。

あ、ファーストの時だったかもしれませんが、「音楽と人」のインタビュー(多分インタビュアーは能地祐子さん)で、綿内さんのフェイバリットがジャック・ジョーンズ「Wives and Lovers」というのを知って興奮した記憶があります(私もバカラック・ファンなので)。
ここまでで既にこの記事、結構長くなってますね。

 綿内さんに関してはもう少し整理して書くことにします。
今回は個人的エピソードが多いし、長いので、当時の雑誌とかの資料も参考にしつつ、ビクター時代までくらいはなんとか。

 来週、青木さんと綿内さんは『声』ツアーで名古屋でライヴを、大阪ではお二人に西村さんと冬支度(バンド名)も出演するので、興味ある方は是非関係各位の方々のSNSでチェックしてみてください。

 明日は「ケースから一掴みの5曲」をやりたいと考えています。それと読書日記、名曲&名演コレクションで5日ずつ取り上げる予定です。

 
 

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