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武川雅寛/とにかくここがパラダイス~隠れ名曲、名演コレクション。

 ムーンライダーズのソロ・アルバムは1980年代前半から色々と出ていまして、これは鈴木慶一さんの『Science Fiction』より先に買ってますから、私がムーンライダーズのメンバーの最初に買ったソロ・アルバムですね。
1983年2月(?)に発売された「ミュージック・ステディ」のムーンライダーズ徹底研究で提供曲やプロデュース、参加作品をチェックしていった私です。
それと「バラエティ」(角川書店)に鈴木慶一さんの連載対談のページがあって、それでまた色々と活動を知ることができましたね。

・「ミュージック・ステディ 1983年3月」(ステディ出版)
ムーンライダーズ徹底研究掲載号。

 後にこの徹底研究が単行本『FLIGHT RECODER』(JICC出版~後の宝島社)に発展するわけです。
但し、はちみつぱい『センチメンタル通り』やTHE BEATNIKS『出口主義』の楽曲解説や、武川雅寛さん『とにかくここがパラダイス』『恋はPush! Push! Push!』への武川さんのコメントは単行本には掲載されていません。

・武川雅寛「とにかくここがパラダイス」
from album 『 とにかくここがパラダイス』(HYCA-3031/LOST HOUSE ARCHIVE CLUB)収録曲

 ジャケットをご覧いただければわかると思いますが、今回選んだタイトル曲の「とにかくここがパラダイス」はアサヒビールのCMに使われたのです。
作曲の秘本千一とは鈴木慶一さんの変名というのは割と有名な話ですね。

 アルバムのクレジットによりますと、武川さんはプロデューサーとアレンジャーと表記されています。
A&R ディレクターとしては国吉静治さんがクレジットされてますよ。
国吉さんはクラウン時代のディレクターでもありましたから、国吉さんの移籍に伴ってムーンライダーズがCMの企画に乗っかったということが想像できます。

・ムーンライダーズ「とにかくここがパラダイス」『青空百景』ライヴ1982年11月16日 at 渋谷公会堂 04:15 ~
武川雅寛(steel pan、violin)、白井良明(guitar)、矢口博康(saxophone)

 このライヴ・ヴァージョンは『THE WORST OF MOONRIDERS』(1986年発売)に収録されています。 
それと

「夏の日のオーガズム」(It's Very Very Long Orgasm~はちみつぱい時代からのテープに被せて演奏したヴァージョン)では、このヴァージョンの一部が使用されていて、武川さんがバイオリンを生演奏で被せていました。

 ちなみにライヴでテープを流したヴァージョンをそのまま使うと音質が劣化してしまうので、CD化する際にオリジナルのテープの音源と差し替えたそうです。 

 この曲のCMヴァージョンは単体では色々なサイトでアップされていない模様なので、気長に探すことにしますね。
見つかったらこの記事にリンクを貼りますから、もう少しお待ちください。

 明日はムーンライダーズのメンバーのソロ作品シリーズをやってまた一区切りとする予定です。
次は「ケースから一掴みの5曲」ですから、また頑張らないと更新できませんね。お楽しみに。

 ではまたー。


 


 

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