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獲物の分け前〜RCサクセション「愛しあってるかい」

 RCサクセションと忌野清志郎さん関連本、今回入手したものはこれで一区切りです。
4冊同じ日に届きまして、CD聴いてる時間以外は夢中になって読んでましたね。
あ、ラジオも聴いてましたが。日曜はラジオ聴くのが何よりの楽しみなんですよー。
で、今回はRCサクセションがブレイクし始めた時期に発売された名著「愛しあってるかい」です。
じゃ、行ってみよー。

・RCサクセション「愛しあってるかい」(JICC出版局)

 奥付でチェックインしてみたら、1981年発売ですね。
つまり「SUMMER TOUR」どころか「いけないルージュマジック」より前の発売なんですよ。
RCサクセションを私が知ったのは、間違いなく「オリコン・ウィークリー」でして、『シングル・マン』再発運動が何か面白そうだったからでした。
その後、雑誌「宝島」の読者となったわけでして、この本の発売もリアルタイムで知識としてありましたし、パンク・ニューウェイヴの波にさらわれてました。
そんなわけで、興味の対象ではあったものの、友達に彼らのファンがいなかったこともあって熱心に聴くことはなかったですね。
高校に入ってから、坂本龍一さんとの「いけないルージュマジック」が発売されたわけなんです。
YMOは大好きでしたが、坂本さんはその中では一番興味のない存在だったし、RCを好きな(クラス内のグループみたいなものが)方々が苦手だったので、この段階でもまだ聴いてなかったかもしれません。
山下達郎さんが彼らのシングル曲を絶賛していて、それからレコードは買わないまでも好きになったわけです。

 この本、よく立ち読みをしていて思ったのは、ロック・アーティストの本のひな型になったな、と。
八曜社から出ていたアーティスト関連本に比べて、デザインがポップで記事もユーモラスで洒落ていると思ったので、ついつい買ってしまったんですよ。
その流れで『ハードフォークサクセション』を買った記憶があります。
『シングル・マン』はポリドールの再発盤を買ってましたから、RCのアルバム2枚所有時代が長く続いたのでした。
 
 大学に入った年に泉谷しげるさんのライヴで忌野清志郎さんと仲井戸麗市さんを続けて観たのでした。
が、その年はムーンライダーズが10周年記念でRCは大好きなバンドではあったものの、ライヴに通うことはなかったのです。

 そんなこんなを思い出しながら、久々にこの本を読み返しました。RCの音楽がメンバーのキャラクター以上に好きになってから読んでいるので、感慨深いですね。
これで一区切りです。

 ではまたー。

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