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鈴木博文/Friends~隠れ名曲、名演コレクション。

 1987年10月に鈴木博文さんのファースト・ソロ・アルバム『Wan-Gan King』が発売されて、確か10月13日(?)にLIVE INNで発売記念ライヴがあったのでした。
カーネーションがフロント・アクトと博文さんのバッキングを担当して、ゲストはroom diners(ムーンライダーズのアナグラム)でしたね。
ドアーズの「People Are Strange」、「トラベシア」、「ぼくの倖せ」に「君はGANなのだ」を演奏した記憶があります。曲順はあやふやですが。。
「君はGANなのだ」は演奏前にタイトルにも情報にも触れなかったので、雑誌「TECHII」のムーンライダーズ新聞にレポートが載るまでタイトル不明でしたね。
後に鈴木慶一さん『THE SUZUKI LOST TAPES』や有頂天『GAN』などに収録されましたが、ムーンライダーズでは新たに録音してはいない模様です。

・鈴木博文「Friends」
from album 『Wan-Gan King』(Compactron-11/メトロトロンレコード)

 初めてこのアルバムを聴いたのは、多分1987年9月15日のTAKE OFF 7のポータブル・ロックの客入れで流れていた時ですね。
ビックリするくらいにガラガラ(純粋な観客は20人位?)で、後の方に久保田慎吾さんたちがいた記憶があるのでした。。

 ついでに覚えているのは確かジャケット・サイズの関係で発売延期になったはずで、歌詞カードは博文さんの手書き文字で便箋に書かれた(勿論印刷でしたが)ものが封筒に入っていたはずです。
普段ならどのお店で買ったか記憶にあるんですが、このアルバムに関しては全く記憶にないんですよね。。

 多分、国立のディスクユニオンか立川の帝都無線だったのかな?あ、FROM中武にあったお店だったかも。
とりあえずアナログ・プレイヤーを持っていない時期だったので、大学の友達にダビングを頼んで、しばらくはカセットテープで聴いていましたね。
最初に好きになった曲はこの「Friends」だったことははっきり覚えてます。
博文さんのソロ曲で一番好きな曲を挙げろと言われたら、今でもこの曲を挙げるかもしれません。
ちなみにこの曲に参加しているのは、キーボードにカーネーションの棚谷祐一さん、ハーモニカにコルネッツの北田かおるさん、ハイハットにカーネーションの矢部浩志さん、コーラスにはカーネーションの直枝政太郎さんと棚谷さんにDARIE(濵田理恵)さん。
エンディング近くの印象的なスキャットはDARIEさんですね。

 以前、メトロトロン・レコードについて私が書いた記事です。
インディーズ、いや自主制作のレコードを入手する方法にも触れていますね。

 ムーンライダーズが『DON'T TRUST OVER THIRTY』を発売した後、事実上の活動停止状態になって最初に発売されたメンバーのソロ・アルバムが『Wan-Gan King』だったのと、メトロトロン・レコードの第1弾がこのアルバムだったのはとてつもなく大きいのではないでしょうか?
博文さんとカーネーションの長らく続く関係は、政風会とカーネーションの『DUCK BOAT』、カーネーションの『YOUNG WISE MEN』、この『Wan-Gan King』の3枚がスタートだったと思うのです。

『Wan-Gan King』ツアー最終日(1987年11月26日)のフライヤー。会場は横浜LIVE SQUARE VIVRE。

 この日、私は参加していないので、演奏曲やエピソードなど、ご存知の方はご教示願います。
(下のShi-Shonenとポータブル・ロックも同様に情報お待ちしております)

 ちなみに『Wan-Gan King』が初CD化されたのは1988年9月15日発売の『First Compact Disc』で『Wan-Gan King』全曲とep「どん底天使」からの4曲、ライヴ・テイク「くれない埠頭」「Motel」「さよならは夜明けの夢に」が収録されました。
これは通販で購入したのですが、ジャケットがなく(雑誌「IND's」に掲載されたのを切って入れる形でした)、帯も貼り付けてない状態で届きましたね。そんな感じです。

 明日はムーンライダーズの他のメンバーのソロ・アルバムからにするかメトロトロン・レコードからの作品にするかまだ迷っております。お楽しみに。

 ではまたー。




 

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