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獲物の分け前~伊藤銀次『SUGAR BOY BLUES』編。

 このところNOBODYと伊藤銀次さんのCDを聴いている時間が長いです。
このアルバムはポリスター盤のCDを持っていたり、紙ジャケット盤が発売された当時にお友達のbassmanさんからMDにダビングしたのを聴いていたので、ずっと買ってなかったんですよね。。
銀次さんの東芝EMI時代の紙ジャケ盤を探していたら、かなり安い値段で出ていたのを発見して、今回落札したというわけです。

・伊藤銀次『SUGAR BOY BLUES』(MHCL-1193/ソニーミュージック)

 このアルバムの発売は1982年9月でしたから、まだ私が高校生の時に買ったということになりますね(近い時期に買ったのはムーンライダーズ『青空百景』でした)。
銀次さんはこの年の春には『BABY BLUE』を発売していて、それがあまりに素晴らしかったので、このアルバムを予約して買った記憶があります。
佐野元春さんの特集をしていた雑誌「ミュージック・ステディ」の佐野さんと銀次さんの対談が素晴らしい内容だった上に、銀次さんは大瀧詠一さんや山下達郎さんの周辺にいたことなどを知ってワクワクしながらレコードを買って帰った私でした。

 とにかく「恋のリーズン」と「Night Pretender」、そして「フールズ・パラダイス」が気に入って、前のアルバムからの「BABY BLUE」と「雨のステラ」に「ONE WAY TICKET TO THE MOON」、「風になれるなら」と「こぬか雨」をカセットにダビングして聴いていましたね。
マイ・ベスト・カセットみたいのを作って延々と聴いていたので、他のアーティストでもそうでしたが、「ミュージック・ステディ」の自曲解説を読んだりして、この曲聴いてなかった「やべー」と思いながら、ようやく通してアルバムを聴くありさまでした。我ながら悲しい。。

 ちなみに銀次さんの『DEADLY DRIVE』は鈴木慶一とムーンライダース『火の玉ボーイ』と同じシリーズで再発されたので、(『火の玉ボーイ』があまりに好きだったから)かなり早い時期に購入しました(勿論、佐野元春さんのことは知らなかった頃の話です)。

 ムーンライダーズの『青空百景』と『マニア・マニエラ』発売から40年ということは、銀次さんの『BABY BLUE』と『SUGAR BOY BLUES』の発売からも40年ということなんですよねー。
上手く言えませんが、足りない部分を後で発売されたアルバムが補完するという点はムーンライダーズと銀次さんの2枚ずつのアルバムに共通しているように思います。

 『BABY BLUE』は最近再発された模様ですが、この『SUGAR BOY BLUES』がフィジカルで入手できないのは悲しすぎます。
この機会になんとかなればと思う私です。

 ではまたー。

 

 


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