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自分が持つこだわりに【34歳・デザイナー】をつけると、何だか凄く天才っぽく見える。

人には人それぞれ、大なり小なり自分なりの哲学、というと堅苦しいけど、こだわり、譲れない考え方みたいなものがあると思う。

例えば、

部下に対する指摘は、その人の「人格の否定」ではなく、「行動の改善」であることを明確にする。

とか。
仕事や学業での哲学は多々あるだろうが、私生活、プライベートな場面でもそれはあるかもしれない。

朝起きたら、必ず1杯の白湯(さゆ)を飲む。

とか。
なんだか意識の高い哲学ばかり並べてる気がするけれど(僕のこだわりではない)、もっとくだけたものもあると思う。

お風呂に入ったら、最初にまず髪を洗います。

とか。おぉ、こういう感じだ。
冒頭2つの妙にカッコつけた風の哲学は何なんだ。
急に恥ずかしくなってきた。書き直そうかな。

まぁ、こんな具合に、人には色々な、時には無意識に刷り込まれている哲学みたいなものが、きっとあるはずだと思うのである。

僕は自分の中の「哲学」が、まぁ凄く多い。

24年しか生きてない小僧が何を生意気に哲学だ、と思われるのもアレだからあんまり人には言わないけれど(特に目上の人には)、結構いろんな大なり小なりの哲学がある。
中には完全に人からの受け売りなものもあったりするけれど。

**・「服装」は言葉や表情と同じ、「自己表現」のひとつだと思う。だからこそ「服装」にこだわれる人がどんなことを考えているか気になるし、自分もそういうところにこだわれる人で居たい。

・「カッコつけてる」と思われることでも、10年続けたら本当に「カッコよくなる」と信じてカッコつけてる。

・人の悪口を言った数だけ、自分も誰かに嫌われていくと思う。

・死ぬまで「未完」で居たい。死ぬ時にポジティブな意味で「まだまだやれたな」と思って死にたい。

・女性とのトークは「セッション」だ。譜面通りのトークなんてつまらないし、「おっ、こういう切り込み方してくるのか」っていうアドリブを楽しんで、それにノっていきたい。**

いや、うるせえ!!!!

圧倒的文字量。やかましい。目にうるさい。何だか偉そう。キツい。ウザい。クサい。

分かってます、分かってますから、許してください。

『人の悪口を言った数だけ、自分も誰かに嫌われていくと思う。』
とかは、完全にこれ、人の悪口を言ったことのない人が言わないと説得力がない。僕は基本的にムチャクチャ悪口を言うから自己破綻している。

『女性とのトークは「セッション」だ。譜面通りのトークなんてつまらないし、「おっ、こういう切り込み方してくるのか」っていうアドリブを楽しんで、それにノっていきたい。』
これもこの前、仲の良い後輩と飲んだ時に意気投合した考え方だし、何ならその後輩の哲学な気さえするが、いけしゃあしゃあと僕の哲学にした。

全体的に24歳の若僧が掲げるには鼻につく哲学ばかりだが、ふと思ったのだ。

「これ、それなりの権威のあるっぽい人が言えばめちゃくちゃ説得力を帯びるんじゃないか?」と。

なんなら、スガシカオ『Progress』でも流して「プロフェッショナル 〜仕事の流儀〜 」風の雰囲気を漂わせればかなり説得力があるんじゃないか。

というわけで、今回のPostのタイトルである。

要するに僕のうるさい哲学も、文末に例えば、【34歳・デザイナー】を付ければ、センスある風の発言に見えるんではないか、と思った次第で、実際につけてみようという、深そうで何も中身のない試みだ。

まぁ、とりあえずはやってみよう。

「服装」は言葉や表情と同じ、「自己表現」のひとつだと思う。だからこそ「服装」にこだわれる人がどんなことを考えているか気になるし、自分もそういうところにこだわれる人で居たい。———【34歳・デザイナー】

おぉ…。(自賛)

確実にイケイケなファッションデザイナーの哲学。
なんかこう、「僕の伝えたいことは言葉よりも何よりも、服を通して感じてください」的な職人気質を感じる。「自分、不器用ですから」を地で行くタイプ。
一見普通の白シャツなんだけど、確実に素材にこだわってて、タグを見たら4万円とかするシャツ作ってそう。
「長く付き合っていける恋人のような服を」とかをコンセプトにしそう。

続けていこう。

死ぬまで「未完」で居たい。死ぬ時にポジティブな意味で「まだまだやれたな」と思って死にたい。———【34歳・デザイナー】

コイツもなかなか強い…。(自賛)

人生の最後まで一生デザイナーで居続ける、チャレンジャーだ!みたいなハングリーさを感じる。
デザイナーが語る「未完」って、重い。
一体この人はどこを見て生きてるんだろう、みたいな果てしなさを感じる。
大衆受けはしないけど、ストライプ柄とかチェック柄をめちゃくちゃに組み合わせたパリコレに出てくるブランドとか作ってそう。
雑誌「装苑」とかで特集組まれそう。
その特集で、RADWIMPSの野田洋次郎とか、椎名林檎とかと対談組まれてそう。

人の悪口を言った数だけ、自分も誰かに嫌われていくと思う。———【34歳・デザイナー】

これも深い…。(続く自賛)

デザイナーとして若い駆け出しの頃は尖ってたのかもしれない、みたいな過去を感じる。
もしかしたら業界で干された時期とかもあったのかもしれない。
20代前半の頃の過ちを反省して、落ち着いた大人のゆとりが言わせた一言、みたいな深さがある。
本業のデザイナーはやりながらも、新聞の中面辺りにあるコラムで読者の人生相談に答えてそう。
雑誌「BRUTUS」とかでエッセイの連載持ってそう。
そのエッセイをまとめたエッセイ集が単行本化して売られてそう。
夕方のLOVE FMでラジオパーソナリティとか務めそう。
こういう人こそ、起きてすぐ白湯を飲みそう。

※番外編

女性とのトークは「セッション」だ。譜面通りのトークなんてつまらないし、「おっ、こういう切り込み方してくるのか」っていうアドリブを楽しんで、それにノっていきたい。———【34歳・デザイナー】

ど、ドスケベデザイナーだコイツは…!(確信)

シャツのボタンを上から3つくらい外して胸毛チラ見えさせてそう。
裸足でローファー履いてそう。
謎にロン毛そう。
芸能人と結婚してスピード破局しそう。
なのに「良い恋した」とか言いそう。
でも背は高くて、足も長そう。

何だか、哲学に『———【34歳・デザイナー】』をつける楽しさよりも、その人となりを妄想する方が楽しくなってきた気がしないでもないけど、
大事なのは、「何を言うか」よりも「誰が言うか」な気がしているここ最近の自分だ。

今の僕は、明らかに、哲学が実力を追い越しすぎている。

この哲学が似合うような男に、ゆくゆくはなっていきたい。
なんなら、雑誌でコラムの特集を持ちたいし、
LOVE FMでパーソナリティもしたいのである。
白湯を飲むのも習慣にしたい。ん?これはすぐできるな。

今はブカブカの洋服を着ている気分だが、似合う自分になるために長い人生かけて成長していくのだ。

23歳、成長期はこれからだなぁ。


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