タスクシュート手帳の使い方実例|2025年も「2冊目の手帳」として
『タスクシュート手帳』の一般販売が開始された。
なんでも、すごい勢いで売れているとか……
詳細や使い方は、デザイナー・Kyo-koさんの記事に詳しい。
私は正直そこまでガッツリ使い込んでいないけれど、毎日のように行動ログ・ミニ日記・メモとして活用している。
せっかくなので、今の使い方を1例としてご紹介!
よかったら参考までにどうぞ。
リアルな使い方を写真と共に
私はタスクシュート手帳を、朝晩(主に夜)に使っている。
(それ以外の時間はTaskChute Cloud 2を便利に使用中)
朝の時点で最初に書くのは、このくらい。
この日は「今日の重要タスク3つ」を考えるのが午後になってしまった……
たいていは午前中に考えているけれど、まぁこんな日もある。
朝の段階で考えられたら、赤字の☆部分のタスク名も埋まっている。
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夜、1日の分を書き終えた時はこんな感じに。
色使いのマイルールは、
というもの。(あくまで2024年11月時点)
『書く瞑想』というのは、古川 武士(ふるかわ たけし)さんのイベントに参加してから始めた習慣だ。
ルールは変更可(今はフリクション)
数ヶ月前まではずっと、全部シャーペンで書いていた。
2ヶ月くらい前の『タスクシュート手帳術の会』でフリクションボールペンの話になり、興味が出てきて変更。
それまでは
「フリクション? えぇー、便利そうだけど消えちゃうんだよね? なんか特に使うメリットを感じられないから、手を出さなくていいや」
と思っていたのに……
身近な人が便利に使っていてなんか良さそうかも? と思えたら一気に変わった。
(でも自分のこういう単純さ、嫌いじゃない)
「色で区別できるのに間違ったら消せる」
というメリットを存分に享受していて、めちゃくちゃ便利。なぜ今まで使わなかったんだろう?
……とはいえ、今後も使い方は色々変わっていくと思う。その都度、状況や心境に応じて柔軟に対応していきたいな。
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ちなみにフリクションの沼は思っていたよりも深く、次第にズブズブとハマりつつある。
太さは0.5mmと0.38mmの2種が基本かと思いきや0.4mmもあると教えてもらったり、透明ボディのフリクションには0.5mmは入らないと知ったり、色も太さによって様々だったり……
「Waai(ワーイ)シリーズの色が可愛いのに0.38mmは無い」
というのも、絶妙な設定だ。
色の好みを取るか細さを取るか、今後0.38と0.5どちらを利用するかも絶賛悩み中。
でも、日常を楽しくする「嬉しい悩み」でもあると思う。
1冊目の手帳(2024・2025)
私は『タスクシュート手帳』だけを使っているのではなく、マンスリー手帳と併用している。(スマホアプリTimetreeも使用中)
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2024は、東急ハンズオリジナル手帳『hands+』のマンスリー+ウィークリーバーチカルバージョンを使っていた。
だが、この夏頃からウィークリーの必要性を感じなくなった。
理由は、認定トレーナー仲間・タナシンさんの真似をしてGoogleスプレッドシートに日記や記録を付けるようになったこと。
それまでウィークリー部分には主に
「睡眠・体重・歩数などの記録と一言日記」
を書いていたけれど、その大半をスプレッドシートに付けるようになったのである。
実は『書く瞑想』は現在スプレッドシートとタスクシュート手帳の両方に書いているが、「感情を手書きする」ことのメリットは確かにあると思っているため、そこは気にしていない。
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2025年のために、マンスリーのみの薄い手帳を探し回った。
その結果私が採用したのは、無印良品の手帳。
『月曜始まりマンスリースケジュール帳・2024年12月始まり』のA5バージョンだ。
見た目もすごくシンプルで「ザ・無印」 という感じ。
最低限だけど
「だがそこが良い……!」
と思っている。自分の使う色が映えるし。
B6ではなくA5バージョンにしたのは『タスクシュート手帳』と合わせたかったから。(タスクシュート手帳はA5スリムサイズ)
タスクシュート手帳を使うメリット
人によって『タスクシュート手帳』を利用する利点は様々だけど、一例として私のことを書いてみる。
① 重要タスク・重要ルーチンが際立つ
TCC2を日中は使っていて、記録するのが好きだからタスク数が増えがち。(いつも100前後はある)
起床している時間すべてを記録できる気持ちよさはあるけれど、その分「今日の重要タスク」がどうしても埋もれてしまっていた。
『タスクシュート手帳』に重要タスクと重要ルーチンを書くようにしたら、朝晩に見るし手で書くしで忘れづらくなった。
勉強法でも「見るだけではなく書くことが記憶の定着に有効」なんて聞くけれど、おそらく本当なのだと思う。(人によるかも)
② 夜のスマホ時間を減らせる
スマホを夜遅くに使っていると、どうしても寝つきが悪くなってしまう。私もそういう実感があった。
今日やるタスクが20時頃に全部終わっていれば問題ないとも思うが、なかなかそうもいかず……
22時や23時を過ぎてスマホ(TCC2)でポチポチしていて、睡眠が悪化する日もあった。(脱線してSNSを見始める時も多い……)
夜20時~21時前後に『タスクシュート手帳』に移行すれば、その時点からスマホを触らなくて済む。もちろん日にもよるけれど、概ねスマホ時間の減少に役立っている。
早寝にも貢献してくれるので、この効果は半端ない。
③ 落ち着きと満足感を得やすい
毎日少しずつではあるけれど、手で書くことによって気持ちが落ち着く。
もともと自分が「机に向かって何かを書くこと」が好きなせいもあるのかもしれない。
嬉しい時も悲しい時も、書いていれば少しは落ち着ける。
『書く瞑想』や簡易日記を書いているおかげで、感情のジャーナリングとしても役立っているのだと思う。
時にはこんな日があってもOK!
とは言え、忙しすぎて手帳にきちんと向かえない日もある。
この日は朝書いたのはいいものの、日中バタバタして実績時間をまったく残せなかった。
また先日の体調不良の日は手で書くことが面倒で、数日空いてしまった。
それもまた人生。
……なんて大げさかもしれないけれど、ある意味リアルな毎日を映し出していると思うのだ。
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そもそも、完璧にやろうとしなくて良いんだと思う。
『タスクシュート手帳』には日付が入っていないから、問題ないと思いやすいのかもしれない。
何でもない日の大切さに、ふと気づく
毎日毎日こうして手帳に向き合っていると、同じ日なんてまったくないことに気づく。
タスクや思ったことを書いていると、それぞれの日が彩りを持って思い起こされ、人生の豊かさに思いを馳せる瞬間さえ出てくる。
何かをしてもしなくても1日1日老いていくし、体調も考え方も人との関係も少しずつ変わっていくのだ。日常に流され、つい忘れてしまうけれど。
変わらないものなんてない。
儚いし寂しくもあるが、だからこそ人生や世界は美しいのだと思う。
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大げさかもしれないけれど、
「何者かにならなくても偉業を成し遂げられなくても、それでも人生は素晴らしい」
と思えるのが、私にとっては『タスクシュート手帳』を使う1番の意義なのかもしれない。
※ この記事は、noteマガジン『ユタカジン』への寄稿記事です