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"時間"についての悩み|挫折してきた過去と、突然の出会い【ユタカジン】

今日は、私とタスクシュートとの出会いについて。

「どういう経緯で、一体なぜ始めたのか?」
を書いてみる。

当然のことながら、時間管理・タスク管理というものについて大きな課題があったからである。探していなければ、一生出会うことはなかったはずだ。

例えば……世にも有名なダイエット方法があるとする。科学的にも有効で、試した人皆が成功するような素晴らしいメソッドが。

でも、私がもし1ミリも「ダイエットしたい」と思っていなければ、きっと内容を知ることはないだろう。

つまり、私は(意識的・無意識を問わず)
タスク管理メソッドを探し求めていて、その旅路の果てとしてついに "タスクシュート" に出会った
……とも言える。

では、どんな課題があったのか?

過去も現在も色々と絡み合った若干複雑な問題だが、なるべく簡潔に書いてみよう。

時間を有効に使えていない、という呪い

「時間を有効に使いなさい」
「集中して物事に取り組むように」
「メリハリをつけて」

……そんな風に、親・上司・目上の人に言われたことはないだろうか?

私はある。

というか、毎日のように親に言われ続けていた言葉だ。18歳の頃までは。(今でも帰省の時に時々言われる……)

先日たまたま目にした昔の通知表の「家庭から」の欄にも、似たようなことがたくさん書いてあって。

……やっぱり私の思い込みや被害妄想ではなかった、と確信した。

彼ら(主に母親)の言う
「時間を有効に使え」
とは、
「ただボーっと無為に時を過ごすのではなく、何らかの目的を持って "今の時間は○○をする" "この30分は休憩する" などと決めて過ごせ」
という意味だったと思う。

「東大へ行け」
「この職業に就け」
などとは一切言われなかったものの、
「自分が決めたように生きて成りたい職業に就け、常に目的を持て」
という教えが根底にはあったのだ……と感じている。

でも、これって……
実際に毎日言われてみると分かるのだが、結構しんどい

とは言え、大きくなって「親から毎日何かしらの小言を言われる年齢・環境」ではなくなったから「しんどかったよね」と気づけているのであって。

当時はチクチク怒られるのが当たり前だったから「これは辛いよなぁ」と自覚すらできなかったのだけど。

「しんどい」理由は、自分が普段行っている行動について
「あなたのやり方は "時間を有効に使えていない" から、変えなさい」
と指摘されていることに他ならないからだ。

いつもいつも言われ続ければ
「あ、これもダメなのか」
「またボーっとしちゃってた」
「私っていつも "時間を有効に使えてない" んだなぁ……」

と認識してしまうってものだ。

というのも、幼い頃は「親は正しくて絶対的な存在」だと自然に思っていたから。

環境的な問題でもあるが、私の日常生活において親以外の大人は学校の先生・塾の先生だけだったし、彼らは親と似たようなことを主張していた。
(友人の親・近所の大人・親戚と話す機会はほとんどなかった)

塾の先生は親基準で選ばれているし、学校の先生も表立って
「あなたの親はちょっと厳しすぎるよ」
なんて言ってくれなかった。
(通知表にそれとなく書いてくれた先生は1人だけいたけど、当時はそんな言外の意味に全く気づかなかった)


また、実際に親が「強権を発動できてしまう」から絶対的だったのかも。

実家の周辺は田舎すぎて基本的に車移動、親が納得しなければ用事に対して車を出してくれない。

怒らせれば、尻を叩かれたり玄関から締め出されたりもした。うちの周囲に人家はあまりないから、いくら大声を出しても誰も来ない。(元々そういう時代ではあったが)

何を言っても無視され続け、私が謝るまで頑なにご飯を作ってくれない場面もあった。(とは言え、別に虐待家庭ではなかった)

そんな絶対的存在に毎日毎日「時間のこと」で怒られていれば、
「私は時間管理が苦手なんだ」
と考えるようにもなる
だろう。そりゃあ、自然と。


遅刻癖も確かにあった

大抵の場合は大きな遅刻ではなく、1~5分などの数分

でも、だからこそ、タチが悪いのかもしれない。(問題だとなかなか捉えられないから)

では、なぜ遅刻してしまうか?

……これも話し始めると原因は複雑に絡み合っていてキリがないくらいだが、敢えて簡単に言うならこの3つだろうか。

  • なぜか直前まで余裕
    差し迫ってこない限りは「まだ余裕」と思ってしまう
    「早めにやっておいて安心したい」という感情が少ない

  • 見積もりが甘い
    タスクの見積時間の感覚が不正確
    準備の段取りをしっかりと把握していない

  • ギリギリセーフの成功体験の積み重ね
    「前もこの時間で間に合った」がエスカレートしていく
    直前でバタバタしても「間に合えばオールOKだから」と考えがち


また、根底にある特性として……

私は「そもそも時計を読むのが苦手」である。
恥ずかしいし普段は忘れているから、他人に話すことはほぼないけれど。

時計と言っても、正確には苦手なのは「アナログ時計」

90度や180度の角度はさすがに間違わないが、斜めの線(例:35分と40分の違い)は、よくよく見ないと勘違いしてしまう。

うちにある時計は、電波時計的な正確なものは必ずデジタル。

「大事な時にアナログ時計なんか見て、もし間違えたらどうするの!」
と、つい思ってしまうからだ。


数年来の大きな課題「早寝」

早寝が私の課題になったのは、子どもを2人産んで少し余裕が出てきた頃からだっただろうか。

その前は、たとえ遅い時間に起きていても
「あーもう、こんなことしてないで早く寝ななきゃ」
とは思わなかったかも。


高校生までは親の元で暮らしていたから(怒られるから)、早寝しないことはほぼ不可能だった。たとえテスト前でも、0時過ぎには必ず寝ていたと思う。

大学になって1人暮らしを始めてからは、サークル活動・飲み会のために終電帰りしたり、たまには友人とカラオケでオール(徹夜)したり。1限さえなければ基本的に遅寝遅起き、気ままな生活だった。

働き始めても、職種は営業・業界は不動産。
残業に厳しくない時代だったせいもあり、忙しい時期には終電帰り・タクシー帰りが当たり前。

遅く帰って遅くに夕食(夜食?)を食べ、マイペースに過ごす毎日。休前日は夜遅くまでダラダラのんびりして、平日休みは昼過ぎまで寝ていた。

そんな私に子どもができ、慣れない育児に大奮闘。

1人目の子は全然寝てくれなくて、子どもが寝た時に一緒に昼寝した。夜泣きに1年半近く悩んだ時期は毎日寝不足だった。病んだ。

2人目の子はよく寝てくれたけど、今度は上の子の体調不良に悩む日々が続いた。やってられなくて、1人時間を作っては漫画を読んだり次の旅行の計画を立てたり。

この頃から次第に
「どうか1人にさせてくれ」
「自由に好きなことをする時間が欲しい」
と、深夜にネットサーフィンしたりSNSを見たり漫画を読んだり
する時間が増えていったように思う。

ただ、まだ「そんな自分はダメだ」と思う頻度は少なかった気がする。


2018年頃、専業主婦から一転して仕事を開始した。

家事育児の他に色々な仕事を担うようになったが、代わりに何かの時間を減らすことはなく。どうしても自由時間や趣味の時間を諦められないのだ。

そのうち、どんどん
「やるべきこと」「やりたいこと」
タスクが積み上がり、膨大な量になっていった。

SNSやネット上では、多くの起業家・フリーランス・仕事人が朝活・運動・読書などを習慣化させている投稿が目につき、自分以外の「時間をうまく使っていそうな人」がたくさんいるという事実を思い知った。

リアル友人(大学時代の同期たち)も、起業したり政治家になったりCMに出たり海外で働いたりエリート会社員として優秀な成果を上げていたり、すごい業績を徐々に達成し始めていた。

時間をうまく使えていない自分への報復なのか、はたまた単なる癒しの時間なのか……私は「リベンジ夜更かし」的な遅寝をするようになっていった。

※ リベンジ夜更かし(報復性夜更かし)

日中に自由な時間を得られなかった人が、夜更かしをして自由な時間を獲得する行為のこと。「○○したかったのにできなかった」という思いから生まれる欲求不満やストレスを、寝る前に解消させようとすること

2024.1.21 現代ビジネス記事『話題の「リベンジ夜更かし」で最悪うつ病になることも… 心身に悪影響を与える「負のスパイラル」』より引用


多分、ここからである。

私にとって「早寝できない」が明確な課題になったのは。


時間管理・タスク管理方法の変遷

試したことは山のようにある。全部は到底洗い出せないが、よく利用した方法は以下である。

・Trello(カンバン方式で有名なツール)を使う


・aTimeLogger
で時間のログを取る


・Todoist
(GTDで有名なツール)を使う


TimeCrowd(時間の可視化ツール)を使う


・タスクを付箋で管理する

・タスクを細分化して1つずつ取り組む

・敢えて「私がやらないこと」を決める

やりたいことリスト100を作る

家事のリストを作成

時間割を作る


結果から言えば、どれも私には微妙だった。

使い始めの頃に多少改善されたとしても、慣れてしまえば途端に意味がなくなってしまう。

よく周囲に対して
「明日こそ早寝だ」
「今夜から22時には寝る」
「せめてその日のうちには寝たい」
などと宣言ばかりしており、もはや "やるやる詐欺" 状態。
「不言実行」ならぬ「有限不実行」状態である。

夫・子どもからは
「まーた言ってる。ハイハイ頑張ってねー」
と呆れられる日々。

「結局、何をやってもダメなのかなぁ……」
と、自分自身でも半ば諦めかけていた。


出会いはTwitterの何気ない会話から

ちょうど1年前の2023年2月

フリーランス仲間として交流していた山本香織さんが呟いたとあるツイートに私が反応し、「タスクシュート」なるものを使い始めた。

私はTwitter(現X)が大好きで、読む本・考えるヒント・簡単レシピなどもTwitter上の皆の知恵を拝借することが多い。

とは言え「有料のもの」に対する抵抗感は人一倍あって、この時使い始められたのは「無料版がある」と知ったから

それがTaskChute Cloud(タスクシュートクラウド)というツール。


「一日のタスク登録数上限 40」「ルーチン登録数の上限 20」
などという上限はあるが、概ね問題なく使い始められる設定になっている。

そのまま無料版で使い続けること約2週間。
ついに2月26日、手応えを感じられて有料版に切り替えた。
……という訳だ。

根本的にケチな私は、サブスクなどにほとんど入っていない。

毎月必ず払う必要のある固定費を極力増やさないようにしているので、この契約行為は自分としては画期的

それくらい
「今まで試してきた方法と比べても素晴らしいし、私でも実行できる」
と感じたのである。

「タスクシュートのいったい何が良いか?」
は、マガジンで少し書いたし、今後も引き続き説明していく予定だ。

興味があったら読んでみてほしい。


今日は、私とタスクシュートとの運命的な出会いについて語ってみた。

優しくて懐が深く、現代人ならではの悩みも解決するポテンシャルを秘めているメソッドだと思っている。

多くの人が今後タスクシュートに出会い、悩みや不安を解決できると嬉しい。そのお手伝いが少しでもできると幸いだ。

ちなみに……この記事を書いたsugamariについては、このnoteへ。


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