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自分史その③ 小学校の頃、夢中になっていたことは?|本・漫画・創作・アニソン・音声

自伝的な文章を最近書いている。

ひとり盛り上がってしまい、マガジンも作ってみた!


初回記事はこちら。


2回目の内容は暗かった……

しかし意外にも読まれている。自慢よりも自虐のほうが好かれるからだろうか?

ただそれにしても暗すぎたので、今回は少し明るい話を。

図書館に通って本を仕入れる日々

小中時代テレビを禁止されていた私にとっての1番の娯楽は、何と言っても「本」だった。

小学校の時点で既に活字中毒ぎみで、教科書が配られたらその日のうちにほとんど目を通してしまっていた。

母に
「教科書に名前を書くついでに、最初と最後と真ん中の3箇所で本をあらかじめ広げておきなさい」
と言われていたせいもあったんだけど。

あまりに暇でタウンページ・辞書・母向けの化粧品カタログなどを見ていた時もあったが、やっぱり楽しいのは児童書(子ども向けの本)だった。

本屋さんで買うのは決められた時や特別な日だけで、私にとって原則「本は図書館で借りるもの」だった。

小学校時代は母子で近所の公民館に借りに行っていて、中学生頃からは隣町の図書館へ。
(車社会のため「自分だけで行く」という行動が取りづらい)

古くてカビっぽい公民館は真っ昼間でも薄暗く、1人でトイレに行きたくなかった。

まず思い出すのが『こまったさん』と『わかったさん』シリーズ

最近娘が読んでいて懐かしかった! なんと今は公式Twitter(現X)アカウント(こまったさんわかったさん)もあるらしい。


私は甘いものが得意ではなく、どちらかと言えば『こまったさん』が好きだった。特にオムレツの本が印象的!

お菓子大好きの娘は、『わかったさん』のほうが好きそう。


漫画『サザエさん』シリーズも図書館にあった。新聞に掲載されていた頃のふるーいやつ。

『サザエさん』は風刺漫画の一面もあり、たまーにブラックな場面も。

最近リアルタイムでサザエさんを時々見るようになった我が子2人に言ったら、めっちゃ驚いてた。


『はれときどきぶた』のシリーズも読んでいた。

迫力のある絵と狂気を含んだ展開が、ちょっと怖かった。

でも同じ作者(矢玉四郎さん)の『しゃっくり百万べん』はもっと怖かったような……

未だに、しゃっくりは早く止めたくなる。

続きものと言えば『ぼくは王さま』シリーズも好きだった。

↓ この本、1番よく絵を覚えてる……気がする。


そうそう、『ズッコケ三人組』シリーズも欠かせない。

『ズッコケTV本番中』『夢のズッコケ修学旅行』とか、表紙の絵を見るだけで
「この本は何回も読んでたなー!」
と思い出せる。

中でも『参上!ズッコケ忍者軍団』が1番好きだった。忍者になりたいと思ったっけ。

巻にもよるけど、主役のハチベエ・ハカセ・モーちゃんだけでなくクラスの友達も関わってくるのが面白い。困難な状況をみんなで力を合わせて打破するってムネアツ。

数年前息子に勧めたら
「絵が古くさいから無理!」
と言われてしまったけど、まごうことなき名作だ。


漫画の沼にドボンとハマった

雑誌『なかよし』と『りぼん』が大好きな小学生だった。

最初は『なかよし』派だったけど、徐々に『りぼん』に移行した気がする……

当時は『ちゃお』の人気は下火だったが、今はむしろ『ちゃお』一強の時代らしい。昔の少女漫画民からしたらビックリ!

娘の『ちゃお』を時々読んでいて、今は『シャイニング!』が面白い。

当時、特に好きだった作品は以下のとおり。

『美少女戦士セーラームーン』


『ミラクル☆ガールズ』


『赤ずきんチャチャ』


『こどものおもちゃ』


『ベイビィ★LOVE』


『GALS‼』


『グッドモーニング・コール』


『ミントな僕ら』


『神風怪盗ジャンヌ』

このあたりかな……?

単行本はほとんど買えなかったけど、『グッドモーニング・コール』は確か持っていた気がする。


特に、
『ミラクルガールズ』『ベイビィ★LOVE』『グッドモーニングコール』
には相当影響されていて。

私の双子への強い憧れは『ミラクルガールズ』を愛読していたせいだ。未だに双子になってみたいし、そっくりの顔をした片割れと「入れ替わって過ごしてみたい」と思う。

また、自分の描く絵柄は『ベイビィ★LOVE』『グッドモーニングコール』と昭和の少女漫画とを足したものに近い……と最近気づいた。

『ドラえもん』の教育漫画は母的にOKだったらしく、家に10冊以上あった。
(今も実家にある)


ことわざ・故事成語の4コマ漫画の本(『ドラえもん』シリーズではない)も印象に残っている。やたらと四字熟語を言いたくなるのはそのせいかも……?

「勉強ができる」
と昔よく言われた理由として、「この辺の本を何度も読み返していたから」というのもありそうだ。

子どもは子どもらしく過ごしてほしいから、全然オススメしないけど。


お話づくりで暇つぶし

スマホも何もない頃だからか、ストーリーを作って遊ぶことも多かった。


特に、小1か小2頃に友達と本を作っていた時期があって。その友達を仮にAちゃんとしよう。

私1人で文も絵も書いた小説『女の子が海をこえた』は、自分でも微妙だと感じた。完成したそばから溢れ出てくる「コレジャナイ」感。


その点、Aちゃんと合作した本のシリーズはなかなか出来が良かった。

内容はネズミの姉妹「チュー」と「ニュー」が活躍する冒険ストーリー

お転婆な元気な妹・チューと、大人しくて優しい姉・ニュー。もう覚えてないけど、2人は色々なことにチャレンジしていたはず。

でもそれらのほとんどは、Aちゃんの絵によって生まれたお話だった気がする。

彼女は周囲と群れない1匹狼タイプの秀才で、独創的な世界観を持つ子だった。中学の時にもシリーズ絵をもくもくと描いていた。

この経験のせいなのか、小学校低学年には
「作家になるのは難しそうだなぁ……」
と "書くこと" を諦めてしまっていた。

また、妹とよくお話を作ったり漫画を描いたりもしていた。

漫画は好きな作品(上の章で挙げたような)を真似するくらいで大したものを描いていなかったが、お話を語ることは何年も楽しみ続けた。

女の子3姉妹がいる一家の物語を作り、ことあるごとに2人で話していた。(苗字も名前も決めていた)

ストーリーを動かしていくこと自体より、キャラ設定を作ることが好きだった気もする。
「この子はこんな事件があったら絶対こうするよねー」
「うんうん、そしたら次はこういう展開になるわ」
みたいな感じで、それぞれにあだ名をつけたり3姉妹に彼氏を作ってみたり。

お人形遊びも好きだったなぁ……さすがに小学校中学年くらいまでだったかもしれないけど。

うちにあったのはリカちゃんではなく、ジェニーとティモテ。特にティモテのサラサラヘアーは憧れだった!!!


このnoteにも少し書いたけれど、平面のドールハウス的おもちゃ(間取り図を立体化させたようなもの)で妹と遊んでいた。

母の趣味や特技のおかげか大量の人形用洋服(手作り)があって、しょっちゅう着せ替えをしていたなぁ。

家にはこんな雑誌シリーズも何冊かあって。

これは大きくなっても読んでいた。むしろ先日、実家でまた読んで
「やっぱいいなー!最高やん」
と思ったくらい。

何がいいって、やっぱり
「ドールハウス(部分的に)を作る」
「お人形用の家具を作ろう」

みたいな部分なんだよね。

「お中元の箱を利用して、うちの子がジェニーのお部屋を作りました」
「フィルムケースがゴミ箱にピッタリ!」
「風船のゴムを真ん中で切ったら人形用の水泳帽になりました」
みたいなお便りが寄せられている投稿コーナーを見るのが、1番好き。

こういうところにも「自分の好み」って出るよなぁ……

また小学校高学年以降には「なんでもノート」というもの(エッセイ的な文と絵)を書き、楽しかった日をひとり反芻していた。

先日発表したLTスライドより

ちょっと悲しくなってくるけど、そのくらい日常がつまらなかったし暇だったのかと。

でも、この経験は私の「訪問記」シリーズの元になっていると思う。どこかへ行ったらついエッセイ的な文章を書きたくなる。


アニソン三昧! 平成の名曲38選

私が平成のアニソン(アニメソング)を大好きなのは、車の中でよくカセットテープを聴いていたからだ。テレビに繋いで音源をそのまま録音したテープで、母がマメなせいか何十本も存在していた。

だから、きちんと見ていない(幼すぎて記憶にない)テレビ番組の曲も知っている。

中には男児向けのも割とあり、のち(高校生以降)に少年誌掲載漫画にハマっていくことの伏線だったのかもしれない。

特に好きだった曲はこれら。ちょっと多すぎるけど、思いつく限り挙げていこうかと。

有名どころだと
『キン肉マン』の「キン肉マンGo Fight!」
『CAT'S EYE』(キャッツ・アイ)の「CAT'S EYE」

『シティーハンター』より
Get Wild
City Hunter~愛よ消えないで~


『ドラゴンボール』より
「魔訶不思議アドベンチャー」
「CHA-LA HEAD-CHA-LA」
「でてこいとびきりZENKAIパワー!」
このエンディングのイメージがあるので、私の中で悟飯はいつまで経っても可愛い子どものままだ。

『サザエさん』の
「サザエさんのうた」
「あかるいサザエさん」
どうやら、この2つの曲は火曜日版だったらしい。「見てた」訳じゃなく「聴いてた」だけだから知らなかった……

『ちびまる子ちゃん』より
「ゆめいっぱい」
これ、すごーく好き。

忘れてた 宝物 見つけたよ
切り取った 時間の 片隅
夕焼け 草原 風の匂い
笑顔の 魔法を 教えて

という歌詞も素敵すぎる……

『ちびまる子ちゃん』の漫画やアニメ自体はそこまで好きじゃないんだけど、この曲にはかなり思い入れがある。

キテレツ大百科』や『チンプイ』など、藤子・F・不二雄作品のアニメ主題歌も名曲揃い。

「ボディーだけレディー」
「コロ助ROCK」
「フェルトのペンケース」
「メリーはただのともだち」
「お願い・チンプイ」

「シンデレラなんかになりたくない」

そういえば、以前つぶやいてた。

あと、最近気づいたのが
「夢みる時間」
の歌詞が深すぎるってこと。

頭が Sha・ba・doo 時計より
急がなくっちゃ 走らなきゃ
追いつけ追いこせ いま何時?
のんびりしてたら びりっけつ

宿題片手に 朝ごはん
テレビを見ながら 辞書をひき
満員電車で 眠りこけ
いくつも過ぎてる ステイション

やめちゃえば?
やめちゃえばったら やめちゃえば?
誰かが心でささやくよ

夢みる時間は 友だちなのさ
なんでもなれる どこへもいける
明日がなくなる わけじゃないもの
ハートに針を 合わせてみては? いかが?

改めて読むとすごい。

平成の頃から予言されていた、タイパとコスパを極めた先にある虚しさ。これはタスクシュート哲学にも通じると思う。

「すいみん不足」
と合わせて、昭和後期~平成頃の時代を風刺する名曲。

『ひみつのアッコちゃん』より
「DON'T YOU…? 」

『魔法使いサリー』より
「不思議なサリー」
「リトル プリンセス」

サリーちゃんのエンディング2曲は超味わい深い。歌詞も素晴らしい。

どんなちっぽけな悩みだって
すぐに打ち明けて いつもいつも
キラリ ひかるタクト 魔法をかけても
君の心の中までは のぞけないから
素敵になれ ドキドキ My heart
さみしくても くじけちゃダメ!

不思議なサリー

夢の続き 探すように
ガラスの箱 そっと開いた
背伸びしてた 少女の頃
胸のおくの 宝もの
時は pas de deux 羽のステップで
私達を 変えていくわ
忘れないで 離さないで
心の天使達を

リトル プリンセス

特に「リトル プリンセス」を聞くと泣きたくなる。心の奥にある柔らかい部分について歌っているからかな? 誰にでも良心はある、と思いたくなる。

私の中では
「アッコちゃんは元気でオシャレ」
「サリーちゃんは優しくて夢を見せてくれる」

というイメージがあった。

自分が変身するだけでなく、他の世界に行きたかったんだと思う。

日常にまったく満足していない私は、アッコちゃんの設定(変身して何か騒動を起こし、また元に戻る)にあまり夢を持てなかった。

『魔法少女ちゅうかないぱねま!』より
「タマゴより難しい」

『美少女仮面ポワトリン』より
「17の頃」
「悲しみに一番近い場所」

特に「17の頃」は

朝の光と影が サッカーコートを
金色とトパーズに 染め分けてゆく

という情景描写がすごく綺麗で、メロディーも好き。


『アイドル伝説えり子』より
「涙の半分」
「UNCHAINED HEART」
も超名曲。


『特警ウインスペクター』の
「今日のおれからあしたの君へ」

は、歌詞が最高だと思う。

知っているかい? この星が
こんなに青く 美しいわけ
どんな生命(いのち)も おなじまぶしさ
おなじ重さで 生きてるからさ

こんなん、深すぎて幼児には分からないよなぁ……でもずーっと胸の中で生き続けている言葉だ。

これのおかげで「人権」が当たり前のように心にあるのかも。いや、むしろ人間至上主義の否定も含まれているんだけど。

ただ、カセットテープのA面かB面かが終わってしまったせいで「あしたは君が つくってくれ」の後は知らないというオチ付き。

カセットテープには、NHK『みんなのうた』の曲も収録されていた。

1番好きなのは「ジャングル・ダンス」

動物園が苦手なのは、これをずっと聴いていたからか? なんか
「動物はどう思っているのかな?」
という方向性に思考が行ってしまう。自分のことを檻の中の動物のように感じてシンパシーを持っていたのかも?

「おはようクレヨン」

これを聴くと、洋食の朝ごはんが食べたくなる。


「風のオルガン」

「かぜのおじさん」って覚えてたから間違いかと思ってたら、歌詞はそれで合ってたらしい。


「メトロポリタン美術館」

トラウマソングとしても有名。でも私は嫌いじゃない。

あと、『ひらけ!ポンキッキ』の歌もたくさん入っていて。

「ほえろ!マンモスくん」
「アラビアのおひめさま」
「回文21面相」
「ドキドキドン!一年生」
「はたらくくるま」

あたりは特に好きだったなぁ……

「ほえろ!マンモスくん」は、今振り返ってみても歌詞が上手だなーと。ママとパパの行動を表すだけで「マンモスがいても変じゃない」と表現できている。


そうそう、『世界名作劇場』も色々聞いてた!

『私のあしながおじさん』より
「グローイング・アップ」
「キミの風」


とりあえず以上。長かった……

平成のアニソンは、有名なもの以外にも良い曲が多い。
「流行ってなくても子ども向けでも、良いコンテンツは世の中にたくさんあるよね」
と、強く思う。

歌番組を全然知らないから、アニソンと学校で習う歌しか知らなかった。そこが同世代の知人友人と違う部分。

合唱曲なら『もみじ』とか『さよなら友よ』とか、何気に好きだったな……

夫はテレビっ子で、生まれる前の曲にも慣れ親しんでいるから(当時の懐メロだったんだと思う)、余計に異質さが際立つ。


音声を全部覚えておくとオトク⁈

録音されていたのは曲だけではなく、実はアニメ本編も。

もちろん全部ではないが、『アンパンマン』のエピソードは大量にあった。世界名作劇場の『ピーターパンの冒険』数回分や、ディズニーのお話(コンテンツとして売られているテープ、名前までは不明)も。

学校を体調不良で休んだ日は、微熱でも寝てないといけなくて。つまらない時にはそのカセットテープを聴いていた。

「ディズニー、知ってるのと少し違う! 原作を見ると新鮮!」
なのは、これが原体験だからかもしれない。

「音をそのまま覚えて声に出すこと」を、妹と一緒に楽しんでいた。

塾の英語CD(教材)のストーリーを全部記憶して、セリフの言い合いっこをしていたのが印象的。今でも音声をそっくりそのまま再生できる部分がある。

これは、子どもと一緒に時々『となりのトトロ』を再現するのと似てる。

秒単位で「この場面にこの言葉が来る」って再現(アテレコ)する感じ。

夫も昔『もののけ姫』で似たようなことをやってたらしいけど、やらない人とやる人がいるのかな? それとも一定の環境下にあれば皆やるもの?

音楽で言えば、メロディだけでなく伴奏も全部一緒に入ってる感じで。

昔、妹がエレクトリカルパレードの曲を着メロにする際(作成できる機種があった)、音を楽器ごとに分解して聴いて作って最後に重ねていたけど、それに似た感じだ。耳コピってやつ?

そこまで私はできないけど、メロディーライン以外もしっかり記憶してる。

「覚えておくと自分で好きなタイミングで再生できるから、つまらない時に暇つぶしできて便利」
という意味もあったのかも?……ふと最近思い至った。


ここまでのあとがき

小学校時代には親の制限が強くて辛かったけど、確かに好きなものも色々あったなぁ。色々思い出せて楽しかった!

ただ、この時代(低学年中学年)は親から与えられていたコンテンツがほとんど。小学校高学年頃からはだんだん「自分で選び取りたい」と思うようになる。

pan.さんも自分史の中で最近言っていたけど、子どもから大人になる過程でそういう時期があるよね。

うちの子ども達も、今ちょうどそこに差し掛かっているのかも?


私も当時、親以外の周囲(クラスメイト・友人・知人など)から学ぶようになった。そして反抗期を迎えるのだが……

それはまた次回。お楽しみに!


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