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うつ状態の海を漂う

スガカオルです。

体調的にはうつ状態が続いている。
かれこれ一年近くうつ状態のまま、低空飛行でやってきた。

境界性パーソナリティ障害でもあるわたしはうつ状態になる。
しかし、うつ病とは違う。
一過性のうつ状態なのだ。

しかし、わたしにとって、これだけ長くうつ状態が続いているのは珍しい。

最近のわたしのうつ状態の中、その原因、どのように過ごしているのか、どんなふうに対処しているのかなどを話したいと思う。

お付き合いいただけると嬉しい限りである。

うつ状態の原因

約一年間、うつ状態のまま低空飛行でいる。
思えば、一年前は入院していた。

入院中、なんとか一人暮らしの方向に持っていこうと、画策していた。
ケースワーカーと親と一緒に面談したりしたが、結局資金不足で計画がとん挫した。

入院する前から一人暮らしへと結びつけないかと各所に相談していた。
しかし、その頃は親が反対しており、ストレスが溜まってしまい急変して医療保護入院で閉鎖病棟の保護室へと搬送された。

入院中もどうにか一人暮らしへと向かうべく、ケースワーカーを交えて家族と話し合いの場を設けた。
その話し合いも虚しく、入院費もかかるとのことで中途半端に退院してきた。

一人暮らしの話はその話し合いののちに了承してもらえたが、未だに進展のないままである。

うつ状態の原因はとん挫した一人暮らしの話が進まないことのようだ。

資金を貯めるべく、固定費を削減しようと先日、公営住宅に申し込んだ。

一人暮らしは以前にも経験があるが、家の玄関をのぞき込んでいる不審者の男と鉢合わせになったことで体調が悪化し、安全のために実家へと戻った。
親が高齢となった今、障害者と高齢者の同居は老老介護のようなものだ。
必ずいつか破綻する。

そんな将来を鑑みて、親が元気なうちに再度一人暮らしを始めたいと思ったが、一向に進まないまま、うつ状態が続いてる現在に至っている。

うつ状態の海を漂いながら…


うつ状態がこれほどに長く続いたのは初めてかもしれない。
果てしない大海原を海月のように漂っているかのような長い長いうつ状態。
布団とお友だちになっている状態が続いている。

うつ病の人はこれが何年も続くなら、それはそれはつらいことだろう。
約一年間、うつ状態が続くだけでもつらい。
とにかくつらいのだ。

特に天気によって左右されてしまうのが、体調が安定しない要因となっている。

うつ状態が緩和されるようにと、とりあえず行動してみることにしている。
とりあえず行動してみて、休み休みになってしまうけれども、できることを増やすのを実験中である。

薬は退院後から変わっていない。
主治医としては、薬を変えて悪化するのを避けている様子で、慎重になっているみたいだ。
打診したが無駄足だった。

休み休みでいいからできることをやっていく。
無理はしない。

以上を目標にしている。

動いてみればできると実感する。
しかし、その後の疲れは否めない。

地域活動支援センターに通っているが、週に一日でもその場の人たちからの声などの刺激によって疲弊してしまう。
帰ったら即バタンキューだ。
なんなら翌日も眠りの中だ。

もともと音などの刺激に過敏に反応してしまうわたしにとって、人の中にいることだけで疲弊してしまう。
それでも社会性を保つため?引きこもらないようにと心がけている。

人を避けるのは簡単だ、回避することは簡単だ。
それでも回避しているだけでは解決にならない。

だから時にはぶつかって、倒れそうになりながらも社会とつながりを絶やさずに生きていきたいと思っている。

それがわたしにとって、いつか助けになる日がくると信じているからだ。

社会とつながりを持つことは精神障害者にはハードルが高いことだと思う。
それでも、そのつながりは必ず自分のためになると思い、うつ状態の中でも社会とつながりながらやっていっている。

うつ状態な低空飛行でやっていく

無理はしないで、休み休みやっていくことにしている今、それでもできることをやろうとしている。

毎日のタスクが思うように埋められないのがもどかしいが、それでも毎日のタスクを作ることは忘れない。
目標を持って日々生きることは人間にとって大切な生きる目標となる。

怠惰な人間だからこそ、毎日なんとなしに生きると本当に何もなく1日が終わってしまう。
それはわたしにとって勿体ないことだと実感を持って思う。

人には限られた時間しか生きられない。
その中でうつ状態な時があったとしても、時間は進んでいく。

だからこそ、「まず動いてみろよ」と自分に言い聞かせている。
言い訳しないで動いてみろよと自分に問いかける。

出来ることがあるならやってみなよ、やりもしないで文句を言う時間があるならその時間動いてみろよと。

わたしは自分には厳しいとわかっている。
時には休むことも必要だと思っている。

でも今まで症状で時間を費やしてきた分はもう取り返せない。
だからこそ今やることを心がけている。

症状に巻かれそうになったときにはとりあえずストレッチをしている。

あと、毎朝心のデトックスとしてノートに心の中を書くようにしている。
朝にノートに書くとやりたいことで溢れていると気がつく。
そう、うつ状態でもやりたいことがあるのだ。

それでもできない時もあるが、それをダメだとジャッジしないようにしている。
そんなときもあると言い聞かせて自分を罰するのを避けている。

自分を罰するように自傷行為をしていた。
そのときには戻らないと誓っている。

うまくいくことばかりではない、時には失敗もする。
その失敗は自分の思い込みであると最近は思うようになった。
他人にとってはそれはどうでもいいことであり、許せることなのだと感じるようになった。

そう思うと気が楽になった。
何度も失敗していい、失敗の中から成功は生まれるモノだ。

最近はそんなふうに考えている。

ちなみに後半部分は布団に寝転びながらスマホで書いている。
そんなふうにしながら、このうつ状態の中を漂っていきたい。


ではでは、またね。

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