(原案)「推し活」文化を許容し、いつの間にか「担当」を降りていた話。

どうも。


「推し」って言葉、最近よく聞く機会が多い。
そして、自分も使う機会が多くなった。

これはある日を境に、「担当」と呼べなくなったしまった話。

※ 2024/06/27 加筆 修正





考えるきっかけは聞こえてきた会話とポスト


先日、舞台を観に出かけた際に飲食店内で聞こえてきた何気ない会話が気になった。


そして、後日このポストを見つけた。






「担当」という言葉



事務所のタレントが好きな人間にとっては
切っても切り離せない言葉、「担当」

最初聞いたときは、違和感しかなかったが
同じ事務所のタレントが好きな人同士で会話する際には必須用語になるため、使用頻度と見聞きする時間の多さによって、違和感は薄れていった。

田辺さんがおっしゃるように人生と表現できてしまうくらいその人にとっては大好きで仕方がない存在。
平たく言えば「推し」かもしれないけど
好きな対象とかかわる程度の問題を絡めると、最近の「推し」に対する言葉の軽さと重さ、深みに違和感を感じるようになった。






「推し」という言葉


ふと思ったのは、AKB48が総選挙を開いていた時期。「推し」ってそんなに軽い言葉じゃなかった印象がある。

当時のオタクの熱意も相まってなのか、知り合いにも投票を頑張っている人たちがいたし
その必死さが重さとして感じていたかもしれない。

KPOPはYouTubeの再生回数、音楽番組での投票が重要視されることを最近知り、数字で結果を出すことをファンは意識しているように感じる
でないと、その後の活動に繋がらない場合もあるらしくシビアな世界だなと思った。

日本(AKB)では選抜メンバーを選ぶ。
韓国ではデビューメンバーを選ぶ。

オタクが必死で誰かの為に尽くしている姿、まさに推している(応援している)姿は、人によっては理解しがたいことかもしれない。
だが、推しには輝いていてほしいとか、その後の成長を見守ることが好きな気持ちが強いとか、ただそれだけだと思う。

きっと現場に行って少しでも推しの姿を見ていたい気持ちも強いだろうし
気持ちの表れとして行動にも出やすい
実際、日プ女子にはまって、ファンミも行ってしまった人間がここに…。






「推し活」文化により言葉の重みが逆転した?


昔よりはみんな好き勝手応援しているような印象がある。
いや、大前提として好き勝手すればいいけど、最近は概念や流行りとして「推し」が存在して「わたし楽しい~~~」ってことを見せるような
「推し活」文化が勢力拡大中な印象。
(あくまでもイメージ)

ただ、アイドルを応援するってこうあるべきとか、こうしたほうがいいって
他者に意見したり、踏み込むのはちょっとナンセンスだとは思うから、良いと思う。

例えば
ラーメンが好きって言葉の裏には、醤油も味噌も塩も好きなのか豚骨だけが好きなのか、いろんな背景があるじゃないですか。
店が好き、そこの店に来る人が好きとか。

それぞれの好き、人によって違うから
人は人、自分は自分で好きに「推し」たらいいとは思う。

でも、チケット代が高い、会場が遠い、配信をしてほしい.…そもそもチケットが取れない…とか
推しがいれば当たり前にかかるお金や時間といった自己都合で「推し活」を制限していると
ひたすら行動して、人脈作って、日々そのために生活している人にとってはいい気分はしないかもしれない。あなたの応援はその程度かと。
現場に行けている人はそれなりに努力しているし、きっとお金や時間といった自己都合を障壁とも思っていない。
だって、「担当」だから当然でしょ?って。






いつの間にか自己都合を許容した


少し前に、目黒くんがFENDIのジャパンブランドAmbassadorに就任しました。


2024年1月にミラノのファッションウィークに参加し、その後就任という流れでした。なんだかすごいんだな?とざっくりした感想しか持てなかったけど、時間がたった今もそんな気持ち。

就任式後のインライで泣くほど、Ambassadorに決まったことがよほど嬉しかったようで、同時に
Instagram開設の謎が解けてスッキリした。
(そうだよね、圧倒的に宣伝用でしか動かしていないもんね)

インライを観終わったあと思ったのは
”え、わたし、パスポート取らなきゃなのか?” ということだった。

Ambassadorになったということは、そのお勤め終わるまで目黒くんは定期的に海外に行くということか...?なるほど、その姿を見に行くついでに観光なんかしちゃったりして?一石二鳥だ!
よし!パスポート取得だ…!



と、行動に移すことなく今日(2024/6/15)を迎えている。

え、だって海外だよ?
てか行ったことないし
英語も話せるわけじゃないし
旅費代に対して、え、コスパ悪くない??
いやいや、だったら国内でツアーやったり
イベントにあたったときのために
お金取っておきたいよ。

と真っ先に思った。

けど、しばらくして、


そうか、これが自己都合の障壁か。

みんなこうやって理由を付けて自分がやりやすく楽しい応援の仕方を線引きしているのかと、思いのほか腑に落ちてしまった。

SNSを見れば、ミラノで目黒くんを見ようと行動している人は一定数いらっしゃったし、全然予測して行動しやすいイベント(って言っていいのか)なのは容易に想像できた。
だって行けば見れるからね。

最近は
ライブや舞台は当たれば行こう
自宅から近い会場あればそこへ行こう

妥協しがちだった。交通費を理由に比較的近い現場に行きがちだった。

便宜上「担当」って言葉を使うことはこれからもあるだろうけど、本当の意味で名乗るだけの自信はこれっぽっちもなくなった。
実際、お金の問題は年齢を重ねるごとに考えてしまうし、好きな対象が増えつつあるためすべてに100%全力投球は現実的に厳しいのが現状。



誰でもアイドルや応援したい対象にとっつきやすくなったのも「推し活」文化のおかげかでしょうか。

目黒くんが海外で仕事をしている姿を画面越しで見て満足しているよ。


面識があるみなさま。
中途半端で安上がりな自分を
どうかこれからもよろしくお願いします。


おわり。







P.S
目黒くんの短パン姿かわいかった。
個人的にはスーツが好みです。


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