私を構成する100枚をうっすら紹介する~邦楽編~
私を構成する100枚のアルバムをうっすら紹介…したかったけど疲れるからちょっとずつ追記していつか完成させます。
紹介の流れ
まず番号を割り振り、アルバムタイトルと「/」を挟んでバンド名を記す。そして紹介したアルバムの簡単な概要と、改行を挟んで筆者個人の感想をそれぞれ144字以内で述べる。また、以下から紹介したアルバムの中で私のお気に入りの曲をそのアルバムから2曲だけアルバムの何番目の曲か(CD基準)と共に記す。図1は私を構成するアルバムのジャケットをまとめた画像であり、左上から右下へ順に紹介していく。
音楽のジャンルや登場人物、楽器についての説明を交えながら、キーワードは太字にするなど、初学者にも概観がわかるように善処します。
1.jupiter/BUMP OF CHICKEN
BUMP OF CHICKENが2002年に発表した通算3枚目のオリジナルアルバムである。バンドの代表作である「天体観測」が収録されている。オルタナティブロックと形容される。
多重録音した適度に歪んだギターがロックでありながらも優しいバンプ特有のサウンドを作っていると思います。1曲目なんかはU2的ですね。このときのバンプは歌詞がちょろちょろ尖っててひりつきます。
2.ハチミツ/スピッツ
スピッツが1995年に発表した通算6枚目のオリジナルアルバムである。「ロビンソン」「涙がキラリ☆」が収録されており、累計200万枚を売り上げた。
全曲キャッチーで元気いっぱいなポップスのアルバム…と思いきやY(9曲目)のような落ち着いた曲があったり6、10曲目なんかはゴリゴリに歪んでてロックしてたり、アルバムを通して緩急があって面白いです。
3.THE BLUE HEARTS/THE BLUE HEARTS
ブルーハーツが1987年に発表したデビューアルバムである。日本におけるパンクロックを代表するアルバムの一つで、「終わらない歌」「リンダリンダ」が収録された。セルフプロデュースかつセルフタイトルの作品である。
パンクロックのアルバムなのですが、ギタリストの真島昌利がブルースをルーツにもつということもあり、ブルースとパンクを融合した独自の作品へと昇華しています。デビューアルバム特有の粗削りなサウンドが最高です。
4.ひこうき雲/荒井由実
荒井由実が1973年に発表したデビューアルバムである。「ひこうき雲」が収録された。細野晴臣がベースで、鈴木茂がギター、林立夫がドラム、そして松任谷正隆がキーボードで参加している。
純粋なポップスです。空に纏わるワードがちりばめられており、コンセプチュアルにまとまっています。幼気な声質による5曲目のようなファルセットや8曲目の張り上げた声など、多様な表現が飽きないです。
5.氷の世界/井上陽水
井上陽水が1973年に発表した3枚目のオリジナルアルバムである。忌野清志郎との共作である「氷の世界」が収録された。レコードは日本で初めて100万枚を売り上げた。フォークロックに分類される。
どの曲も元を正せばフォークソングのはずなのですが、ロックな編曲によってかっこいいアルバムとなっています。しょっぱなから勢いが凄まじく、一曲目を聴いた瞬間にこれは名盤だと確信するはずです。
6.ソングライン/くるり
くるりが2018年に発表した12枚目のオリジナルアルバムである。「その線は水平線」「春を待つ」「忘れないように」は過去に作られた曲で、本作で再録された。
アコースティックのサウンドが安心します。ただし5曲目はプログレです。随所随所でビートルズやオアシス、ビリージョエルの引用をしていて思わずニヤッとしちゃいます。
7.全知全能/ポルカドットスティングレイ
ポルカドットスティングレイが2017年に発表したメジャーデビューアルバムである。バンドはTwitterを通して結成された。バンド名はエイの一種に由来する。
所謂邦ロックのノリではありつつも、ブルース的なギターのアプローチを感じます。でもギターリフはこの上なくキャッチーで素晴らしいです。ボーカリストの雫さんの英語っぽい日本語が聴いてて気持ちいいです。
8.フジファブリック/フジファブリック
フジファブリックが2004年に発表したメジャーデビューアルバムである。作詞作曲とメインボーカル、ギターを担当した志村正彦は2009年に亡くなった。
ヘンテコな曲ばっかりなのですが不思議とかっこいいです。1、2、9曲目はそれぞれ「春」「夏」「秋」をイメージした曲で、見事に体現されています。「冬」は彼らの次のアルバムに収録されています。
9.delayedead/syrup16g
syrup16gが2004年に発表したデビューから5枚目のオリジナルアルバムである。未発表曲や過去に発表した曲を再録したアルバムで、アルバムタイトルは自身のアルバムをもじったものである。
どこまでもネガティブで救いようの無い歌詞にボーカリストの五十嵐隆の不安定な声と激しいギターと安定感抜群なベースとドラムと圧倒的なメロディセンスに私は壊れそうです。
10.Char/Char(竹中尚人)
Charが1976年に発表したデビューアルバムである。ブルースロックに分類される。ギタリストかつボーカリストであるCharはアルバム発表当時21歳である。
日本にこんなカッコいいブルースロックがあったんだと感激して、思わず泣いた記憶があります。歌謡っぽさもあり、日本ならではのブルースロックになっています。キーボードも俺好みの音でたまらない。
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