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対話はすべての問題を解決する (メルマガ「対話で組織が変わる」バックナンバー#1)

メールマガジン「対話で組織が変わる」を発行開始しました!
配信後1週間をめどに、noteでバックナンバーを公開していきます。

ーー以下バックナンバーーーーーーー

こんにちは。

本メールマガジンにご登録いただき、
ありがとうございます!

対話による組織変革の会社Co-Evolutionの
末広信太郎です。

人と組織に向き合う想いのある皆様に
エネルギーを届けてきたいと思っています。

ぜひ楽しみにしていてください。

今日は、

「対話はすべての問題を解決する」

についてです。

みなさん、組織の中でお仕事する中で、
さまざまな問題に直面すると思います。

実は、多くの問題に共通する原因があります。

それはなんだと思いますか?

それは、人と人の「認識の違い」です。

ほとんどの問題は、この認識の違いが原因で
起こっています。

それはどういうことか?

人は誰でも自分の認識の範囲で合理的に
思考します。

が、人によって認識していることの範囲が
違います。

だから、「何が合理的なのか?」は
人によって異なるのです。

このことを「限定合理性」といいます。

例えば、ある会社では営業部門と生産部門の
間で対立がありました。

営業部門の人たちは、普段から触れている
顧客の要望やニーズを認識しています。

顧客が急いでいる。

そのニーズに極力応えようとするのが
合理的な判断になります。

一方で、生産部門の人たちは、日々工場で
仕事する中で、製品の納期や品質に向き合っています。

なので、納期と品質を守れるようペース配分
することが合理的判断になります。

この二つの部門の人たちが一緒に仕事を
するとどういうことになるでしょうか?

営業はなるべく顧客の要望に応えて
短納期でも受注をしようとします。

工場は、なるべく長い納期で品質を
確保しようとします。

営業からは、

「なぜ工場はいつも『できない』の
一点張りなんだ」

という不満が。

工場からは、

「なぜ営業は工場の状況も気にせず
顧客の要求を受け入れるんだ」

という不満が出ることになります。

これは、どちらが悪いということではなく、
人が認識できる範囲が限定されていることに
よる、構造上の問題ですよね。

組織は、構造上の問題として、限定合理性の
罠に陥ってしまいます。

特に日本の組織は縦割り型が多いので、
この罠に陥りやすいです。

問題は、人と人の間で起こります。

限定合理性による人と人の認識の違いが、
多くの問題を引き起こしています。

では、限定合理性の罠を回避することは
できないのか?

それは可能です。

可能にするのが「対話」です。

対話は、お互いの本音を聴き合う
コミュニケーション。

対立構造にある人たちが本音を言い合えば、
そこにあるのは不満です。

ケンカになってしまうかもしれない。

本音を聴き合うのは怖いことです。

それでも、本音を聴き合うことなしに、
問題の本質的解決はありません。

次回は、「対話」についてさらに深めていきます。

それではまた次のメールで。

末広信太郎

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