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組織の中で自分の想いを実現する方法

こんにちは。

対話による組織変革の会社Co-Evolutionの
末広信太郎です。

今日は、

「組織の中で自分の想いを実現する方法」

についてです。


このnoteを読んでいる皆様は、
想いを持っている方々だと思います。

たとえば、

より自分らしく力を発揮したい想い。

より本質的なことをやりたい想い。

組織をより良くしたい想い。


例えば、あなたが「この組織にはもっと
みんなが共感できるビジョンが必要だ」と
いう想いを持っているとします。

ただ現実は、組織のほとんどの人が目の前
ことでいっぱいいっぱいで、ビジョンを
考えようなんて意識は持っていない状況
かもしれません。

あなたはどのようにして、あなたの想いを
現実化しますか?



あなたの想いを現実にするためには、
いくつかのハードルを越える必要が
あります。


第一のハードルは、まずあなたの想いを
現実にすると「決める」こと。

組織は色んな人の思惑や想いで動いて
います。

自分一人がそれを実現しようと決めても、
周りの同意を得られなければ、実現は
できないじゃないか。

そう思うかもしれません。

それでも、まず自分の思いを実現すると
決める。

これが何かを実現したい時に一番大事な
最初の一歩です。


私の例で言えば、私の前職時代、
ITの仕事から組織開発の仕事にシフトと
まず「決め」ました。

その後、ITコンサルとしての力を期待され、
顧客のデジタルトランスフォーメーション
組織立ち上げのメンバーとして実質的に
出向する形になることが決まりました。

私が顧客から期待されていたのは、
ITコンサルとしての力。

しかし私は、私は新組織立ち上げに一番
大切なのはITの技術的要素よりも、組織
開発の要素だと感じました。

ITコンサルとしての力はもちろん発揮する。

しかしそれ以上に、まずビジョンを創り、
組織がワンチームになることが一番大事。

新しい組織の組織開発の役割を担うことを、
顧客に相談する前に「勝手に」決めました。


組織の中にいると、まず上の人に相談しよう。
それでダメと言われたら諦めよう、という
感覚になることが多いと思います。

しかし、本当に大きな変化を起こしたい
時は、周りからの抵抗があるのは当たり前。

多くの人は今まで通りがいいのです。
コンフォートゾーンから出たくない。

だから、一番想いがあるあなたが、
まず自分の想いを現実にすると決める。

ここから全てが始まります。



さて、あなたは自分の想いを現実にすると
決めました。

第二のハードルは、「キーパーソンと想い
でつながる」です。

あなたが組織を変えたい想いを持っている
「鍵」だとすると、キーパーソンは「鍵穴」
のような存在。

組織の中で影響力を持っていて、この人が
決めたら組織は動く。そういう人です。

会社全体を動かしたければ、多くの場合は
社長かもしれません。

本部なら本部長、事業部なら事業部長、
部なら部長、課なら課長かもしれません。

もしくは、ポジションに関わらず、実質的
に一番影響力を持っている人かもしれません。

あなたがその組織のトップなら、あなたは
鍵と鍵穴をすでに両方持っています。

鍵であるあなたが、鍵穴である
キーパーソンと想いでつながると、
組織の変化の扉がパカンと開きます。

あなたの「想い」とキーパーソンの持つ
「力」が融合する。

想いは愛。

「愛」と「力」が融合した時、大きな変化、
大きな創造が可能になります。



そんな簡単に言うけど、キーパーソンと
距離も近くなし、説得なんてできないよ、
と言う声が聞こえてきます(笑)

しかし、あなたの想いが本当に強ければ、
それは可能です。

心からの想いを持って「あなたと話したい」
と言う人の話を聞かない人は少ないです。

ほとんどの人はあなたと話す時間をとって
くれるでしょう。

必要なのは勇気です。


そして、キーパーソンと話す機会が
得られたら、その人と想いでつながる
ことです。

大事なのは、あなたが話したいテーマに
ついて、そのキーパーソンの想いを
引き出すこと。

組織で力を持っている人は、多くの場合、
その人なりの強い想いを持っています。

それは、何かを良くしていきたいという
想いです。

その想いを十分に引き出せたら、あなたの
想いとの重なりが見えてきます。

あなたの心に、その人への共感が生まれます。

その上で、あなたの想いを100%の力で
伝えます。
あなたの感じている痛みも、もどかしさも
可能性も、抑えず100%で伝えます。

「こいつはマジだ」と思わせる、
100%のあり方が大切です。

そうすると、相手の心にもあなたの想い
への共感が必ず生まれます。

人の深いところの想いが共有されると、
なぜか想いが必ず「つながる」という
現象が起こります。

これは「対話」の力。
再現可能な奇跡だと感じているのですが、
ほぼそうなるのです。

想いのつながりが生まれると、そこから
新たな「創造」が始まります。


先ほど出した私の例でも、その時の
キーパーソンは、出向先のDX組織の
組織長さんでした。

彼との面談の際に、私は彼の想いを
思い切り引き出すことに注力しました。

彼の想いに私も心から共感しました。
彼が感じている課題感も引き出しました。
彼から見えている風景を理解しました。

その上で、私の想いを100%で思い切り
伝えました。

私と彼の間に、想いのつながりが生まれました。

「やってみて」

という言葉をもらいました。



ここまで来れば、あなたの想いを現実化
するハードルはあと一つです。

第三のハードルは、「やり続けること」です。

想いの現実化への行動をやり始めると、
たくさんことが起こります。

色々な抵抗にも遭うでしょう。

色々うまくいかないこともあるでしょう。

それば全て学び、世界からのフィードバック。

それらを全て自分への成長のメッセージと
受け取って、想いへ向かって進み続けます。

そうすると、仲間が増えていきます。

だんだんとあなたの想いへの共感の輪が
広がっていきます。

そしていつかあなたは感じるでしょう。

「ずいぶん遠いところまで来たな」

と。

過去のあなたから見たら、奇跡としか
思えない変化が起きていることに
気づくでしょう。

組織変革って、そういうことなんです。

あなたが、あなたの組織で、あなたの
想いを実現すること。

それが組織変革です。

すべては一人の想いから始まります。

あなたの想いが、あなたの組織の希望です。

あなたの想いを諦めないでください。


私の話の、その後。

その後、私は自分がやりたいことを全部
やらせてもらって、その組織がビジョンで
つながり、そのビジョンを実現する
第一歩の成果を半年でつくることに成功
しました。

一緒にやった組織のメンバーと喜びを
分かち合い、たくさん感謝しあって。

私は感じました。

「ずいぶん遠いところまで来たな」

それは、昔の私からすると信じられない
ような場所でした。

会社員としてやれることはやり切ったなと
感じました。

そして、私は独立することにしました。


今いる組織で、あなたがあなたの想いを
実現すると「決める」。

キーパーソンと想いでつながる。

そしてやり続ける。

いつかの未来ではなく、今この瞬間、この
職場で、真にあなたらしい生き方を始める。

それが周りへの一番の貢献になります。

自分の想いに許可を出しちゃいましょう。


それではまた次のメールで。

末広信太郎



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・合意形成が難しい場面でも、合意形成できるファシリテーションを身につけたい
・チームや組織・会社の枠を超えて人を巻き込み共創を生み出すリーダーシップを身につけたい
・メンバーや社員の自律性を伸ばしたい
・本音で話せる心理的安全性のあるチーム・組織を作りたい
・デジタルトランスフォーメーションを成功させたい
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