見出し画像

【後編】転職エージェントの僕が有料転職相談サービス「マジキャリ」を始めた理由

こんにちは。アクシスという会社で代表をやっています末永雄大(すえなが ゆうた)と申します。

昨日に引き続き、二記事目のnoteになります。

Twitterやyoutubeも頑張ってます。フォローやチャンネル登録いただけるととっても喜びます。

昨日は、「転職エージェントの僕が有料転職相談サービス「マジキャリ」を始めた理由」の前半を書かせていただきましたが、今日はその続編として後半を書かせてもらいました。

こちらで完結となりますので、是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

すべらない転職のyoutubeチャンネルでも、有料転職サービス、キャリアコーチングについて動画で解説させていただいているので、よろしければこちらもご覧ください。

人材業界・エージェントサービスに対する世の中の不満

画像1

僕は正直、ずっと残念に思っていたんです。

世の中の人達に「転職エージェント」というサービスが悪く言われる事を。

そして新卒で入社した大手人材会社のOB・OGの先輩方が独立・起業後に転職エージェントをやっている事をなぜか自虐的に語る事を。
(会社員時代にエージェント価値を語っていたのは嘘だったの?とも思いました)

リクルートエージェント在籍時代は大手でいわゆる分業体制でしたので、僕自身は、企業担当としてリクルーティングアドバイザー/法人営業しか経験した事がなかったのですが、なぜか個人担当でないにも関わらず、転職者個人とのご縁が多くありました。

例えば、新卒入社直後のエージェント人生初の初転職決定者とは企業の面接前に待ち合わせしてランチに行き、そこで意気投合して選考途中に自宅ホームパーティーに招いて上司に叱られました。
その後、彼とは長い付き合いで、結婚式にも呼んでいただいたり、10数年経過した今でもお付き合いがあります。

他にも、自分が担当していたベンチャー企業に内定を獲得した女性の方が当時入社の意思決定で悩まれていると聞いて、担当キャリアアドバイザーに許可を得て電話でじっくり相談にのらせてもらいました。
その後、担当するベンチャーに意思決定をされたのですが、後日彼女からキャリアアドバイザー経由で僕宛の手紙をもらいました。

手紙には、「末永さんが最後電話で「話を伺った限りでは○○さんは自信持って良いと感じますよ。大丈夫」と背中押ししてくれたから、正直自分の中では入社したいとある程度気持ちは固まっていたけれど、勇気を出して新しい自分にチャレンジできたんです。本当に感謝しています。」といった内容があり、その日はちょうど四半期最終営業日だったんですが、一人でデスクで号泣したのを覚えています。

個人に向き合う中で感じたエージェントの価値

画像2

2011年に独立してから、初めて個人担当として転職サポートを本格的にスタートしましたが、それ以来、毎日多くの転職者の方のサポートをする中で本気で向き合ってきました。

正直向き合い過ぎたことも多々あります。

その過程で、僕も転職者も、泣いたり、怒ったり、喜び合ったり。

ある意味でハチャメチャだったし、ややサービス過剰で若かったな〜と思うところも正直あります。

でも、それくらい本気だったし、それが転職者の皆さんにも伝わったからこそ、彼らも本気で答えてくれたんだと思っていますし、彼ら彼女らとは今でも節目節目で連絡をいただけます。

転職エージェントという仕事は、「たかが」ではなく「されど」というスタンスで真剣に向き合えば、人の人生や成長に向き合い、彼らの思考の癖や葛藤、変化に寄り添い、転職やキャリア形成によって物理的な生涯年収アップなどの経済的なメリットを提供できたり、お客さんとその後の人生も含めて長期で付き合っていける。そしてきちんと成果を出していければ、収益性も高く商売としてしっかり儲かる。

こんな素晴らしい仕事は他にはないと本気でずっとそう思ってきましたし、今もそう思っています。

エージェントの課金モデル故の課題?

画像3

それなのに、

世の中の転職エージェントの評価・評判は低く、転職エージェント=悪。なぜならば、それは企業からお金をもらっているから。

という物理的構造論だけでエージェントサービスそのものが断罪されがちです。

それがとても悲しく、寂しく、悔しく、残念に思ってきたのです。

確かに、転職エージェントの中にも酷い行いをするエージェントが存在する事は事実です。

僕自身も、過去に自分がサポートしている転職者が、他社エージェントにも登録しており、彼らの対応により、転職者が大きく傷ついたり、非常に不利な扱いを受けて、怒り狂った事も何度かあります。

でも、一方で素晴らしい実力とモラルを持ったエージェントの方もたくさんいるのです。

にも関わらず、エージェントについて語られる度に、企業からお金をもらっている=個人を向いていないと断罪される事が、
僕らがこれまでこだわってきたサービスポリシー自体が矛盾していると断罪されているようで、否定されているようでモヤモヤする気持ちが正直ありました。

「じゃあ、いっその事、転職者からお金をとれば信じてくれるんですか?」と。

僕は、そんなわけはないと思っています。

これまで転職者が目の前で悔し泣き、嬉し泣きして、一緒に喜びを分かち合い、その後も都度、節目ごとに仕事の成果や成長を報告してくれて、今でも転職支援後7年以上の付き合いの方が多数いて、価値を感じてくれている実感がある。

それでも一度だって彼らからお金はいただいていません。

ビジネスにおいて関係者すべてを幸せにするのは不可能?

画像6

僕は、企業からお金をもらっているから、だから、個人に価値は提供できないなんて言い訳はしたくはない。

どんな仕事だって、そこに関わる人全員を大切にする事は当たり前の事であり、お金をもらっていないから大切にしないなんて論理は馬鹿げています。

例えば、いち創業経営者として考えても、会社においても、お金をいただく顧客はもちろんとても大事です。

でも、顧客に価値を提供する社員やパートナーに対しては、むしろ給与というお金を支払う側であるけれど、彼らが大事ではないのかと言えば、全くそんなわけはないですよね。

採用においても、企業が求めているのは、採用決定ではなく、採用した人の定着と活躍です。

それは個人にとっても同じであり、入社ではなく、入社後の定着と活躍がキャリア形成や個人のやりがいや幸福に繋がります。

企業からお金をもらっているから、企業を向いて個人をおろそかにしてしまうそんなポジショントークや思考停止した一般論はクソ喰らえです。

何事もやり切ってからこそものを言える説得力

画像5

でも・・・・

やってもいない事をやらないままに否定するだけでは、説得力がありません。

しつこいですが、弊社アクシスのミッションは

「ヒトとITのチカラで、働くすべての人を幸せにする」

です。

スクリーンショット 2020-02-19 23.19.49

「働くすべての人」を幸せにすると良いつつも、現状のアクシスのエージェントサービスだけでは、実際のところ弊社が紹介する求人企業とのマッチ度の高い方々にサポート対象層を絞っており、「すべての人」を幸せにするには限界があるのは事実です。

例えばですが、弊社のエージェントサービスにお問い合わせをいただく中で以下のような方々からのご相談が多くいただいてきました。

・弊社が取り扱わないハローワークやWantedlyにしかない求人や、保守的な業界・会社の求人の紹介を希望する人
・既に他社エージェント経由で求人応募しつつアクシスに面接対策を希望する人
・当面は転職する気がない人

こういった方々が良い悪いは全くないにも関わらず、現状の弊社アクシスのエージェントサービスの対象層は、あくまで20代で自立したキャリアを目指したい人達のみです。

そうすると正直、メーカー・金融業界などで安定的に働きたいという志向の方だったり、30代以降の方をサポートできず、お断りせざるを得ないという限界があります。

前述した通り、アクシスのエージェントサービスとしての求人の取り扱いも、20代の自立志向の方に合致した業界や職種の求人しか取り扱わないポリシーです。

個人からお金をいただき、転職・キャリアサポートを行う事で、そうした求人取り扱いや人材紹介の課金モデルという制約条件の限界を突破する事ができる。

雑音なく正々堂々、本気で個人に向き合えるサービスのポテンシャル

画像6

それであれば、個人からお金をいただき、求人紹介や転職を前提としないサービスも提供する事で、本気で個人に思いっ切り向き合ってやろうじゃないかと思いました。

気がついている人はいると思いますが、「マジキャリ」のマジは、「本気」のマジです。

もちろん、転職者や個人に自分のキャリアや転職、自分自身の人生に本気で向き合ってもらうという意味もありますが、
僕ら自身も彼ら彼女らに対して本気で向き合うという想いも同時に込めています。

実は、2014年5年半前くらいから、自社運営メディア「すべらない転職」経由であまりにも前述したようなお問い合わせが多いため、
実験的に、一部の転職者・個人に対して、お金をいただき求人紹介しない前提で、既に有料での面接対策やサポートを実施してきました。

当たり前ですが、「マジキャリ」は、アクシスのエージェントサービスとは完全に切り離して独立運営致します。

もちろん、これまでの個人を向いたエージェントサービスで培ってきたノウハウ、例えばですが、採用企業側の評価目線、面接対策ノウハウ、業界研究・企業研究・職種研究の情報やコツのシェア、戦略的な市場価値の高め方は惜しみなく活用して提供させてもらいます。

ですので、「マジキャリ」ユーザーさんに対して、うちの会社から求人紹介をする事は一切ありません。
※実際、人材紹介免許的にNGなのでご紹介はできません。

カナリ長文になりましたが、今回、個人課金型の転職支援サービス「マジキャリ」をリリースする上で、

これまで、個人からお金をいただいていなくても、個人に価値ある転職エージェントサービスを提供してきた自信がある僕らが、
マジキャリ」を提供する事で、企業から一切お金をいただかずに、
個人側からのみお金をいただいたサービスを提供すれば、
転職者・個人にとって、もっともっと最強のサービスを、
より広く多くの個人に提供できるようになる!

という事だと思いました。

今、僕はその可能性・ポテンシャルの大きさを信じて、とてもワクワクしています。

みなさんも、是非一緒にワクワクしたままお申し込みくださいw

無料の個別相談のお申し込みについて

以下から是非気軽にお問い合わせください。

■無料相談面談のお申し込みはこちら→ 
https://majicari.com/contact01

■サービス簡易の詳細サイトはこちら→

最後まで、長文・駄文にお付き合いいただきまして、ありがとうございました!!

ご期待にこたえられるように頑張ります。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?