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我思ふ Pt.156

皆様、お久しぶりです。
何事も無く、私は生きております。
何事も無い虚無感と、幸せを感じるその境界こそが真の幸せだと中年になると分かるものですな。
どっちかに傾いたらいけねぇんです。
ちょうど真ん中、真芯が心地良いんです。

さて、今日のお話は「何となく感じるもの」です。

先日本当に何となくなんですが、私が高校卒業するくらいに聴いた曲を、発作的に聴きたくなったんです。

それがコレ↓


Fair warningというドイツ産ハードロックバンドのシングルとして1997年に発売された名曲「angels of heaven」である。

おやおやぁ?
ハードロックバンドですとぉ?

おいおい、お前はデスメタル狂ではなかったのかとツッコミが聞こえてきそうですね。

勘違いしてもらっては困る。
あたしゃ「主にデスメタルを聴くおじさん」であって「デスメタルしか聴かないおじさん」ではない。

まぁそんな事はどうでもいいし、一々著名人でもないこの私にツッコミを入れるアホヅラこいた暇人なんぞいねぇだろうからこのまま話を進める。

さて、この名曲であるが私の親友がこのCDを購入して私に聴かせてくれたわけだが…

まぁ是非ね、コレYOUTUBEなんぞで検索して聴いてみていただきたい。
私は別にFair warningのファンではないし、この名曲以外あんま知らねぇし、どちらかというと好みじゃないジャンルなんです。
曲もそうなんですけどねぇ…見た目からもぅ完全に正統派をアピールするこの感じ?
俺達正統派ハードロッカーです( ー`дー´)キリッ
みたいなこの感じ?服装?佇まいっていうんですかね、ギャップに萌える性質のあるこの私からしたらもう見た目からあかんヤツなんですが…ね…こいつぁ…この曲ぁ…すんげぇ…。

親友の家でこいつのイントロを聴いた時、冗談抜きで失禁しそうになったのを覚えている。
親友の家を私のおし○こだらけにしてしまうところだった。
メインソングライターのヘルゲ・エンゲルケの頭をかち割って芸術性を司る脳部位をクチュクチュしたい見てみたいもんだ。
どうすりゃこんな美旋律を思いつくんだと胸ぐら掴んで半日くらい問い詰めたくなる。
イントロの美旋律だけで失禁しそうになるってぇのにまぁ始めから終わりまで胸やけしちまうくらいの飽きない美旋律だらけ。

「も、もう分かった分かった…な?もうよく分かったからよ、な?もういいだろ?」

となだめたくなるくらいの美旋律祭りです。
興味のある方は是非動画検索してその美旋律に触れてみてはいかがかな?
で、先程触れたメインソングライターであるヘルゲ・エンゲルケであるが彼はスカイギターなるものの使い手である。
スカイギターの説明をするのはしちめんどくせーので端折らせてもらうが、ざっくり説明すると「クッソ高ぇ音が出るギター」です。
んで、まぁクッソ高ぇ音は出るんですけどその高音域で速く弾くのは中々ウルテクが必要なんです。
まぁそれを演っちゃうのがこのヘルゲ・エンゲルケという男。
バンドのメインソングライターであり、バンドの顔であり、Fair warning=ヘルゲ・エンゲルケという存在であるわけです。

そんな彼…今何やってんだろう…と。
ふと気になったわけですね。

すると何と…
2023年4月28日
病死

OMG…
what DA fuck…

享年61歳…

亡くなっていたとは驚きだ。

そういやあいつ元気かな、みたいな時ってやはり何か感じるものがあるんでしょうね。
そもそも記憶の彼方にしか無かったこのFair warningをなぜ今聴こうと思ったのかも中々興味深い。

当たり前の事だから仕方がないけど、自分の青春時代を彩ってきたアーティスト達も自分の老いと同じく老いてゆく。

なぁ…ヘルゲ・エンゲルケさん。
あんたの小鳥がさえずりを聴いているような感覚に陥るギターソロは見事だったぜ…。

R.I.P


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