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【#11】逆境力を身につける為に

〈この記事を書いた人〉
福田浩樹(ふくだひろき)
1990年生まれ。大阪府出身。大学卒業後、医療機器商社に就職し病院の移転に関わるコンサルティング業務に携わる。その後、成果主義の営業に憧れ大手の住宅販売の会社に転職。しかし、軍隊式の企業風土に馴染めずわずか半年で退職することに。その後、少しの引きこもり期間を経て、再度成果主義の営業マンとして挑戦することを決意。投資用不動産の販売会社に就職し、全くの未経験ながら試行錯誤の末、独自の営業スタイルを確立しトップ営業マンになる。2022年4月に独立。新たな不動産営業の形を作るべく日々奮闘中。

今日は逆境力について書きたいと思います。

僕が社会人に成り立ての時に読んだ本で「一流の逆境力」という本があります。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784797382167
僕はこの本からは本当にたくさんの刺激を受けて今でも定期的に読み返したり内容を思い出したりしています。

本の概要を少し話すと、作者はサッカーの世界的名門クラブであるイタリアのACミランというクラブチームにメディカルトレーナーとして16年間在籍した遠藤友則さんという方です。
作者が世界の中でも超一流の選手達を間近で見てきて感じた「超一流のメンタリティ」について書いている本で、僕も「凡人と一流はこういう違いがあるのか!」と本当に感銘を受けました。

少し内容を抜粋して話します。
皆さんは何か上手くいかない時に普通は「今まで以上に頑張る」「自分を見つめ直し、やり方を大きく変えてみる」「血のにじむような努力をする」というような事を考えるのではないでしょうか?
結果が出ていない今を否定し、どこかに別の解があるはずと思い込む。少なくとも今のままで大丈夫とは思えない人が多いと思います。
ただ、超一流の選手達は違うらしいのです。
超一流は絶対に「今までのやり方ではダメだ」とか「もっと頑張らないと」とは思わない。
それどころか、「試合に出られないのはチームや監督とサッカーが合わないから」「今まで以上の練習も努力も必要ない」と考えるというんですね。
面白いですよね(笑)。個人的には凄く意外でした。

超一流がこの様に考えるのには理由があって、それは彼らの中では最も大切な事は「とにかく継続すること」だと理解しているからだと言います。
「もっと努力しなくてはダメだ」と考えると、今までの努力が足りなかった=過去の自分を否定することに繋がります。
そうではなくて、今の結果や状況に振り回されてペースを乱すことを最も悪と考え今まで通りの努力をひたすら毎日継続することに100%集中するのだと言います。
それだけ自分自身の能力や過去に積み上げてきたことに自信を持っているんですね。

今、紹介したのはごく一部に過ぎないですが、この様な超一流のメンタリティがいくつも書かれている本なので、是非皆さんも読んでみてください。

僕は当然、この本に出て来るような超一流の選手達に比べると、まだまだそんな域には達していません。
ただ、まがいなりにも独立して自分自身の力でビジネスの世界で戦っている身でもあるので、そういう意味では特にこの超一流の選手達に対して劣等感を感じているわけでもありません。

仕事をしている中で、上記の「超一流は毎日継続することに100%集中する」という意味もこの本を読んだ当時に比べると、より自分自身の今までの体感として「確かに、そうだよな」と納得感があります。
もちろん、結果が出なくて色々試行錯誤してジタバタしまくっていた時期もありました(笑)。
今も当然試行錯誤は続けているのですが、何というか当時の「ジタバタした試行錯誤」とはまた少し違うんですね。
恐らくですけど、「ジタバタしても仕方ないから淡々と毎日やるべきことをやろう」と途中で完全に居直ったタイミングがあったんですよね。
ある意味、悟りに近い境地な感じもしますがそのくらいまで追い込まれた状況を僕なりに何度も経験してきたのかなという気がします。

この記事で伝えたいことはここからが本番です。
逆境力、一流のメンタリティについて僕の経験も踏まえて書いてきましたが、誤解して欲しくないのは今の僕は「緊張しなくなった」「不安を感じなくなった」ということでは全くないんですね。
これはあくまで僕の予想ですが、ACミランの超一流の選手達も「大一番の前に緊張しない」というわけではないんじゃないかと思っています。

「緊張しなくなった」「不安を感じなくなった」というわけではなくて、「不安や緊張があってもパフォーマンスに影響が出なくなってきた」というのが正しいのではないかと思うんです。
今でも日々、昔と変わらず逆境の時は緊張もすれば不安も抱えています。それが消えることは恐らくどれだけ経験を積んでいってもないと思います。
変わったのは「自分に出来ないんだったら他に誰が出来るんだろう」と思えるようになったことです。
だからこそ、緊張も不安もあるけど落ち着いてやってみようという気持ちに持って行けるんですね。

これは別に僕が他の人より優れていると思っているというわけではなくて、「少なくとも自分は日本のビジネス界で起きる問題課題を解決するくらいであれば最低限の能力は有しているだろう」と思えるようになったということです。
五体満足に生まれて、分からない事を人に質問するくらいの会話は出来るし、本やネットで何かを調べたりするくらいの頭はあるわけです。
自分は当たり前のことが当たり前に出来る。
これ以上の能力って何か必要ですか?と思えるようになったわけですね。

大切なのは他人と比べて「ないものねだり」をしないことです。
今の自分で100%完璧。誰かが出来ることなら自分にだって出来る。
これは「自信」ではなくて「自己承認」です。

自分が自分であることに100%納得することが大切なんだと思います。

「(人は)配られたカードで勝負するしかないのさ。それがどういう意味であっても」

これは意外かと思われるかも知れませんがスヌーピーの言葉です。(スヌーピー 名言で調べるとめちゃくちゃ出てくるので調べてみてください)

今の皆さんであることに腹を括って100%納得してください。
世界の超一流の選手達の様な特別な才能は別に必要ありません。今の皆さんで既に十分で何でも出来ます。

圧倒的な自己承認があるからこそ、今まで自分がやってきたことに自信を持つことが出来て、たくさんの不安や緊張を抱えながらも「今までの努力を毎日ひたすら継続する」という世界の超一流の境地にたどり着けるのではないでしょうか?

まずは自分が自分であるということを心の底から認めて、納得することから始めてみてください。

ではまた!

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