【短編ホラー小説】短夜怪談「祝い花」 11 宵待昴 2022年9月14日 11:38 近所に、新しい飲食店が出来ていた。その出入口に、大きな胡蝶蘭がいくつか並んでいた。たくさんお祝いしてもらってるんだ。通り過ぎ様に横目で花を見る。驚いて二度見した。蘭の花だと思っていたものが全て、憤怒の表情を浮かべた人間の顔だった。性別は分からない。「……この店、流行らないだろうな」足早に離れてから、そんなことを思う。数週間後、その店は閉店していた。 #ホラー小説が好き ダウンロード copy この記事が参加している募集 #ホラー小説が好き 1,204件 #小説 #短編 #ホラー #創作小説 #ホラー小説が好き 11 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート