タカハシコウヘイ

ドイツのテュービンゲンで暮らす日本人。海外学振特別研究員。ドイツ生活を記録していきます。 mail: kohei.takahashi0923@gmail.com

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ドイツのテュービンゲンで暮らす日本人。海外学振特別研究員。ドイツ生活を記録していきます。 mail: kohei.takahashi0923@gmail.com

マガジン

  • 令和ヨーロッパ旅行記

    令和の世のヨーロッパ各地の旅行記。

  • Kaltes Essen じゃ満たされない

    ドイツでの自炊と外食の記録。

  • より良くドイツで暮らすには

    ドイツでの生活をより良くするために行なったこと、考えたことをまとめています。

  • 言語交換、ときどきゲーム

    日本のゲームと特撮が大好きなドイツ人タンデムパートナーとの日々をまとめています。

  • ドイツで暮らすにあたっては

    ドイツで暮らすにあたり、必要な事務手続きなどについてまとめています。

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テュービンゲンで暮らす、タカハシコウヘイと申します。

皆さま、初めまして。"タカハシコウヘイ"と申します。このページをご覧になっているのは、これからドイツで暮らそうと考えている方、ドイツに行くことが決まった方、はたまた既にドイツに長く住んでいらっしゃる方、でしょうか。引いては、広く海外に興味のある方なのかもしれません。 僕は2024年4月から、ドイツ南西部のバーデン・ビュルテンベルク州の街、テュービンゲンで暮らしています。歩いても2,3時間あれば街全体を一周できるような、とても小さな街です。シュトゥットガルト、といえばサッカー

    • 美術館巡りふたたび、ロード世界選手権観戦 28.09.2024〜29.09.2024 ヴィンタートゥール〜チューリッヒ旅行記 2.

       9月29日日曜日、ヴィンタートゥールの Hotel Albani で目を覚ました。部屋の窓を開けて外の空気を取り入れると、肌を刺すような冷たい風が入り込んできた。テュービンゲンもまだ9月だというのにぐっと気温が下がり、早くも冬の気配を感じる今日この頃だが、スイスにはそれに輪をかけて厳しい寒さが既に訪れていた。ホテルの前の広場は驚くほど静まり返っていて、昨日の夜の喧騒が夢の出来事のように感じられた。昨晩coopで買っておいた惣菜パンを頬張りながら、今日の予定を確認する。まずは

      • ヴィンタートゥールで美術館巡り 28.09.2024〜29.09.2024 ヴィンタートゥール〜チューリッヒ旅行記 1.

         9月28日、29日の2日間でスイスを旅行した。今年はUCIのロードレース世界選手権がチューリッヒで開催されるので、それの観戦がてら少しスイスを旅行してみようという魂胆だった。イタリア旅行の際もそうだったが、こうやって自転車レースの観戦に乗じて観光をするスタイルが自分には合っているのかもしれない。思い返せば、大学学部生時代から、ライブ遠征がてら全国津々浦々に訪れていた。ドイツに来てもやっている事は大して変わらない。フットワーク軽く公共交通機関を駆使しながら色々なところに旅行し

        • 自炊記録 8月3週目

           いきなり番外編。先日、研究所のシンガポール人の同僚に、シンガポールの独立記念日を祝うパーティーに誘われた。日本ではホームパーティーの経験は皆無だったが、こちらでは週末になると友人たちと庭で集まり、和やかに談笑しながら持ち寄った食事を楽しむのが珍しくない。このパーティーでも、自分は白ワインと抹茶バウムを持参したのだが、他の参加者は自分で作った料理を持ってきた人が多く、中にはホールケーキを自分で焼いてきたという猛者もいた。ホームパーティーを頻繁にやる文化であれば、こうやってみん

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        テュービンゲンで暮らす、タカハシコウヘイと申します。

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        記事

          自炊記録 8月2週目

           また日本のカレーを作った。ゴールデンカレー中辛ルーを使って、具材はニンジン、玉ねぎ、じゃがいも、鶏肉。EDEKAで七面鳥の肉が安く売っていたので、それを使った。七面鳥の肉は日本ではあまり馴染みがなかったが、ドイツのスーパーではにわとりの肉と並んで普通に売られている。部位はよくわからないが、脂身がほとんど無く淡白で、豚肉を使うよりもだいぶヘルシーな仕上がりになった。前回作った時は味が濃いと感じたので、今回は箱に書いてある分量よりも多めに水を入れてみた。カレーを作るといつもご飯

          自炊記録 8月2週目

          AnimagiC に参加 2. ドイツのオタク達に驚く

           昼食を食べ終えて、TRUEさんのサイン会待機列に並んだ。日本では、サイン会とライブを同日に楽しめるイベントは珍しいので、貴重な機会である。サイン会待機列は建物正面入り口からすぐのエントランスに形成されていた。アーティストごとにポールで区切られているのでわかりやすい。既に50人ほどは待機していただろうか。何にサインをしてもらおうか、特にアイデアがなかったが、会場のショップで最新シングルが売られていたので、これのジャケットにサインしてもらうことにした。日本での倍ほどの値段がした

          AnimagiC に参加 2. ドイツのオタク達に驚く

          AnimagiC に参加 1.

           8月4日日曜日、ドイツマンハイムで開催された AnimagiC に参加してきたので、その備忘録を残しておこうと思う。  本イベント20年以上の歴史があるドイツでも指折りの日本アニメ、漫画、ゲームの総合イベントで、2017年からマンハイムの Rosengarten で開催されている。ドイツで日本の漫画やアニメBlu-rayを販売している企業の出展に加えて、同人作家による即売会やアニソンアーティストによるライブもあり、コミックマーケットとアニソンライブイベントが組み合わさったよ

          自炊記録 7月最終週

           再びの冷やし中華。きゅうりをもう少し細切りにできるようになりたい。おそらく、斜めに薄く切ってから縦に細切りにしていけば、想像しているような冷やし中華用のきゅうりになるのだろう。それにしても、このキャベツの千切りに海苔を適当に千切って乗っけただけサラダの即席感がすごい。見た目はあれだが、栄養バランスは意外に取れているのではないかと思う。  ハムエッグと呼んでいいのだろうか。鉄フライパンを使っているのだが、卵はよくフライパンにこびりつく。油の通しが甘かったり、卵がまだ冷たい状

          自炊記録 7月最終週

          自炊記録 7月4週目

           先週末から今週の月曜日まで高熱を出して寝込んでいたので、あまり食欲がなく、作れるものを作って乗り切ろうと思った1週間だった。ただ、病み上がりの身体が求めた食べ物がいくつかあり、それらを作ってみることにした。  まずは冷やし中華。日本と比べれば可愛いものだが、ドイツも暑くなってきたので、ツルッといただける麺類が食べたいと思い、冷やし中華を作った。基本的な材料は、スーパーで手に入るものばかり。ハムなんて、種類が多すぎて逆に悩むほどだ。麺は、アジアンスーパーでタイ産の中華麺(乾

          自炊記録 7月4週目

          16.07.2024 - 17.07 ゲッティンゲン訪問記 2.

           学生の少ない時期のゲッティンゲンは静かで、夜も11時ごろまでは外から喧騒が聞こえてくるが、日付が変わる頃になると、あたりはひっそりと静まり返ってその静寂で逆に眠れないくらいだ。一人でダブルベッドを広々と使っていたのに、あまりよく眠れなかった。  翌朝はビュッフェ形式の朝食で、会場はアンティーク調のシャンデリアやカーテンで統一されていた。メニューは各種パン、ヨーグルト、チーズ、ハム、サラダなど一般的なドイツ朝食の顔ぶれ。朝からパンを食べると胃もたれするので、消化に良さそうな

          16.07.2024 - 17.07 ゲッティンゲン訪問記 2.

          16.07.2024 - 17.07 ゲッティンゲン訪問記 1.

           ゲッティンゲン大学の藻類カルチャーコレクションを訪問するため、ゲッティンゲンに2日間滞在した。ゲッティンゲンは、ドイツのほぼ中央に位置するニーダーザクセン州の都市である。歴史のあるゲッティンゲン大学を中心に街が栄え、今でも教育、研究都市として名高い。その街の性質上、テュービンゲンともよく似ており、街の規模は両者ともほぼ同じくらいだが、ゲッティンゲンの方が人口は多いようだ。テュービンゲンからゲッティンゲンに向かうには、シュトゥットガルトまでローカル線で出てからICEに乗り換え

          16.07.2024 - 17.07 ゲッティンゲン訪問記 1.

          ドイツに来て、初めて高熱を出す

           先週の火曜日と水曜日にかけて、ゲッティンゲン大学に訪問していた。翌木曜日の午後、喉に違和感を覚え、さらになんとなく悪寒もするので、もしやと思う。スーパーでインスタントのカップパスタとビタミン補給用のフルーツジュース(本当はポカリスエットを購入したかったが、どうやらヨーロッパでは販売していないらしい)を購入し、帰宅して早めに寝る。  翌朝、明らかに発熱している感じだったので熱を測ると、39度3分だった。コロナかもしれない。パルスオキシメーターを持参していたので、血中酸素濃度

          ドイツに来て、初めて高熱を出す

          花の都 フィレンツェ。 28.06.2024〜30.06.2024 ミラノ〜フィレンツェ旅行記 4.

           フィレンツェ最終日。8時15分にチェックアウトして宿を後にし、ウフィツィ美術館に向かう。本日も天気に恵まれている。ドイツにいると一日中晴れていることがとても珍しいので、この3日間の晴天は奇跡のように感じる。朝の日差しに照らされた大聖堂が今日も美しい。Via dei Calzaiuoli を南に歩いてゆく。人通りはまだまばらで、お店もまだほとんど開いていない。ツールドフランスの各賞ジャージをモチーフにした旗が通り沿いに掲げられている。シニョリーア広場をヴェッキオ宮殿を左に見な

          花の都 フィレンツェ。 28.06.2024〜30.06.2024 ミラノ〜フィレンツェ旅行記 4.

          歓喜のツールドフランス開幕戦。 28.06.2024〜30.06.2024 ミラノ〜フィレンツェ旅行記 3.

           FRECCIA ROSA の座席はソファーのようにふかふかでゆったりしている。ミラノ市街から5分もすると、辺りはすっかりのどかな田園風景へと変わる。列車はその田園の中をぐんぐんとスピードを上げて走っていく。ドイツで見てきた車窓の眺めよりも日本に似ている。畑よりは田んぼに見え、イタリアでは米を栽培しているようで、そうかもしれないと思う。普段お世話になっているいたこまちも、もしかするとこの辺りで栽培されているのかもしれない。  車内販売のようなワゴンを引いた添乗員がやってくる。

          歓喜のツールドフランス開幕戦。 28.06.2024〜30.06.2024 ミラノ〜フィレンツェ旅行記 3.

          ゆったり、ミラノ観光。28.06.2024〜30.06.2024 ミラノ〜フィレンツェ旅行記 2.

           Lampugnano からミラノ地下鉄M1系統に乗り、Conciliazione 駅へ向かう。地下鉄内はかなり明るく、周囲を見渡しても怪しい人はいなさそうだ。あまり警戒しすぎていても逆に不自然なので、自然な感じを装いつつ荷物には注意を向けておく。10分ほどで Conciliazione 駅に到着。地上に出ると、晴れ渡った青空に白やクリーム色を基調としたミラノの街並みが映えていた。5階建くらいの横長のアパートのような建物が整然と立ち並んでおり、その間を色とりどりのトラムが走り

          ゆったり、ミラノ観光。28.06.2024〜30.06.2024 ミラノ〜フィレンツェ旅行記 2.

          夜行バスで初めてのイタリアへ。28.06.2024〜30.06.2024 ミラノ〜フィレンツェ旅行記 1.

           先日、人生初のイタリア旅行に行った。目的は、フィレンツェでのツールドフランス開幕戦の観戦だ。私は、自分ではロードバイクには乗らない。7年前にテレビでツールドフランスの中継を観た際、フランスの美しい景色を自転車一つで走り抜ける、その旅のような情景に惹かれ、以来観戦のみを続けている。ツールドフランスは毎年コースが変わるが、基本的にフランスのどこかをスタート地点とし、3週間でゴールのパリへ向かうのが通例だ。しかし、今年は特殊なのだ。まず、開幕が史上初めてのイタリアスタート。しかも

          夜行バスで初めてのイタリアへ。28.06.2024〜30.06.2024 ミラノ〜フィレンツェ旅行記 1.