会ったことのない私たちはチームになっていた 〈言葉の企画2020 第四回の前に〉
長い一日だった。8月31日がまだ続いている気がする。
今は、2020年9月1日の16時半。炎天下の京都で、横断歩道を歩きながら
青空を見上げて、心底ほっとしていた。
出せたんだ。完成したんだよなあ。
仕事がひと段落して、
やっと落ち着いて企画書の最終稿を読んで。
泣いた。
随所に、5人の言葉と関係性の軌跡がある。
この5人じゃないと、こうはならなかったという部分ばかりで、尊くてたまらなかった。
今どうしても書いておきたい!という気持ちだけで、認めています。
(読みづらい部分があると思います。ごめんなさい。)
***
言葉の企画 第四回「チームの企画」。
劇団ノーミーツ、林健太郎さんからのお題。
年内に、
せっかくだから
何か一つ企画する。
締め切りは、今日の12時だった。
昨日の夜に完成しようと言っていたけれど、
案の定ギリギリになって朝までかかった。
今日、私は9時半から仕事があったから、
粘れるのは9時25分まで。
9時13分にデザイナーをしてくれたメンバーから最終PDFがあがってきて、気になる一言だけ変えてもらって
「あとは任せた!」と言った。
iPhoneを手放す瞬間、
じんわりとあたたかい気持ちが心に広がっていた。
提出の瞬間までのLINEを追いかける。
誤字脱字発見マシンになって
何周もチェックしてくれたメンバーがいて、
一言、一語を、こだわり抜いていて。
そして、仕事の隙を見ながら、
最後までやり抜いてくれた頼もしいデザイナーが提出してくれた。
まさか、最後すべてを委ねたなんて、
数週間前の私には信じられないだろう。
「ああ、チームだ」と感じながら、しみじみしている。
***
私たちは、誰にも会ったことがない年齢も職業もバラバラの5人。
偶然、おなじチームに決まった。
はじめて5人集まって話した日、
私たちは「しあわせ」と「音楽」の話をした。
音楽に明るくない私は、教えてもらったシンガーソングライター上野大樹さんの曲をとても好きになって、企画書を書きながらずっと聴いていた。
会議はオンラインだけで6回(くらい)。
あとは、LINEグループでの日々のやりとり。
いつの間にか、嬉しかったことやふと思ったことを共有するようになっていた。(忙しくて、なかなかTwitterを追えないみんなへ、暇な私がスクショして共有するという役割ももらった。)
みんなの顔が見えていたし、既読数を確認しながら「あ、今お仕事終わったかな」「誰か起きたな」と想いを馳せていた。
MTGはBGMつき、歌を唄うのがお決まりで。
みんなの大切にしていること、大切にしてきたことを少しずつ教えてもらった。
久しく誰にもしていなかった話を、ついしてしまっている感覚。
もう一つ先の、深いところまで言ってみようかなと感じる瞬間。
みんなのおかげで、過去を回収できていった。
とても「しあわせ」な時間だと気づいた。
提出日の前日の真夜中。
やっと5人が画面に揃った瞬間。
安心して、大丈夫だ!っておもえて、
ちょっと泣いたその瞬間を、私はこれから何度も思い出すだろう。
***
今までに体験してきたオフラインのチームと変わらない、濃密さと愛おしさを感じている。
これからも続いていく関係性。
もっと、がどんどん出てくる。
ただ、
「やっぱり、会いたい。」
という気持ちも拭えなくて。
5人でそれを認めることから始められて、心強かったなあ。
一つ「オンラインだったからこそ」だと感じたことがある。
全員が、それぞれ自分のノートをシェアしたこと。
手書きのノートを写メで送りあうことで、脳内を共有することを試してみた。
目の前にその人がいたら、
つい会話を重ねることで理解しようとするだろう。
同じ時間に、同じタイミングで全員が揃わないという制限があったから生まれた工夫。
まず、一人で整理するという時間があることで、自分自身のためにもなるとおもった。
企画書の言葉を編集するとき、気づけば5人分の脳内に入って言葉を選んでいて。
無敵、とも言えるようなその感覚は、いま思い出しても震える。
一緒にいる時間を超えて、遥かに多くの「ことば」や「想い」を交わしあえることを知った。
***
そろそろ、次の予定がある。行かなくちゃ。
今はとにかく、チーム5人で心おきなくお喋りがしたいなあ。
もっともっと、好きな音楽の話や、頑張っている仕事や部活のこと、夢中になっている何かの話を聴きたい。
Special Thanksに「たくのむ」入れるの忘れちゃった。
このロゴを見たら、いつでもこの夏を思いだす。
ありがとうありがとうありがとう!
これからもずっと、よろしくね。
「しあわせ」というキーワードをくれたみゆきさん、
いつも「居場所」をつくってくれるみっちゃん、
写真も「ことば」だと教えてくれたなほてぃん、
「応援」の真髄を言葉にするまで諦めなかったはぎーは、MVP!
(ああ、これが言いたかった…!)
そして。
他のチームの企画書を読むのが、とてもとてもたのしみです。
おなじ熱量で取り組んだ仲間や先輩たち、阿部さん平賀さん、そして林さんが読んでくれると分かっていたから、妥協せずにやり切れた。
ありがとうございます。
これも「しあわせ」だなあと、じんわり感じています。
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企画を通して、つくってもらった作品。
「人は幸せに生きる。」
10歳のとき、学級目標で出会ってから、
ずっと大切にしてきた言葉が宝物に。
なほてぃん、ありがとう。
追記:2020年10月25日
9月のシルバーウィーク、会いました。チームメイトに。
その時の動画です。感動を、ぜひ観てほしいです。
「集まれないなら、会いに行く。」
#SATOtravel 総集編
サポートいただき、ありがとうございます! 有料noteを読んで、学びにして、また書きたいと思っています。