東京パラリンピック 車いすテニス 菅野/諸石組銅メダル!! 国枝、準決勝進出!
9月1日、車いすテニス競技6日目は、国枝慎吾選手がフランスのステファン・ウデ選手を破り、準決勝進出を決めた。
女子ダブルスの上地/大谷組は準決勝に臨んだが、第1シードのオランダペアに敗れ、3位決定戦へ回ることとなった。
午後11時25分現在、クアードの3位決定戦が行われている。菅野/諸石組が銅メダルを獲得できるかどうかがかかっている。
今日は、センターコートとコート1で試合が行われる予定だったが、センター、コート1ともに、第2試合が始まったところで雨が降り始めた。
そのため、屋外のコート1の試合がセンターコートに移動になった。一旦は雨が止んだので、菅野/諸石組のダブルスは8時半から屋外のコート1で行われることになったが、第4ゲームの途中で再び雨が降り始め、センターコート最後の試合に組まれることになってしまい、今現在試合中というわけである。
センターコート、第1試合で登場した国枝選手は、宿敵、ウデ選手と準々決勝を戦った。ロンドンパラの決勝で、金メダルをかけて争った相手だ。
国枝選手とウデ選手の対戦成績は、48勝13敗で国枝選手の圧勝なのだが、ウデ選手の調子によっては、国枝選手が負ける可能性も十分にあった。
そして、今日のウデは、完全に国枝を上回る出来だった。
厳しい試合だった。
序盤からウデ選手のプレーが冴え渡っていて、国枝選手に攻撃のチャンスを与えない。国枝選手が攻めあぐねている間に、カウントは2−5となり、国枝選手はピンチに立たされる。
だが、”王者”の本領発揮はここからだった。
たくみに緩急をつけ、ウデ選手に徐々に国枝選手が試合を試合するようになっていった。
1ゲーム、1ゲーム、国枝選手は返していき、ついに5−5と追いついた。
第1セットはタイブレークとなり、タイブレーク9−7で国枝選手が奪った。
第2セットは、勢いに乗った国枝選手が3ゲーム連取し、さらにウデ選手を追い込む。
ウデ選手もサービスエースなどで4−3に迫ったものの、そこから国枝選手が3ゲーム連取し、6−3で勝利をおさめた。
試合後は、かなり興奮した様子で何度もガッツポーズをしていた国枝選手。
また一歩メダルへ近づいた。
女子ダブルスの上地/大谷組は、第1シード、オランダのデグロート/ファンコート組との対戦となった。
4−6、2−6のストレートで敗れはしたものの、上地選手と大谷選手の持ち味が随所に見られた好ゲームだった。
上地選手が展開を作り、タッチショットがうまい大谷選手がボレーで決める場面も見られた。
3位決定戦で、さらに磨きのかかったふたりのプレーが見られることに期待したい。
0時35分現在、菅野/諸石組が第1セットを奪い、第2セット2−3。
0時54分現在、イギリスペアが第2セットを取り返す。
さすがに、クアードの結果は明日にしようかな。
【追記】
深夜2時に試合が終了。
3時間にわたる熱戦の末、菅野/諸石組が勝利し銅メダルを獲得した。
クアードがパラリンピックで銅メダルを獲得するのは史上初。
9月2日のオーダーオブプレーはこちら。
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