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東京パラリンピック 車いすテニス クアードの菅野がベスト4! 国枝、上地、大谷が準々決勝へ

車いすテニス4日目、この記事を書き始めた11時35分現在、まだ試合進行中だ。国枝選手と眞田選手のダブルスを眺めながら、ざっと今日の試合を振り返る。

センターコート、第2試合に登場した国枝選手は、中国の若手、21歳の選手と対戦。かなりの強打にウイナーを取られる場面もあったが、6−0、6−1で完勝した。
上地選手もブラジルの選手に6−0、6−0で勝利。
両選手ともにベスト8進出を決めた。
また、女子シングルスの大谷選手もパラリンピック初出場ながらベスト8進出を果たした。

男子シングルスの眞田選手、三木選手、女子シングルスの田中選手は、ベスト8進出はならなかった。

今日、特筆すべきは、クアードの菅野浩二(すげの・こうじ)選手だろう。
菅野選手は、長年男子のクラスで趣味として車いすテニスを楽しんでいたのだが、2018年ごろからクアードに転向し、パラリンピックを目指すことにした。
今日の菅野選手の対戦相手は、アメリカのレジェンド、デビッド・ワグナー。過去のパラリンピックで金メダル3個、銀メダル3個、銅メダル2個を獲得している。
試合序盤こそ、0−2で先取されたが、レジェンド相手に、菅野選手は臆することなく攻めていった。第1セット6−4で奪うと、第2セットは常に菅野選手が優勢に試合を進め、6−2で勝利を収めた。

ここまで書いて、国枝/眞田組のダブルスは、0時を回ってまだ終わらない。

菅野選手は準決勝に進出したが、次の対戦相手は世界ランキング2位。過去、2勝7敗の対戦成績だが、なんとか勝ってほしい!

車いすテニスは、いよいよ後半戦へ突入。ここから一気にテニスのレベルが上がってくる。
国枝選手も、試合後のインタビューで、「ここから一気にグランドスラムのレベルになる」と話していた。
ここから厳しい試合が続いていくだろう。

明日は、センターコート11時試合開始。
第1試合に女子シングルス準々決勝の上地選手、第2試合に同じく女子シングルス準々決勝の大谷選手が登場する。
第3試合に男子ダブルス(現在進行中の試合の勝者)、第4試合にクアードの準決勝、菅野選手が登場する。

国枝/眞田組、長い長い試合を勝利で終えた!!
2時間45分、7−6(8)、6−3でオランダペアを下して準決勝進出を決めた。
オランダペアのひとりは、2回戦で眞田選手と対戦した選手だった。とにかくロブで返球してくるプレースタイルは、戦いにくかったと思う。
国枝選手と眞田選手で、ダブルスを組んでプレーする機会が少なかった中で、準々決勝で長時間プレーできたのは、よかったのかもしれないとも思った。

明日は、第1シードのイギリスペア(ヒューエット/リード組)との戦いとなる。
強打が持ち味のヒューエットとネットプレーが得意なリードを相手に勝利するのは厳しいと思うが、うまく翻弄して崩していければチャンスはあるかもしれない。

男子ダブルス国枝/眞田組の試合は、センターコート第3試合で行われる。

8月31日のオーダーオブプレーはこちら。
https://olympics.com/tokyo-2020/paralympic-games/ja/results/wheelchair-tennis/paralympic-schedule-and-results-date=2021-08-31.htm

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