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(うつ病・リワーク日記)価値判断をしない

 2度目の休職中に書いています。リワーク通いです。

 私が通うリワークではマインドフルネスを行う講座があります。私は「自分を観察して、あるがままに受け入れる練習」と思って実践してます。
 その中で、印象に残った、大切にしたい話。


無心にならなくて良い

 マインドフルネス、瞑想。その類を聞くと「頭を空っぽにして無心になる」と思ってました。でも、違った。

 あれやこれやが頭に浮かんできて良い。むしろ、それは自然なことだと言ってくれた。無の境地に至るのなんて無理と思っていたので安心した。

 結果的に何も考えてない状態もあるかも知れない。でも、本質はそこではありませんでした。

自分を観察する練習

 マインドフルネスの講座では、安定した姿勢で座る。自然呼吸。そして、呼吸に集中(観察)する。という方法で実践してました。

 言うのは簡単だけど、やってみると難しい。何故なら、「あのこと、どうしようかな」「あんなこと言わなきゃ良かった」と、未来や過去のことが自然に思い浮かんで呼吸に集中できなくなる。

 そんな時、つい「あー、また考えてしまった。呼吸に集中できてない」と思ってしまうのです。

こう考えちゃダメだって思わなくて良い

 マインドフルネスをやっていると、こんな感じで自然に価値判断の繰り返す。そして、次に出てくる考えが、

 「また考えちゃった」

 そんな時は、

 「また考えちゃったんだね 。(まる)」

 と自分に言ってあげて、価値判断を一旦、終わらせる。そして、呼吸に集中に戻る。

 呼吸に集中を行うマインドフルネスなのに、呼吸に集中できず他のことを考えてしまう。今までの私なら、それは失敗となる。

 でも、リワークのマインドフルネスは違ってた。
 そんな状態も含めて、あるがままに受け入れれば良い。これは、私にとって驚きすらありました。

 この価値判断をしない練習が思わぬ効果をもたらしてくれました。

価値判断をしないで感情や考えを書き出せるようになった

 以前の私なら、何かを検討する時には、価値判断をしながら「こう考えるべきではないから」と思い、その考えを抑圧していた。当然、健闘には反映されない。結果、ジワジワとストレスが溜まっていた

 マインドフルネスや他の講座を経験して、少しずつだけど、一旦、価値判断をしないで素直な感情、考えも書けるようになってきた。「こう思ってるんだね、私は」と言いながら。

 書き出せると、否定的な考えも客観視がし易くなる。客観視した上で、メリットやデメリットを考慮して検討を進める。

 不思議と、考えを抑圧して検討していた時より、少しだけストレスが軽減された時があった。

 価値判断をしないで、その感情、考えがあっても良いんだよ、と自分に言ってあげることが、私にはとても新鮮な体験になりました。


 良い子ちゃんであろうとする意識が強い私は、自分でも気が付かないうちに自分の考えを抑圧していた。
 それがストレスの溜めやすさになっていたのかも知れない。そう気がつけたのは、とても嬉しいことでした。

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