見出し画像

(うつ病・復職日記)能力不足でなく単なる相性

 2度目の復職直後に書いています。

 体調不良に陥り、通院、休職、休養、場合によってリワーク通所、復職/社会復帰まで。
 置かれている状況、要する時間、使う制度、支援してくれる人、環境。全てが誰ひとりとして同じことはないと思います。私の場合、2度の休職を経験してますが、その2回ですら何もかもが違った。
 その中で、印象に残ったことを振り返ります。


*こういう考え方もあるな、という観点で書いてます。全てが相性問題で片付くとは思いません。どうしても理不尽な人はいる。ましてや、能力の向上を目指して努力するのを否定するものでもありません。

VAKモデル

 リワークのストレスマネジメント講座で教えてもらった VAKモデル。人は視覚、聴覚、身体感覚の得意/不得意の傾向がある。個人ワークで簡易診断をした。

 自分の傾向を知ることでコミュニケーションを円滑にする。学習効率を向上させる。例えば、視覚優位であれば図に書いてコミュニケーションをとった方がストレスが少なく進む、といった具合。

 ここにギャップがないかチェックすることが復職後に活かせる

 例えば、私は聴覚優位。そんな私が目で見てチェックする業務をするのは、できるとしてもストレスを感じて行う状況にある。だから、ストレス発散を意識的に、こまめに行う。といった具合です。

人や業務にストレスを感じる

 仕事でも家庭でも。

  • 自分ができないせいで足を引っ張ってしまってると罪悪感を感じる。

  • あの人がこうだからイライラする。

  • 何故わからないのだ。と、相手に/自分に不満を感じる。

 私にもありました。

 だけど、相手や自分の能力有無ではなく単なる相性問題ってこともある、とリワークの個人ワークをやっていて気付かされた。

 相手は視覚優位、自分は聴覚優位。お互いに優位に働く方でコミュニケーションをとっていれば、そりゃストレスが溜まります。

単なる相性問題のこともある

 相手のことは分からないけど、目で見る業務/耳で聞く業務どちらが多い?などを埋めて、自分の傾向と大きく異なるかどうかチェックしてみる個人ワークでした。相手は人だけに限りません。仕事を対象にチェックもした。

 それを通して、自分が "うまくできない業務だ" → "自分の無能不足" と自分を責めていた考えから変化が出てきた。

 「できない業務でなく自分の特性に合わない業務なだけかも」と。

 私と相性が悪い業務特性なら高いパフォーマンスが出ないのも無理はない。その状況で、できるように工夫していた自分は良くやっていた。不足があったとすれば、その業務中にしっかり休むことを取り入れてなかったことだ。

単なる相性の話と思ったら楽になった

 休職前の私なら何に対しても「できるべき、できなければならない」と考えて、できる人を真似て頑張りすぎるまで頑張っていた。その努力は今でも否定しなくて良いと思っている。

 だけど、頑張り過ぎるのはやめて良い。

 自分の特性に合う、力を発揮できる場面で貢献すれば良い

 もちろん、努力だってして良い。できるようになりたいことは頑張って良い。でも "しっかり休む" は忘れないようにする。つい、時間の経過、呼吸すら忘れがちになる程、集中してしまう。

 今までは、全責任を負う思いで何でもできるべき、と思っていた。だけど、できないことは単なる相性の話かも知れないな、と思ったら少し楽になりました。

忙しい時こそ思い出す

 冷静な今は、この話を覚えているのです。

 肝心な時。忙しい時、時間がない時、焦っている時。忘れる。そして、自分で抱え込む

 そうなる前に思い出そう。この業務は自分と相性が悪いから、きた時点で助けてもらう予告をしておこう、と思いました。

 時には、断る勇気もあると良いかも知れないですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?