(うつ病・復職日記) "いまここ"に集中は練習が必要、実践なら尚更だった
2度目の復職後に書いています。
体調不良に陥り、通院、休職、休養、リワーク通所、復職/社会復帰まで。
置かれている状況、要する時間、使う制度、支援してくれる人、環境。全てが誰ひとりとして同じことはないと思います。私の場合、2度の休職を経験してますが、その2回ですら何もかもが違った。
その中で、印象に残ったことを振り返ります。
復職後、不安定のきっかけは焦りだった
先日、こんな記事を書きました。今回は、異なる観点で振り返ります。
急に「今日の夕方までにお願い!」といった短い時間でやり遂げたい仕事が来ると、自分よりも仕事を優先してしまう。集中し過ぎて休憩を取らずに仕事しちゃう結果、不安定になりかける。
先日に限らず、ちょいちょい発生するこの状況。当然、仕事に集中はしています。だけど、それだけではなかった。
いまここ、に集中できてない
頭の中には対応中の仕事以外のことも入ってくる。行動は対応中の仕事のことだけをやってる状態ではなかった。
例えば、頭の中は、
・「この仕事の出来具合について、こう言われるのでは」と未来に対して勝手な思い込みをする
・「以前はもっとできたのに」と過去の自分と比較してしまう
といった考えに捉われてた。未来への不安、過去への捉われ。
そして、行動は、
・少しでも早く仕事を進めようと食事をしながらパソコンで調べものをする
・メールやチャットに反応しつつ資料作成をする
といった行動をとってた。
何かをやりながら同時に違うことを考えてる=マルチタスク状態。"いまここ"に集中できていない。これでは脳が疲れて当然です。
1年以上のブランクの影響は大きい
普段なら、"その瞬間" はシングルタスク。
作業してる。チャットで相談に答える。作業に戻る。休憩の食事でリラックスする。作業に戻る。
細かく時間を刻んで、ひとつの枠では、ひとつのことに集中する。短い時間間隔で、頭の中も行動も切り替える。
これは疲れること。だから、ホッと一息、休憩も入れる。
以前は自然にやっていたことが、復職後はうまくいかない。
これが、1年以上のブランクの影響ということなのかな。
「いまここ」に集中するのは練習が必要
「いまここ」に集中できてないなら、まずはやるべきことを整理・明確にして、それだけに集中すれば良い。
これって、今の私にとって「言うは易し行うは難し。」なのです。案外、そう簡単にはいかない。我ながら、以前の自分、凄い。
冷静に考えると、そりゃ、そうだと思った。
リワークに通っている時、マインドフルネス瞑想の時間があった。呼吸に集中する練習をしているのに雑念が湧いてきて、呼吸に集中できないことを体験してきた。
考え得る範囲で最も集中し易い状況でも「いまここ」に集中できるもんじゃなかった。
肝心なのは、集中できてないことに気がついて、優しく戻ること。と教わった。「今、他のことにも気を取られていたなぁ。(マル)」として雑念を区切る。その上で、集中したい、一つのことに戻る。
気が付いて戻ることができれば良い。集中できないことを責める必要はない。
集中できてないことに「あー、もう」とイライラして作業する、更にイライラする、の悪循環に陥るよりも、「集中できないもんだなぁ、そうかそうか。」と一旦、認めてみる。
そして、認めることができたら、「 〜〜 。(マル)」で区切る。
「それは後で考えよう。」とする。
マインドフルネスも最初はよく分からなかった。定期的にやることで少しずつ、こんな感じかなってなってきた。途中、全然できなくなる "スランプ" もあった。
これを復職後に実践するというのだから、繰り返し練習は必要なのは当然です。仮にマインドフルネスに慣れてきたからといって、復職生活で すぐにできるわけではない。生活の中で少しずつ、コツコツ練習する。
復職したてで、少し不安定な感じ、焦った感じになった時。
私の場合は、こんな風にして "いまここ" に集中する練習をしています。
未来の自分が、この記事を読んで「あー、そうだったなぁ」と気がつけるように。そう思って書き留めました。
その必要性すら生じない方が良いのかも知れませんけどね。
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