(うつ病・リワーク日記)怒りは消さなくて良い
2度目の休職中に書いています。リワーク通いです。
私が通うリワークではコミュニケーションに関する知識を深めることができる講座があります。コミュニケーションに関しては企業でも様々な研修があると思いますが、リワークならではの内容で興味深いものでした。
その中で、印象に残った、大切にしたい話。
心に余裕がないと何に対してもイライラする
休職前。職場では"良い子ちゃん"を演じてました。
良い上司であるべき、良い部下であるべき、良い社会人であるべき。多くの "べき思考" に包まれていた。これにより社会適応できていた。
でも、場合によっては嫌なこと、不愉快なことはある。だんだん、心に余裕がなくなってくる。
すると、家に帰ってから何に対してもイライラする。本当は、最も大切にしたい家族なのに、その家族に対してイライラをぶつけてしまう。
本末転倒です。家族を幸せにしたくて仕事を頑張った結果、家族に嫌な思いをさせていた。
アンガーマネジメントを勘違い
"アンガーマネジメント"という言葉は知っていたが勝手に解釈してた。怒りを何やかんやして無いものにするのでしょ、と思ってた。でも違った。
「怒りは消すものではなく、上手に出すもの」
そう講座で言われて「消さないで良いの? 出して良いの?」と思った。
そもそも、怒りは完全に消せるものではない。消せたと思える時は単に感情を抑圧しているだけ。そう言われて、ハッとした。
怒りを抑圧すると内向きに返ってくる。返ってきて自分を責めることになる。結果、強いストレスになったり、爆発する。
だから、そうならないように "上手に出す" ことが大切。
何が怒りを生むのか
無茶振りをされたから、バカにされたから。だから怒りが出てくると単純に思っていた。
怒りの原因は、出来事ではなく、自分の中にある譲れない価値観だという。
例えば、並ばない人がいて怒る→ルールを破るなんて!→"きちんとなされるべき"という価値観が根底にある。
怒りの源を観察する
怒りという感情に巻き込まれてイライラした時のために、自分を観察する練習をしておく。最初は「今、感情に巻き込まれている」と気がつくだけで良い。
徐々に、奥底にある本来の考え、どのような価値観があり、怒りを生み出したのか、を観察する。小さな イラッ で練習すると良い。
感情に巻き込まれている状態に気がつけるように練習する。
巻き込まれてることに気がつけると、
怒り = 自分自身
の状態から
「怒りという考えを持っている自分」
になる。少しだけ、怒りと距離を取れるようになってくる。
怒り自体は消えない
怒りと距離が取れたとして、怒り自体が消えるわけではない。そもそも、感情は調整が難しい。だけど、怒りの後の行動は調整できるかもしれない。大切な人に暴言を吐かなくて済むかもしれない。物を壊さなくて済むかもしれない。
行動が調整できれば、それで良い。
ストレスが軽減できれば、それで良い。
怒りの感情は生存に必要な反応。時には活力になることもある。だから、怒りを消さなくて良い。怒りを消すのは勿体無い。
あと、全てを調整する必要はない。生活に影響が出るような時に調整できれば良い。
怒りを上手に出す方法
ネガティブな感情を含めて、相手に分かって欲しい気持ちがあるはず。怒りではなく、その気持ちを互いに伝え合うのが大切なことだった。
怒りをぶつけたら、相手だって反発してくる。または萎縮する。大切な人であれば尚更、そんな状況は望まない。
怒りではなく、本来、分かって欲しい気持ちを伝えられるようになりたいと思った。
この記事に書いたことをするにも、まずは「自分は怒りという感情を持っている」と気が付き、その感情に巻き込まれないことが土台にある。
以前の記事で書いた「自分を観察」する練習が役に立ちました。
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