(うつ病・リワーク日記)共感しても同意までしなくて良い
2度目の休職中に書いています。リワーク通いです。
私が通うリワークでは「認知行動療法」という講座があります。心理療法の1つであり、落ち込みや不安といった気分の変化に対して対処できるようにするもの。自分の認知(考え方)と行動を変化させてストレス軽減を目指すものです。
その中で、印象に残った、大切にしたい話。
共感力が高すぎる
誰かと会話をしていると「私はこう思ったんですよね」と言われることがあるます。
「うんうん、そっかそっかぁ」と共感する。
それが、辛い話だと自分まで辛くなってくる。怒りの話だと自分まで怒ってくる。
話し相手が親しい人なら尚更かも知れない。相手に共感しながら聞くことができるって素晴らしいことだと思う。
だけど、共感力が高すぎるあまり、自分の感情までも辛くなっては、いつか自分が疲れてしまう。
クレーム対応を自分ごとのように対応する
別の観点、具体的な仕事の場面を思い浮かべる。
仕事において、お客様からのクレーム対応をする場面。もしくは、他部署とのやり取りで自部署への文句を言われる場面がある。
理不尽なクレーム・文句でなく、一見、正当なクレーム。非が自分の組織にある時。
自分ごととして謝罪をして、嫌な思いをさせてしまったことを心底申し訳ないと感じ誠意をもって対応する。
私は休職直前は、あることの責任者を担っていました。その職務についた時点で、実は過去に大きなトラブルが起きていた。しれっと引き継ぎされたのですが、気がついたら、日々、クレーム対応する羽目になった。
ご迷惑をかけたと思う一方で、できることとできないことが出てくる。相手の困り具合がとても分かるので辛かった。疲れ果ててしまった。
無意識に同意までしてた
クレーム対応は極端な例ですが、会話で相手が言ってきことに対して共感を示す時に、私は無意識に同意までしていました。
「うんうん、そうですよね。あなたの意思に私も従えるように頑張ります」といった具合に。
自然にしてたことなのですが、振り返ってみると結構、自分を苦しめている考え方だったな、と感じています。
共感を示しつつ同意はしなくても良い
リワークの講座で言われたことが、私にとっては目から鱗でした。
相手の発言に共感は示しても同意はしなくても良い
「あなたはそう思っているのね、私の意見とは違うのね」で良い
コミュニケーションとして "話を聞いていることを示す" のは良い。相手の思いを汲み取って共感を示すのも素晴らしい。
だけど「そう思ったのですね」までに留める。無理して自分の考えを相手に擦り合わせる必要はないのです。
自分は組織を代表しているに過ぎない
仕事上のことであれば、お客様や他部署の方からのクレームは、自分へのクレームではなく、自分が所属する組織へのクレーム。
言われた言葉を代表して聞いているに過ぎない。その瞬間は感情が大きく動くかも知れないけど、あくまで代理で聞いているだけです。
対応は個人でなく組織でやるもの。と考えられるようになりたいと思う。
平常時には、そう思ってるのです。
むしろ、そのためにチームを組んで取り組んでいるとさえ思ってきた。だけど、自分が矢面に立つと、何とか自分だけで対応しようと考えて頑張り過ぎてしまうのです。
考え方を、少しずつ変化できると良いなと思いました。
私は、「共感」と「同意」を同じに考えてた。
でも、違くて良いんだね、と思うと少し楽になった気がしました。
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