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(うつ病・復職日記)精神病患者がもっと増えれば良いと思ってます

 2度目の出勤訓練中に書いています。

 日曜日は投稿をしないことが多いのですが、少し特別な日なので思うままに書いています。完全に個人の主観です。
 医療従事者の方や、それ以外の方が気を悪くしたら、すみません。

 記事の件名は「病気の人が増えれば良い」の意図ではありません。「医療を頼り精神科に通える人が増えれば良い」という想いで書いています。


 私の歯は銀歯だらけです。子供の頃に、たくさん歯医者さんに通いました。虫歯が多い子供でした。

 今でも歯科医院が苦手です。他の方の治療中の音が聞こえると、"ヒョえぇぇ〜" ってなります。

 だけど、歯が痛ければ気軽に歯医者に行きます。銀歯だらけなので、被せた銀歯が取れちゃった時に行く方が断然、機会は多いですが。なんなら、稀にですが、歯のチェックや歯垢取りで行くこともあります。

 家族以外の他人にも、気軽に「今、歯医者に通っててー」と話せます。多くの場合、「あー、歯医者さん苦手だよー」と反応がくる。または「私は全然平気だなー」なんて人もいます。

 歯医者さんは身近な存在、行くのに抵抗がない所、通院していることを言っても平気と思える。

 だけど、精神科は真逆。なぜだろう。

 10年ほど通っても、この感覚は変わらない。

 最初に家族に「病院に行こう」と言われた時、「精神科?なんで?私が?」と思った。「そんなはずがない」とさえ思った。

 恥ずかしながら、「リワークに通うことをお勧めします」と産業医に言われた時ですら「自分には必要ない」と思った。

 精神科は遠い存在。分からない存在。行くのに抵抗しかない所。通院しているとは言いずらい。

 なぜだろう。

 もっと気軽に精神科に行けたら良いのに。歯医者さんと同じくらい、身近な存在になったら良いのに。

 「こんな感じでさー、精神科に行ったんだ」と気軽に話題にできるくらいになったら良いのに。

 そしたら、もっと早く通院し始めてたかも知れない、そう思った。

 厚生労働省の資料によると、精神疾患を有する総患者数は約419.3万人(平成29年)だそうです(参考文献:第13回 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会 参考資料1より)。私は医療の専門家ではないので正確なことが書けませんが、恐らく、これは通院している人の数ですよね。

 この 419.3万人以外に精神疾患で苦しんでいて、それでも医療と繋がってもいない人が沢山いるのかも知れない。そう思うと切なくなる。

 皆が知っている病院なら、知識不足からくる偏見も減るんじゃないかも知れない。これは淡い期待なのかも知れないけど。

 精神科だって、もっと気軽に頼って良いんじゃないか。通って普通って感じになれば良いんじゃないか。そう思うのです。

 精神科に勤めてる方は "忙しくて、これ以上は大変だ" というなら、こんなことを書いてごめんなさい、なのだけど。

 私は、精神科医療と繋がることができて良かった、と思ってるから。

 もっと精神科が身近で、気軽な存在になれば良いな、と感じています。

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