工夫力計算編(Ⅲ)
計算を普通にするのではなく、工夫して行う「工夫力計算編」のⅢです。
あーでもないこーでもないと考えてもらったりすることが目標です。
では、問題です。
今回は簡単な数を使ったヒントがあります。
(77.7×6.66-55.5×4.44)÷(122.1×1.11)
普通に計算すると( )の中から計算していきますが、それは大変そうですね😭
よって今回も別の見方から解く方法を考えます。
<今回の問題のヒント>
*ヒントが必要ない人はスクロールしないで考えてください!
ヒント:
例えば‥(6×10-9×5)÷15で考えて見ると、
普通は、(60-45)÷15=15÷15=1となるが、
別の考え方をすると‥
(3×2×5×2-3×3×5)÷3×5 と考えて、
計算の工夫(共通因数)をすると、
3×5×(2×2-3)÷3×5
となり、最後に計算は、
2×2-3=1 となる。
(解説・考え方)
・77.7=11.1×7
55.5=11.1×5
になることに目を付ける。
また、122.1=11×11.1になる。
・6.66=1.11×6
4.44=1.11×4
になることにも目を付ける。
よって、
(77.7×6.66-55.5×4.44)÷(122.1×1.11)
=11.1×1.11×(7×6-5×4)÷(11×11.1×1.11)
になるので、
(7×6-5×4)÷11
=22÷11
=2
答え
2
整数より少数のほうが見つけにくいですね。
計算編Ⅰ、計算編Ⅱに続いて、この方法も入試でもよく使われます。
今回も楽しんでもらえていたら嬉しいです。
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