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実現したいのは「StudioZOONに関わった作家さんみんなを幸せにすること」 『富士見L文庫』『カドカワBOOKS』『カクヨム』などを立ち上げた敏腕編集者のヒット作を生むコツとは

こんにちは!
株式会社CyberZのコンテンツスタジオ「StudioZOON」担当広報の城戸(きど)です!
マンガ編集者、ADを募集すべく始めた編集長のインタビュー連載!
第1弾、第2弾はもう読んでいただけましたでしょうか?

今回は、『StudioZOON』の第5編集部の編集長を務める萩原 猛さんにお話しを伺ってきました!
これまでに数々のレーベルを立ち上げ、多くのヒット作を産み出した萩原さん。
とにかく作家さんの幸せを第一に願っているその姿勢や、なぜ『会話』を大事にしているのか、ヒット作の作り方から『StudioZOON』にジョインした理由まで、たくさんお話しを聞いてきました!
それではどうぞ!!

ーまずは、これまでのキャリアについて教えてください。

新卒で法令系の出版社に就職し5年間働いたあと、物語に関わる仕事がしたいという思いが抑えきれず、28歳のときに幻冬舎コミックスに転職しました。
SFやファンタジーを全面に押した新書レーベルを創刊するタイミングということで、未経験ながら編集部に滑り込めたんです。
そこでは、ベテランの作家さんを担当することが多かったので、打ち合わせの基礎やプロットの読み方など、彼らにイチから鍛えてもらいました。
特に、直接顔を突き合わせた対話からしか得られない情報があると知れたことは、その後の編集人生に大きな影響があったと思っています。

その後、富士見書房(現・KADOKAWA)に入社しました。
私は小学生の頃からずっと「ドラゴンブック」レーベルの本を愛読していたのですが、当時の富士見書房は新卒採用をしておらず、なかなか中途採用の募集も出ないんですよ。
でもこの時タイミング良く「ドラゴンブック」編集部の募集を見つけ、衝動的に申し込んでしまいました。
ここでは『ダブルクロス』というタイトルを担当しつつ、新しいプロジェクトを考えたりと、かなり自由にやらせてもらっていたのですが、1年くらい経ったあたりで、突然「ファンタジア文庫」という老舗のライトノベルレーベルに、副編集長として異動することになりました。
青天の霹靂のような人事で、戸惑いも大きかったのですが、異動した年に刊行した担当作『冴えない彼女の育てかた』が発売初日に全国の書店さんから消えるほどのヒットとなり、なんとか肩の荷が降りた思いでしたね。
「ファンタジア文庫」では他に、『ぼくのゆうしゃ』『Only Sense Online』『金色の文字使い』『武に身を捧げて百と余年。エルフでやり直す武者修行』などの立ち上げを担当しました。

そんな中、社内に新たに大人向けの小説レーベルを創刊するという企画が持ち上がりまして。
生来の新しもの好きと、過去にレーベル創刊にかかわった経験があることから、そこに参画することになり、気がつけばそのレーベルの編集長になっていました。
それが、今年9周年を迎える「富士見L文庫」レーベルですね。
小さい編集部でしたので、編集長をやりつつ、現場としてもかなり多くの作品を担当していました。
『かくりよの宿飯』『紅霞後宮物語』『浅草鬼嫁日記』などのシリーズを立ち上げられ、また、京極夏彦さんの作品世界を舞台にさまざまな作家さんに小説書いていただくシェアードワールド企画『薔薇十字叢書』にも関われました。

また「富士見L文庫」創刊と同時期に、個人的にウェブ小説にも興味があったことから、会社に掛け合って「富士見書房ノベルス」というミニレーベルを作らせてもらいました。
そこで最初に書籍化のお声がけをしたのが『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』と『レジェンド』ですね。
すっごく個人的な話なのですが、子供の頃からの夢だった「ドラゴンブック」での仕事が異動により途切れてしまったことへの不完全燃焼が自分の中でずっと燻っていまして。
なので、富士見書房っぽい、「ドラゴンブック」っぽい、そんなファンタジー小説を世に出したいというのが「富士見書房ノベルス」創刊の動機でした。
だから、「富士見書房ノベルス」の背表紙にはドラゴンのロゴが入っているんです(笑)。

そんな時、会社の大合併によって富士見書房がなくなり、KADOKAWAとなりました。
その流れで、合併前に各社がバラバラにやっていたWeb小説をひとつに集約したレーベルとして『カドカワBOOKS』を創刊することが決まり、その編集長職が回ってきました。
さらに、Web発小説の躍進を受け、そろそろKADOKAWAも自前の小説サイトが必要だろうということで、「カクヨム」のプロジェクトを立ち上げることになったのですが、その編集長も私がやることになり……。
この頃はさすがに「富士見L文庫」の編集長は後任に託させてもらっていましたが、それでも現場編集としてはシリーズを担当していましたし、『冴えない彼女の育てかた』のメディアミックスなどもあり、まさに目が回る忙しさでしたね。

一連の立ち上げラッシュが落ち着いたタイミングで、出版社の現場としてはやり切った思いもあり、KADOKAWAを辞めて独立することにしました。
以降は、TVアニメやゲーム等の企画やシナリオを作家さんらと一緒に制作するという事務所を立ち上げまして、すでに発表されているタイトルでは『戦翼のシグルドリーヴァ』『リコリス・リコイル』『Engage Kiss』『テイルズ オブ ルミナリア』『Link!Like!ラブライブ!』などに携わりました。まだ未発表の企画もいっぱいあります。
さらに、当時芽が出つつあった3Dキャラクターをモーションキャプチャーで動かすという技術に可能性を感じ、バルス株式会社にも創業から参画しています。

独立後、自分の事務所とバルスで5〜6年くらいアニメ・ゲーム関連の仕事をしているんですが、アニメとかゲームって、企画を立ち上げてから作品が世に出るまで、どうしても年単位で時間がかかるんです。
その結果、作家さんに規模の大きな仕事に関わってもらう、ということは何度か達成できたのですが、一方で、お仕事をご一緒する作家さんの絶対数は減ってしまった、という思いがありまして。
新しい作家さんとお仕事をする機会も、あまり作れなくなってしまいました。
多くの作家さんと仕事していくには、半年〜1年というショートスパンで立ち上げられる媒体もやっていかないと駄目なんだなと痛感したんです。
それで、マンガ原作のお仕事もちょっと当たってみるかと考えていた矢先に、『StudioZOON』と出会いました。

ーWebtoonには以前から興味があったんですか?

もちろんWebtoonは知っていましたし、個人的にも読んでいました。でも、自分が仕事としてやるイメージはあまりなかったですね。
ただ、そもそも私は自分が仕事を選ぶ際に、自分のやりたい・やりたくないは全く重要ではないと考えています。
私自身は小説もマンガもアニメもゲームも全部、仕事としてもプライベートしても楽しめるけど、「これだけが好き」「これじゃないといけない」っていう思い入れはないんです。
だから、作家さんがやりたいと思える仕事を持ってきたい。作家さんの「やりたい」を叶えることが、仕事の上での私の理想なんです。

ちょうど『StudioZOON』と話していた頃、周囲の作家さんの中にもWebtoonに興味がある、やってみたいって人が出てきていました。
しかも、1年以内に作品が世に出せる、という部分も合致している。これはいい機会じゃないかと考え、いろいろと話を聞いたうえで『StudioZOON』にジョインすることにしました。

ー萩原さんのように、編集者さんが独立することってよくあることなんでしょうか?

もともと転職が多い業界ですが、独立する方についてもちょいちょい耳に入ってきますよ。
ただ、それに纏わるいろんな失敗談を聞いていると、決して甘くはなさそうです。
私も独立に際して、いくつか自分で決めたルールがあり、そこはできるだけ守るようにしています。

ひとつは、出版社ではできないジャンルの仕事を優先的にすること。
出版社は、「本を出す」ということにおいては非常に優秀なシステムがあり、編集者だけでなく営業や宣伝など、優秀な人材が揃っています。
そのリソースに直接アクセスできなくなった段階で、出版社にいた頃と同じレベルで本を作ることはもうできなくなったと思ったんですよ。
なので私は、自らの意思で出版社を出た以上、本じゃないエンタメの現場に作家さんを連れていく、そういう仕事をしようと腹を括りました。
出版社は本を出すことが主業務なので、中にいると、それ以外のエンタメには飛び込みづらいんです。社内にアニメやゲームをやっている部門や子会社があったとしても、書籍編集者の身ではそう簡単に関わることはできません。時間のかかる調整が必要になります。
でも外部の身軽な立場であれば、さっと飛び込める隙間もあったりするんですよ。

もうひとつは、オンラインコミュニティやサロンなど、プロアマ問わず作家さんから直接お金を取るような仕事はしないこと。
これは私が古いのかもしれませんが、編集者の仕事は露悪的に言えば、作家さんの儲けから上前を跳ねることですし、そう学んできました。
まずは作家さんをちゃんと稼がせること、その機会をできるだけ作ることが必要なんだと考えています。
もちろん実績ある作家さんが後ろに続く方々に経験に裏打ちされたノウハウを伝える、というのは対価を得るに十分値することだと思いますよ。
でも、編集者自身が作家さんから直接お金をもらってしまったら、終わりでしょう。少なくとも、私の職業倫理とは合致しません。
……と、この話は続けるともっと長くなるので、このくらいにしましょうか(笑)。

ー独立することは迷わなかったんですか?

全然迷わなかったですね。
エンタメ編集として濃密な時間を走り切った感はあったんですよ。辞める直前は編集長2つやりながら、年40冊以上も担当していましたしね。
もちろん、担当して欲しいという作家さんがいる以上、まだ本を作りたいという思いもありましたが、それよりも、もっと規模感の大きい仕事に私の周囲の作家さんを連れていきたいという欲求の方が大きかったです。
その頃はライトノベルが転換期にあり、才能はあれど環境にフィットしない作家さんが今後増えるだろうというのは容易に想像できました。①作家自身が変わるか、②出版社が変わるか、③場所が変わるか、選択肢はその3つだと思ったときに、①は私がやらせたくなく、②はどうしても時間がかかる。そこで、③を選択したんです。

ー改めてこれだけのヒット作を担当されたのはすごいことですよね。ヒット作を生むコツみたいなのはあったりするんですか?

ヒット作を作るコツは、簡単ですよ。『常に読者の顔をみる』、これだけです。
そのレーベル、そのジャンルの「流行っている作品」を見るんじゃなくて、「買っている読者」を見る。彼らの顔がはっきり見えるまで、調べて、考えて、その人たちが喜んでくれるものはなんなのかを突き詰めるんです。
それと作家さんの書きたいこと・得意なことが重なる部分を探りながら、彼らと一緒に企画を練っていく。
これを1ジャンルについて4回も繰り返せば、少なくともヒットの芽は見えてくると思いますよ。

流行りをトレースするだけだと小粒な企画ばかりできてしまいます。
大きなヒットを出したいのであれば、まだ流行ってないけど、次に読者はこういうのが読みたくなるんじゃないかとか、今の流行りをこっちにずらしたら読者にもっと喜んでもらえるんじゃないかとか、そういうアイデアを練り続け、いつでも作家さんに提案できるようにしておくことが大事だと思っています。

だから、読者が見えにくいジャンルは怖いですよね。
Webtoonは黎明期であるがゆえに流れが速いので、今楽しんで読んでる人と1年後に読んでる人の顔が同じとは限らないんです。
なので1年後に読んでそうな人が喜びそうなものをイメージし、そこから4パターンの企画を作る……すでにこの中に、あやふやな情報がいくつも挟まってるのが、怖いです。
怖いけど面白いです。

ーどうやって読者の顔が見えるまで絞り込むんですか?

結局、これも人と話すしかないと思っています。話して、考えて、仮説を立て、検証する。この繰り返しですね。
だから、「最近何が面白い?」「どんなもの読んでる?」「それって周りの人も読んでる?」って人と会うたびに聞きます。
あとは、できるだけ現場に行くこと。本であれば書店、アニメやゲームであればイベントやショップ、などですね。そこに集まる人の顔を見ることで学べることはすごく多いです。

ー『StudioZOON』にジョインした理由を教えてください。

Webtoonのことはもちろん知っていましたが、Webだけでマネタイズまで完結するからか、比較的ハードル低くいろんな会社が参入していたんですよ。だから、最初は「カオスだなぁ」「ここに足を踏み入れて作家が幸せになるのかなぁ」と、若干懐疑的な印象でした。
私は作家が嫌な思いをする現場がすごく嫌なので、このジャンルに飛び込んでいいか迷っていたんです。
そんな時に『StudioZOON』と話す機会があって、軽い気持ちで総合プロデューサーの冨塚さんとお会いしたんです。妙に熱い人だなぁというのが第一印象でしたね。
良いもの、面白いものを作りたいという思いは伝わったし、なるべく内製でやっていきたいということで、いろんな会社が出入りした結果責任の所在が曖昧になるような現場じゃないんだと感じ、もうちょっと詳しく知りたいと、鍛治さんも含め3人で食事をしに行くことにしました。
そしたら鍛治さんもやっぱり熱い人で、「こういうWebtoonを作りたいんだ!」という夢を熱く語ってくれて、「こういう人たちとだったらいいな」と思えたんです。
なので私はWebtoonをやりたかったのではなく、『StudioZOON』の面々が良いな、と思ったんです。

ーWebtoonをやりたかったのではなく、『StudioZOON』だからやろうと思った、ってめちゃくちゃいい話ですね!

あの時会ったのが冨塚さんと鍛治さんじゃなかったら、私はWebtoonをやってないと思います。……これ、多分本人たちには言ったことないですけどね(笑)

鍛治 健人・村松 充裕・萩原 猛

ーでは編集長ひとりひとりの印象も伺っていいですか?まずは村松さんは萩原さんから見てどんな印象ですか?


村松さんは考え方が結構似てるんですよね。作家に対する姿勢や今の出版社に対する思いとか、話すたびに「それ俺も考えてた〜!」ということが多くて。でも、間違いなく私よりもクレバーです。
思想そのものは似てると思うんですが、正解を引くまで無駄に話しまくる100連ガチャのような私と違い、一言一言が芯を食っているから、すっと頭に入ってくる。ちょっと話してるだけでもすごく勉強になります。
あと単純にかっこいい!! 編集者であれだけカッコいいのはずるいです。見た目やスタイルもそうですが、話し方含めてあんなにかっこいい編集者はいないですよ。
村松さんに憧れ、影響を受ける編集者は多いでしょうし、『StudioZOON』の顔と頭脳は彼で間違いないと思います!
<村松さんとは?となった方はこちら>

ーでは鍛治さんはどんな印象ですか?

編集者でありクリエイターであることは難しいと思うんです、本来。
なのでクリエイターで編集者って聞いて、最初はちょっと警戒していたんですが、鍛治さんはそんな私の懸念をふっとばしてくれましたね。対話を重ねるうち、「この人は本当にクリエイターと編集者が共存してるんだな」と素直に思いました。
クリエイターの熱さと編集者の冷静さの両方を持っていて、ぶつからず共存している。若い作家にはクリエイターの先輩として背中を見せられ、ベテランには編集者として売るためにこういうことやりたいと伝えられる。
これは本当に得難い才能だと思います。スタジオ内製で、全ての工程のクオリティをに責任を持つ、そういう体制を考えた時に、鍛治さんが『StudioZOON』の心臓だと思っています。
<鍛治さんとは?となった方はこちら>

ー萩原さんの担当部署ではどんな体制でどのような作品を制作しているのでしょうか?

私の第5編集部は原作専門の編集部で特殊な立ち位置で、文字専門の編集部となります。
作画チームは持たず、Webtoonとして面白い原作企画を作家さんたちと作り、それを第1、第2編集部でマンガにしてもらう、というのが基本的な流れですね。

ー今って萩原さんが信頼されてる作家さんにお願いしていると思うんですが、作家さんを説得したりする上で障壁になっていることとかありますか?

これまでもいろんな媒体をやってきているので、以前から一緒に仕事してる作家さんからは、「萩原さんがやるなら話聞きますよ」と言ってもらえました。先ほども申し上げた通り、もともと興味を持っていた方も多くいらっしゃいましたしね。
あとは、そこまで関係性ができていない作家さんでも、『StudioZOON』が全部責任を持って内製でやっていくこと、ベテランの編集者が在籍していること、条件がオープンになっていることなどを話すと、かなり安心感を持ってもらえます。

ー全部内製でやるというところが作家さんに安心感を覚えてもらえたキモだったんですか?

そうですね、エンタメって、何をやりたくて、誰に届けたいのか、ここの目線の統一が重要だと思うんですが、作っている現場の意思決定部分に複数の人や会社が入ると、「何を」がぼやけたり、「誰に」が曖昧になったりすることも多いんです。
結果、誰が責任を持つのかもわからなくなっている現場が一番大変だし、みんな不安になるんですよ。
なので、責任を持てる部分は全部内製でやろうとしている姿勢は『StudioZOON』の一番の強みじゃないですかね。
さらにそれを取り仕切る編集者はベテランが揃っているし、それ以外の若手や中堅もポテンシャル十分、これだけの人材が集まっているところはないと思いますよ。

編集者って、自分の考えをどれだけ言語化できるかが大事だと思っているんですが、特にその能力が高いメンバーが集まっていると感じますね。
なので、どの編集者と話していても、自分がいま考えていることを言葉にしようという意欲を感じられます。言葉にしないと、伝わらないですから。

ーこれまでもオリジナルIP制作に携わってきたと思いますが、IPを創出する難しさはどういうところにあると思いますか?

ただ面白いものを作るだけなら、簡単です。面白いものを作れる方にお仕事を依頼すればいいんですから。
でも面白いっていうのは、主観的なものなんですよ。
面白いものを作りました、誰にも届きませんでした、じゃ駄目なんです。
「誰にとって」面白いものを作るか、その「誰か」にどうやって届けるのか。それを考え、決めるのは編集者やプロデューサーの仕事です。
作品がユーザーに届く瞬間をイメージし、そのユーザーの顔や表情をシミュレートし、そこに向けて中身を作家さんと一緒に調整しつつ、同時にキャッチコピーやキービジュアルなども考えていく。
仮説はいくつも出てきますが、ギリギリまで悩んで、決めたら迷わない。その分水嶺を見極めるのが一番難しいですね。
ヒットさせることができなかった作品はもちろん、ヒットした作品であっても「こっちのルートを選んでたらもっと売れたかも」なんて後悔はいくらでもありますから。

ーこれまでの経験から、『StudioZOON』でどういった事を実現したいかお聞かせください

『StudioZOON』に関わった作家さんがみんな幸せであることですね。
どんなエンタメでも、作家さんからすれば、自分の作った作品を多くの人に見てもらえる状況というのが一番嬉しいはずなんです。そうすれば、いろんな数字がついてきますので。
その状況を実現できるメンバーは揃っていると思うので、あとはどうやって形にするか、ですね。
そうやって、今一緒に『StudioZOON』の仕事をやってくれている作家さんが幸せになると、それを見た別の作家さんもどんどん集まってくる。そうやって、多くの作家さんが幸せになれる。その光景を見ることができれば、私も「仕事をしたな」という気持ちになれると思います。

ー最後に『StudioZOON』では現在編集者やアートディレクターなどを募集していますが、どんな人にきて欲しいですか?

繰り返しにはなりますが、優秀なだけでなく、自分たちの中にある経験やアイデアをちゃんと言葉にして伝える、という能力に長けたメンバーが集まっている場所です。
ただ「背中を見て自分で考えて」じゃなくて、もっと丁寧なコミュニケーションの中で、一緒に前に進むことができる環境だと思います。
Webtoonという新しい媒体で面白いエンタメを作って、作家も編集者もみんなで幸せになりたいという方は、ぜひ『StudioZOON』の門を叩いてみて欲しいです!

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不明点などがあれば以下までお気軽にお問い合わせください。

株式会社CyberZ 広報:城戸
kido-risa@cyber-z.co.jp

あとがき

萩原さんのインタビューはいかがでしたでしょうか。
萩原さんは、いつもビシッとしたスーツ姿で現れるのでオーラが半端ない!聞けば全部オーダーなのだとか!(インタビュー時のzoomでノーセット+Tシャツの萩原さんを見られたのは内緒)
インタビューでも何度も「私はどうでもいいんです、作家さんが幸せになってくれたらそれでいいんです。」という作家ファーストの思想を語ってくれたように、とにかく熱い!
「面白いものを作るのも、ヒット作を作るのも簡単ですよ。」とあっけらかんと答えてくださったのも印象的だったなぁ。

インタビューをしてみて改めて、熱くて、人が好きで、エンタメを愛している編集長が『StudioZOON』にいることはとても嬉しく誇らしいことだなと思いました。
担当広報になれて私も毎日がすごく楽しくて、充実しています。

そんなこんなで編集長連載はこれにて締めくくります!
次は事業部側のお話しも聞きに行ってみようかと思います!お楽しみに!!



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