スタジオテイルの人

「心がふるえる」ような、体験・ストーリーを。 株式会社スタジオテイルは、Web、書籍…

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「心がふるえる」ような、体験・ストーリーを。 株式会社スタジオテイルは、Web、書籍、その他さまざまなメディアを通して、皆様に良質な「こころの揺らぎ」と「新たな気づき・発見」を与えられる体験・ストーリーを提供していきます。

最近の記事

収入とやりがい、仕事に求めるのはどっち?

こんにちは。みんなの転職「体験談」。です。 当サービスでは、定期的に社会人の方に向けてアンケートを実施しています。 前回実施した、「収入とやりがい、仕事に求めるのはどちらの割合が高い?」のアンケートで、「収入」と答えた人は47%、「やりがい」と答えた人は53%でした。 年齢別でみると、20代・30代は収入とやりがいそれぞれがほぼ同じくらいの割合となっており、40代・50代以降と年齢が上がるにつれて「やりがい」と答える人の割合が増えています。 また、性別で見たときには男性の

    • みんなの意見「地位や年収へのコンプレックスはある?」約8割が「ある」と回答!

      弊社サイトで行われた、 「現在の肩書や地位、収入に対しての劣等感やコンプレックスはありますか」というアンケートでは、「ある」と答えた人は全体の77%、「ない」と答えた人は23%でした(2022年1月)。 年代別・男女別で見たときには若い世代および男性のほうで「ある」と答える割合が高まっています(※上記「年代別」グラフ参照)。 また、このアンケートは2017年から実施しているのですが、「ある」と答える人の割合が年々少しずつ増加傾向にあります。 (2017年時点では、ある:6

      • トウキョウのチコリ 4章

        ◇ 4章 夢の世界 14. ボクが望んだ世界(1) リズは、ボクのことを「お兄ちゃん」と呼んだ。 それは、とても不思議な感覚だった。リズがボクのことを受け入れてくれた喜びと照れくささ、そしてなんだか背徳感のような後ろめたい感情。 でも、それほど悪い気はしなかった。というよりもまったくその逆で、とても嬉しい気持ちになった。リズはボクともっと身近に、そして親しい関係になることを、彼女の方から望んでくれたのだ。 そして、同時にボクは彼女の内面を少しだけ覗けたように感じた。

        • トウキョウのチコリ 3章

          ◇ 3章 2037年  冬 10. クリスマスの日に起きたこと  あるとき、サトシじいさんの体調が良くない日が続いた。  サトシじいさんは「私のことはいいから、アオのいるラボに行くように」とボクに伝えた。ボクはその通りにして、その間アオと二人で過ごした。 「外の様子はどう」 アオはよく、そうやってボクに建物の外側について尋ねてきた。 そしてそのたびに、ボクはなんだか憂鬱な気持ちになった。アオが外に出ることは決して叶わないのだ。このラボの中でしか、ボクと彼女は一緒にな

        収入とやりがい、仕事に求めるのはどっち?

          トウキョウのチコリ 2章

          ◇ 2章 2037年 秋  6. 新学期と、新しいクラス  新学期を迎えて、新しい学校で何よりもボクが苦労したのは、授業が前の学校と比べてとても進んでいたということだった。もともとボクはそれほど勉強ができる方ではなかったのだが、ここでは完全に落ちこぼれだった。 授業は殆どコンピュータを使って進められた。 円形の教室に、壁に面するような形で机とコンピュータが置かれ、教室の中心は教師が監視塔のように立ち、事業中ずっとボクらを見張っていた。 どの教科の教師も、他の生徒と比べ

          トウキョウのチコリ 2章

          トウキョウのチコリ 1章

          ◇ 1章 2037年 夏  1. 都会での新しい生活 十四歳の夏、ボクはトウキョウに移り住むことになった。 それまでボクが住んでいたのは東北の古い温泉街で、道でばったり出会う人は皆顔見知りで、商店街の殆どは無人の空き家だった。そして、そのうちの数軒はボクらの秘密基地的な、格好の遊び場だった。 通っていた中学校では、ボクを含めて全校で八人の生徒がいた。そのなかで、ボクが苦手と感じる生徒が年上と年下にそれぞれ一人いたけれど、それ以外はそれなりに仲良くやっていたと思う。でも

          トウキョウのチコリ 1章

          「働く」ということ。

          当社が運営するサイト「みんなの転職体験談」で、社会人経験3年以上の方200名を対象に「あなたの仕事の目的は?何のために働きますか?」というアンケートを実施したところ、一番多く挙がった理由は「現在の生活を維持するため」というものでした。 ちなみに、「働く」の英訳には「Work」または「Labor」があります。 どちらも同じような意味でつかわれるますが、「Work」は【何らかの自主的・能動的な活動】も含み扱われるのに対して、「Labor」が【労役】【労働】というニュアンスが強

          「働く」ということ。

          「みんなの意見を持ち寄ろう」「多数決が大事」は、ときに人を堕落させる

          「みんなで考えよう」というのは、良く聞く言葉ですよね。 私もたまに言います。しかも、なんだか耳に良いフレーズでもあります。 だけど、その「みんなで考えよう」というシーンでは、「関係性や安心感を育む」うえでは有効ですが、実際に「思考の質が高まるか」というと、そうでもないことの方が多いようなのです。 「思考の品質」は人の数に比例するとは限らず、逆に低減することもある 気心の知れた人達で集まって話し合いを始めると、知らず知らずの内にその人たちの間で「今の私たちが持っている『雰

          「みんなの意見を持ち寄ろう」「多数決が大事」は、ときに人を堕落させる

          【漫画】管理職・マネージャーはいつも「板挟み」…?

          この話、実は私の実体験を社内のイラストレーターの子に伝えて、漫画にしてもらったものです(ところどころ脚色されていますが…笑)。 「こういうの、あるあるだよね」と思われた管理職・マネージャーの人もいるかもしれませんね。

          【漫画】管理職・マネージャーはいつも「板挟み」…?