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子供と大人の境界線を考える【理想の若者論#1】

こんにちは、Studio Topitaです!
私たちは理想郷を本気で「想像」「創造」するサークルと称し、毎月テーマを決めて語り合い、議事録をアップロードしています。
ぱっと聞いただけでは「?」かもしれませんので、どうぞ是非、自己紹介をご一読いただきたいです。
(常連さんは、いつもありがとうございます!)

Studio Topia 6月
「子供と大人の境界線を考える」

6月のテーマは今年度から成人年齢が引き下げられたことを受けて、若者について考えていきたいと思います。

まずは年齢区分の整理から

まずは議論の前提を作るためによく見られる年齢区分を見ていきましょう。

・子ども(0 歳から高校生):幼児、小学生低学年、中学生、高校生
・成人(18-64 歳):18-39 歳、40-64 歳 
・高齢者(65 歳-):65-74 歳、75 歳以上

名称は色々ありますが、この3区分をよくみるのではないでしょうか。そして、成人や生産年齢と言われる真ん中の区分がとてもアバウトであることが気になります。18歳から64歳を一括りにしてもいいのでしょうか。また、成人年齢が引き下げられたのと同じように、高齢者の年齢を65歳でいいのかも気になるところです。もちろん人によってまちまちですが、65歳は元気です。本来の意味での「高齢」という意味も見直しが必要になってくるのではないでしょうか。

そして、特に気になるのが、「子ども」に分類される0歳から高校生に当てられる人々です。義務教育は中学まで、この点を踏まえると、高校生でも自立して働いている人も大勢います。一方で日本では大学進学率が50%を超えており、高校を卒業しても働かずに勉学に励んでいる者も大勢います。多元化しているほど複雑な事態ではありませんが、それでも3区分に年齢を区別する必要性はどこにあるのでしょうか。

成人年齢を引き下げる理由

中でも、イントロで言及した通り、今年度から、成人年齢を20歳から18歳に引き下げられたことは注目すべきでしょう。引き下げの理由はかなり政治的です。端的に言って、日本の超高齢社会や少子化が背景にあります。

例えば、朝日新聞では、「シルバー民主主義」の歯止め、少年法への批判、男女の結婚年齢の統一が挙げられています。皆さんは成人年齢の引き下げについてどのようなご意見をお持ちでしょうか。

ネットと繋がることで成熟する子供が多いことはやはり過去と比べて特質した状況であると言えます。小学生や中学生でも大人と同じように情報を受け取ることができます。だからこそ、自立したと言われているのだと思います。メディア時代を生きる子供達は今までのどの時代よりも自立した存在なのでしょうか。成人年齢引き下げからはこのようなことを考えてみたいと思います。

体は大人、心は子供、逆コナン状態

しかし、今の我々の社会の状態を考えると、自分だけでなく他人の人生の責任を負えるほど人が育った大人がどれほどいるでしょうか。皆が大人になる準備をすることなく大人へとなっていきます。大人の責任を背負うことになります。それは今だけなのか、昔からそうなのか分かりません。ただし、教育も受けないまま、大人の役割を背負うのは不当ではないでしょうか。今の社会には、表面的な大人と言うべき、年齢だけが大人になった人々が大勢います。しかし、おとなとはそもそもどのような人を指すのでしょうか。子供とは何が違うのでしょうか。大人の役割とは何でしょうか。

今月の個別テーマ

第一回:私は、若者(子ども)だろうか?
第二回:18歳が、成人年齢でいいのか?
第三回:大人になるための教育とは何か?
第四回:子どもは社会を担えるのか?

今月は以上の4テーマで考えていきたいと思います。
本記事の作者である私は自分のことを大人だとは思っていません。
しかし、世間的にみて大人に当たる年齢になっていることに妙な焦りを感じたりもします。このモヤモヤを解消できればと個人的には思っています。
それでは、今月もお願いします!!!

以下では議論の参考になるトピックを紹介します。

大人エレベーター

「大人とは」を考える上で外せないCMですよね。
皆さんは誰の考えが好きですか?

17才の帝国

今放映されている『17才の帝国』。若者が政治AIを使って、政策を決定していく世界を描きます。ここで描かれている内容は、ファンタジーでしょうか。物語の進行とともに、考えていきましょう。

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