Kの向くままにおススメ映画『川の底からこんにちは』ネタバレあらすじ感想日記
こんにちは。しじみの砂が苦手なKです。今回は『川の底からこんにちは』。一言で表すと「中の下の映画」。
こんな人におススメ
要注意点まとめ
こんな映画です
まあ、大半の人は中の下ですから!!!
木村佐和子は駆け落ち上京してすぐに男に捨てられます。それから5年、仕方なしの東京生活、仕事は楽しくない、現在付き合っている健一はバツイチで子持ちの上司という、妥協だらけの人生。
ある日、父が入院したという知らせが入り、家業のしじみ工場(木村水産)を継ぐように言われます。結局しょうがなく、健一の連れ子と3人で実家へ帰る事に。
倒産寸前の木村水産ではパートのおばちゃんたちに意地悪をされ、昔の友人の計略に合い、健一に浮気され、東京の生活が最低かと思っていたら更にその下の《どん底》生活に突入。
しかし!しょうがないから、大した人間じゃないからと開き直り、上記の歌を作って会社を立て直し、中の下の生活を取り戻します。父の死後、生前にお願いされていた通り、しじみの養殖場に遺骨を撒くのでした。
もう少し詳しく
佐和子の口癖「しょうがないから」。無気力と妥協を混ぜて固めたようなこの言葉。しかし限界を突破した後半では「しょうがないから、頑張るよ」と、開き直りと原動力の言霊に変化するんです。
幼い頃 母を病気で亡くした佐和子はそれ以後、諦観の人生でした。しかし、取るに足らない人間、取るに足らない人生だからこそ、努力しないといけないのです!
大半の人が中の下だから、多くの人が共感できるはず……チョット角が立つので言い直します。Kは中の下の人間なので共感できました、はい。
しょうがなく会社を立て直した佐和子は、パートのおばちゃんたちからも一目置かれる存在に。聞けば、彼女たちの殆どは佐和子と同じく男で失敗していました。そんな事もあって徐々におばちゃんたちと心を通わせていきます。
父の火葬の後、「私らみんな、アンタの新しいお母さんだからね」と励まされて泣き崩れる佐和子。……まあ、なんだかんだで良いお話だったなー、と思った瞬間、衝撃事実が!!!そういう事かよ、パートのおばちゃん怖いわ…。。
観た後はこんな気分になりました
満島ひかりの映画だね、独壇場。『愛のむきだし』では安藤サクラに隠れて何とも思わなかったけど。
確かにKも佐和子と同じく「しょうがないから」仕事してお金稼がないといけないし、良い事なくてもつまらない事ばっかでも「しょうがないから」。
不満や愚痴をいくらつぶやいても「しょうがないから頑張るか」。
頑張ってるけど何故か上手くいかない人、必見。人生、諦めてからが本番だ!
心に残ったセリフ
何度も言うけど、満島ひかりの映画。とにかく佐和子のキャラが良い。応援したくなるよ!この映画の点数の殆どが満島ひかりです。
ゆる~い映画と思っていると、謎のパワーでカウンターもらうぞ!
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