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Kの向くままにおススメ映画『川の底からこんにちは』ネタバレあらすじ感想日記

こんにちは。しじみの砂が苦手なKです。今回は『川の底からこんにちは』。一言で表すと「中の下の映画」。



こんな人におススメ 

満島ひかり!ファンなのに観てない人はいないと思うけど。
ファンじゃなくても1度観て!
妥協人生を送っている人
頑張ってるけど何故か上手くいかない人


要注意点まとめ 

▲人生に不満のない人はこの泥臭い川の底辺から光を求めるド根性スピリッツは解らないかもねー。 ま、そんな人は滅多にいないか。


こんな映画です 

まあ、大半の人は中の下ですから!!!

【木村水産 社歌】
♪仕事は基本つまらない 中の下の生活 所詮みんな中の下
楽しいな 楽しいな 中の下 中の下
どうせみんな大した人生じゃないし 端っから期待してません
しじみのパック詰め しじみのパック詰め 川の底からこんにちは♪

木村佐和子は駆け落ち上京してすぐに男に捨てられます。それから5年、仕方なしの東京生活、仕事は楽しくない、現在付き合っている健一はバツイチで子持ちの上司という、妥協だらけの人生。
ある日、父が入院したという知らせが入り、家業のしじみ工場(木村水産)を継ぐように言われます。結局しょうがなく、健一の連れ子と3人で実家へ帰る事に。

倒産寸前の木村水産ではパートのおばちゃんたちに意地悪をされ、昔の友人の計略に合い、健一に浮気され、東京の生活が最低かと思っていたら更にその下の《どん底》生活に突入。
しかし!しょうがないから、大した人間じゃないからと開き直り、上記の歌を作って会社を立て直し、中の下の生活を取り戻します。父の死後、生前にお願いされていた通り、しじみの養殖場に遺骨を撒くのでした。


もう少し詳しく 

佐和子の口癖「しょうがないから」。無気力と妥協を混ぜて固めたようなこの言葉。しかし限界を突破した後半では「しょうがないから、頑張るよ」と、開き直りと原動力の言霊に変化するんです。

幼い頃 母を病気で亡くした佐和子はそれ以後、諦観の人生でした。しかし、取るに足らない人間、取るに足らない人生だからこそ、努力しないといけないのです!
大半の人が中の下だから、多くの人が共感できるはず……チョット角が立つので言い直します。Kは中の下の人間なので共感できました、はい。

しょうがなく会社を立て直した佐和子は、パートのおばちゃんたちからも一目置かれる存在に。聞けば、彼女たちの殆どは佐和子と同じく男で失敗していました。そんな事もあって徐々におばちゃんたちと心を通わせていきます。

父の火葬の後、「私らみんな、アンタの新しいお母さんだからね」と励まされて泣き崩れる佐和子。……まあ、なんだかんだで良いお話だったなー、と思った瞬間、衝撃事実が!!!そういう事かよ、パートのおばちゃん、怖いわ…。。


観た後はこんな気分になりました 

満島ひかりの映画だね、独壇場。『愛のむきだし』では安藤サクラに隠れて何とも思わなかったけど。

確かにKも佐和子と同じく「しょうがないから」仕事してお金稼がないといけないし、良い事なくてもつまらない事ばっかでも「しょうがないから」。
不満や愚痴をいくらつぶやいても「しょうがないから頑張るか」。
頑張ってるけど何故か上手くいかない人、必見。人生、諦めてからが本番だ!


心に残ったセリフ 

佐和子 :「人に言えない事の一つや二つ誰にでもあるから大目に見てください。 え、ダメで何が悪いの? え、ダメで何が悪いの??」

何度も言うけど、満島ひかりの映画。とにかく佐和子のキャラが良い。応援したくなるよ!この映画の点数の殆どが満島ひかりです。


ゆる~い映画と思っていると、謎のパワーでカウンターもらうぞ!


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