Kの向くままにおススメ映画『不思議惑星 キン ザ ザ』ネタバレあらすじ感想日記
こんにちは。友情には意外と篤いKです。今回は『不思議惑星 キン ザ ザ』。一言で表すと「脱力系社会派SFコメディ映画」です。
こんな人におススメ
要注意点まとめ
こんな映画です
1980年代のモスクワ。ベータ星雲の惑星UZM247から来たという異星人が持っていた空間移動装置によってウラジーミルとゲデバンはキン ザ ザ星雲の惑星プリュクに飛ばされてしまう。2人は無事地球に帰る事ができるのか…?
もう少し詳しく
何だこりゃ。ドータクンが来たぞ!と思ったらペペラッツ(飛行船)だったり、カツェ(マッチの頭の化学物質)が異常に高価なものだったり。
地球へ帰る道程にはアルファ星があり、そこでサボテンに変えられてしまうから安易に飛行船では地球に帰れない、とかいう謎設定。
そういったシュールな造形や設定がKは大好きなんだよね。
あまり詳しく解説できていませんけど好きさは伝わったと思います。
観た後はこんな気分になりました
この脱力感、手作り感。一見突飛な新鋭監督の作品かな?とも思えますが、、大ベテランの大物監督です。逆に大ベテランだからこそコレができたのかも。
監督が伝えたい主題は恐らく、人種差別やカースト、貧困と難民、社会体制への批判でしょうか。しかしそれを社会派ドラマ映画としてお堅く作っていたらソビエトの厳しい検閲に引っ掛かったかもしれませんね…。
そういう訳で、コメディ演出に相反しそうな痛烈な社会風刺を含みつつ危険を顧みない勇敢な友情とかもポイント。ソビエトの社会体制を憂慮しながらもこういった温かい気持ちがあれば世の中大丈夫だ、という監督の希望を込めたメッセージを感じました。
暴力や過激な表現はないので家族でどうぞ!
心に残ったセリフ
惑星プリュクでは、マッチ1本でクラビツァーパという瞬間加速器が2個も買えるのです!7箱も持ち込むとインフレ起こすぞ。。
これもかなり痛烈だけど単純な風刺表現。《キン ザ ザ星雲》を《ソビエト連邦》とか《地球》に置き換えて読みましょう。欲深な生物がいない植物の惑星の方が美しいという事ですね。
差別はいけない、貪欲はいけない、友情を大切に! クー!!
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