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関西在住のインキュベーションマネージャーの募集を踏まえて、スタートアップ協会理事に直接インタビュー

Studio ENTREでは現在、コミュニティの運営とスタートアップの事業開発をサポートするインキュベーションマネージャーを募集しています。

そして今回、Studio ENTREの社員兼日本スタートアップ協会理事の中村ひろきさんに、神戸のスタートアップ育成についてのインタビューを行いました。

中村ひろき プロフィール



中村ひろき
1993年生まれ。
大学在学中からレーベル運営やバンド活動など、音楽についての幅広い活動を展開すると同時に、スタートアップにてiOSエンジニアとしてプロダクト開発に関わる。
2016年に新卒でDMM.comに入社し、新規事業の担当として複数のプロダクト/サービスの立ち上げを行う。
その後、ブロックチェーンサービスのスタートアップにて事業開発を担当した後にStudio ENTREのスタジオ・プロデューサー。
得意領域はXR/AI/ブロックチェーンなどの先端技術を活用したプロダクト開発。

Studio ENTRE プロフィール


Studio ENTREはエンターテック(エンターテインメント×テクノロジー)でイノベーションを起こす場を作り、そこに集まる起業家とともにビジネスやサービスを立ち上げ続けるスタートアップスタジオです。
スタートアップエコシステムの最も初期段階を担う組織で、スタートアップを志す個人の起業家候補とともに0→1の事業開発を行います。
Studio ENTREが注力している領域は、クリエイターエコノミー、toCサービス、メディア/コンテンツ、メタバース、NFT、Web3.0のような領域です。
さらに、近年盛り上がりを見せるメタバース、NFTのようないわゆるweb3の領域においてエンターテインメントはさらに重要性を増すと考えています

スタートアップスタジオとは、分かりやすく言い換えるなら「スタートアップ起業の伴走者」です。

「起業家と共に事業を立ち上げる」ことを目的とし、業界のプロフェッショナルなどの起業スキルを持った人間を集めておくことで、起業をできるかぎり確実なものにします。

スタートアップスタジオはスタートアップ起業者に出資をするだけではなく、実際にビジネスを軌道にのせるまで一緒に立ち上げを行います。

スタジオとは「起業に必要な”起業家”以外のものをすべてそろえている場所」なので、アイデアだけでまだ会社を興していない起業家や、アイデアはないけれど何かをやりたいと思っている起業志望者も受け入れています。

そういった〝起業初心者〟の相談に乗ったり起業のノウハウを教えたりし、大きくなりそうな事業があればそこに出資し、起業チームとして共にビジネスを立ち上げます。

つまり、スタートアップスタジオと一緒に起業すると
・仲間(起業チーム)集め
・資金集め
という起業初心者には難しい工程をクリアすることができる
のです。


Studio ENTREはスタートアップスタジオとして、エンタメ領域のスタートアップ総集を様々なステークホルダーの方々と連携して行っています。


インタビュー


Q.Studio ENTREが神戸で主に行っている活動について教えてください。

A. 神戸市を中心に、「実際にスタートアップを生み出す」というところに焦点を当てて活動しています。神戸だけでなく、関西各地でスタートアップのエコシステムを構築しようと取り組んでいる方々と連携しています。

具体的には、ENTREが得意とするエンタメ領域に興味がある起業家の方と出会うため、イベントを開催したりやコミュニティ運営をしたりしています。

Q.関西進出に踏み切った経緯を教えてください。

A. まず、スタジオのメンバーのほとんどが関西出身か、関西に住んだことがあるんです。笑

僕も大阪の南の方にある大阪府狭山市の生まれで土地勘はあるし、ずっと阪神ファンもやらせてもらっています。
そんな中で、大学に起業部や起業サークルができるなど、関西のスタートアップの熱が高まってきているのを感じたタイミングがあって。

「スタートアップはやりたいけれど、なにから始めたらいいの?」「東京と違って情報が入ってこない」みたいな声を聞いたので、それはスタートアップスタジオの出番だろうということで関西でスタートアップ創出活動をやっていこうと決めました。

Q.関西の中でもなぜ神戸進出に力を入れているのですか?

A. タイミングよく神戸市に「領域特化型インキュベーション事業」という補助の枠組みがあったのが大きいですね。

神戸市は早くから米国のべンチャーキャピタル「500 startups」を招致していて、スタートアップ振興策に力を入れていました。
世界的に有名な投資会社が来てスタートアップへの熱が高まっているので、今度さらに地元のインキュベーション活動を盛んにしていこうという気持ちの強い街です。
昨年の年度初頭には投資会社を招くのに加えて、領域を絞ってひとつひとつの事業の立ち上げに注力する事業者を補助したいという考えを持たれていました。それは僕らENTREの得意領域なので、ぜひやりたいということで取り組ませてもらっています。

Q. 神戸のスタートアップ育成をやってみて面白いところはなんでしょうか。

A. 神戸という街は、実は特徴ある地場産業がたくさんあるところです。

ヘルスケア、貿易、鉄鋼など他ではなかなか見ることができない産業も身近で、起業家が自分の興味にあわせて課題を見つけることができる環境にあります。
目線を兵庫県まで広げると、農業や林業などの一次産業も盛んです。車で20分走れば海や山があり、事業づくりの観点から素晴らしい環境だと思います。

Q. 逆に難しいところはなんですか。

A. 「事業とは誰かから仕事をもらって明日の売り上げを立てるもの」という意識が強いと感じます。ていスタートアップ型の事業をやろうとしている方がまだまだ少ないです。

それでも少しずつプロダクトやサービスを企画する起業家も増えてきているので、今後どんどん大きなスタートアップが出てくるんじゃないかと思っています。

Q.関西進出の目標はなんですか?(数年後までにこんなことを成し遂げたいなど!)

A. 正直、今の時代、特にスタートアップ創出活動において場所は関係ないと思います。

「グローカル(Global×Local)」なんて言葉もありますし、グローバルで戦える地方生まれの企業は、実は日本には昔から多くあります。
スタートアップスタジオは、起業家の方々のアイディアや課題感の化学反応から、新しいスタートアップを生み出す活動です。僕らと起業家の出会いの数や種類を増やせば、そこからこれまで考えつかなかった事業が生まれると思います。

Q.今回は、関西在住の方に向けての募集です。この募集をするまでの経緯を教えてください。


A. 地元密着のスタッフがいた方が、本質的なスタートアップの創出に繋がると考えたからです。
現状、かなりの頻度で神戸にいますが、やはりメンバーの拠点は東京です。地元の起業家との連絡やイベントの開催で手こずることも多いです。
これまで培ってきたノウハウはすべてお伝えするので、、それをもとに起業家の発掘やイベント開催企画などに取り組む地元のメンバーをチームに招きたいと考えています。。

Q. どんな方に向いていると考えていますか?

A. 2つのタイプがあると思います。

1つは、スタートアップにすでに関わりがある方です。新規事業の開発やマーケティングを行った経歴があったり、スタートアップ肝炎のコミュニティマネージャーの仕事をされていたり、スタートアップ支援の独自の人脈をお持ちだったりする方ですね。フリーランスの方など、専門性が高い方を想定しています。
もう1つは、「将来スタートアップ起業を考えているものの、今はまだ学びたい」と思っている方です。この場合、弊スタジオの仕事を通して、ご自身の成長のスピードもかなり上がると思います。学生さん、第二新卒の方も歓迎です。

Q.新しいメンバーと一緒に、どのようなことを達成していきたいですか?

A. 発展途上の活気あふれる関西で、実際のスタートアップ創出活動を通して、どんどん新しいエコシステム全体を作っていきたいです。

Q.最後に、Studio ENTREで働く最大のメリットとは何でしょうか。

A. エキサイティングなプロジェクトに、日々たくさん関われることです。あとは、大きい裁量を持って働けるので、プロジェクトを通して「自分のやりたいこと」も達成できます。

そしてもちろん、さまざまな起業家と出会えることも大きな魅力だと思います。

関西のスタートアップを盛り上げたい方、起業家とともに事業を作ってみたい方、ぜひご応募ください!

インキュベーションマネージャー募集詳細:

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