見出し画像

#38:【サークル向け】機材を導入しよう!【アップグレードも】

お久しぶりです、もりーです。

5月は多忙すぎるあまり更新することができませんでした。想像していた以上に2年目の職場がキツくて意気消沈しています。
それはそうと自分のペースでぼちぼち更新を続けていきたいと思っています。

今回はサークル向けの記事として、音響機材の導入に関する情報を書いていこうと思います。

音響機材の導入にはどうしてもハードルが高く感じるものですが、アカペラサークルとして活動する上では欠かせない要素でもあります。
今回は、サークル向けに音響機材の導入に際しての情報をお届けします。
自前の機材を持っておけば、ちょっとしたストリートでのライブも可能です。この記事では、どのような機材が必要か、どういった点に注意しながら選ぶべきか、経費削減のポイントやアップグレードに関しても解説します。音響機材に詳しい人も初心者の人も、是非参考にしていただきたいです。

1から機材を買おう!

絶対必要な機材

ここでは1から機材を買うサークルに向けて絶対必要な機材とその中のオススメモデルを紹介します。

アカペラサークルで最低限の音響機材として必要な機材は意外にも少ないです。
マイク、ミキサー、スピーカーの3つとそれらを繋げる音響用のケーブルと電源ケーブルを最寄りのコンセントまで引っ張る延長コードくらいです。

総額20万円程度ですのでサクッと買ってとにかく音を出せるようにしましょう。

マイク

マイク王道はSM58と言われていますが、優先度はそこまで高くないです。とりあえず1本3,850円のBehringer XM8500を6本買いましょう。
SM58は後々サークルが潤って来た時に買えばいいです。

決して良いマイクではありませんが悪くもないのでこれでいいです。

¥3,850 × 6 = ¥23,100

スピーカー

とりあえず確定事項として今買うならパワードスピーカー一択です。
理由が詳しく知りたい方はこちらを見てください:

近年の半導体不足の影響かかなり高額になってきていますがその中でも比較的コスパが良いものとしてMACKIEのThrash212というスピーカーをオススメします。

これを2つ買いましょう。ひとまず前のメインスピーカーが1つ、演者用のカエシが1つです。普通なら2個ずつ配置するものですが、予算的に高くなってしまうので一旦1つで我慢しましょう。

¥33,550 × 2 = ¥67,100

ミキサー

お金がないので安物のミキサーを買いましょう。
ジャンル的にはデジタルミキサーとしてカウントされますが、同じ価格のアナログミキサーを買って後にあれこれ買い足すくらいだったらZOOMのLiveTrak L-8を買いましょう。

安物ですが最低限のクオリティはあるので我慢です

¥44,000

ケーブル類

ケーブルは長い間使うので耐久力のあるものにしましょう。
少し値は張りますがCANAREのケーブルを買うと良いです。
マイク用のケーブルは赤橙黄緑青紫のカラーケーブルを使うとPA的にやりやすいので色つきのものにしましょう。

王道ケーブル、これでええやんオブ・ザ・イヤー
豊富なカラバリ!

XLRケーブル 10m ¥3,080 × 7 = ¥21,560
XLRケーブル 30m ¥6,380 × 3 = ¥19,140

合計

¥23,100 + ¥67,100 + ¥44,000 + ¥21,560 + ¥19,140 = ¥174,900

合計約18万円となりました。

翌年にまた会計状況が潤ったときスピーカーをもう2台(計¥67,100)とスピーカースタンド2本(¥3780×2=¥7,560)とマイクスタンド6本(¥1980×6=¥11,880)を買うと更に本格的なライブにすることができます。

また、同じスピーカーをもう2台買う代わりにYAMAHA DXR12mkII(¥80,700×2=¥161,400)のような少し良いスピーカーを2台買い、それらをメインスピーカーとして使い、今まで使っていた安いスピーカー2台をカエシとするというようなテクニックも賢いと思います。

出音はPAスピーカーの中でトップクラス!

機材をアップグレードしよう!

アップグレードの順番

機材をアップグレードするにあたり、手当り次第に全部アップグレードしてもお金が無尽蔵にかかりサークルの会計担当にブチギレられてしまいます。

なので賢くコツコツと優先順位をつけてアップグレードしていきましょう。
前提として上で書いたような

  • 中型スピーカー4台

  • ミキサー1台

  • マイク6本

というような構成で活動しているものとします。

アップグレードする優先度とはズバリ、
マイク▶ミキサー▶スピーカーの順番です!

優先度 高:マイク

先程の機材チョイスでは価格という点で妥協したため、しっかりとしたSM58クラス以上のマイクを揃えたいですね。

候補としては

  • 無難にSM58 @¥12,500

  • 少し音に拘りBETA58@¥21,880

  • しっかりと鳴らすためにe935@¥21,000

  • 音の安定的のためにazuki & wasabi@¥22,000

あたりがオススメです!
いずれにせよ最低6本買うことになるので今までのお買い物で貯めたサウンドハウスのポイントを利用して賢く買いましょう!

一度SM58で揃えてしまったサークルに関してはここはスキップしてもいいポイントだと思います。
SM58ではない安いマイクで妥協していたところは思い切ってSM58よりも高いマイクにジャンプアップしても良いと思います。

優先度 中:ミキサー

デジタルミキサーにしましょう。
アナログミキサーの時代は終わりました。
詳しい話を見たい方はこちらを読んでください。

グライコとかマルチケーブルとかガチャガチャ買うくらいだったらデジタルミキサーを導入したほうが良いです。
デジタルミキサーにすることでデジタルステージボックスという革命の恩恵を受けることができます。
100mまでのケーブルの引き回しを安価なLANケーブル1本でできちゃうというスグレモノです。

オススメデジタルミキサー

Behringer X AIR XR18(¥113,800)

ノートPCでもiPadでもスマホでも操作できる!

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/202759/

YAMAHA DM3(¥231,000)

超コンパクト!

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/326338/

ズバリこの2機種です。

DM3は最近発売された超コンパクトなミキサーです。この価格でモーターフェーダー完備しているのはお化けです。

どちらを買ってもめちゃめちゃ機能は充実しているのでオススメですが、コスパや可動部分の少なさという点でXR18がより強くオススメです。

音質が大してよくもないアナログミキサーにGEQやらプロセッサーをゴテゴテつけまくっても荷物が増えるだけなので百害あって一利なしです。全部売っぱらってもいいのでデジタルミキサーを買いましょう。

優先度 低:スピーカー

スピーカーの口径を大きいものにしたり、スピーカースタンドをより使いやすいものにしたり、カエシとして使うスピーカーを増やしたりといろいろ 
できることがありますので考えてみるといいかもしれません。

基本的にホールなどで300人規模のライブを自前の機材でやるなら最低15インチ以上のスピーカーをメインスピーカーとして10インチ以上のスピーカーを4~6個カエシとして配置したいところです。
特に、全体曲な人が何列にも並ぶステージを作る場合はヨコアテというサイドフィルモニターが最低2台必要になるのでサークルのライブの実態を把握した上で購入する機材を考えるべきでしょう。

ステージ幅によってはフットモニターが4~6個にも…

それ以外のアップグレード要素

アップグレードではなくメンテナンスという考え方になるのですが、XLRケーブルなどはゴリゴリの消耗品なので音が細くなったり、流れなくなったりします。そういった消耗品の故障に備えて最低5万円ほどはキープしておくと安定感が上がると思います。

また、先程既にSM58で揃えているサークルはもう変えなくていいといいましたが、スピーカーやミキサーのアップグレードが済んでなお音の追求をしたい場合は考えても良いかもしれません。

デジタルミキサーの導入が済んだサークルに関してはデジタルステージボックスの導入を計画すると良いでしょう。初期投資額は少し値が張りますが、LANケーブルのランニングコストはXLRケーブルに比べると破格に安い上引き回しやすいので絶対にオススメです。

BEHRINGER / S16 (16in/8out)
YAMAHA / Tio1608-D (16in/8out)

マイク▶ミキサー▶スピーカーのアップグレードのループをしていくと最終的にはかなり自由度が高いPAシステムが構築できるのでぜひこの順番を意識しながらアップグレードしてみてください!

まとめ

アカペラの機材を導入するためには、最低でも20万円程度の初期投資が必要です。割り勘などして頑張って買いましょう。

また、マイク、ミキサー、スピーカーの順番で買い替えることで、スムーズに機材の移行が可能です。スピーカーはパワードスピーカー、ミキサーはデジタルミキサーがアカペラサークルでは結論だと思います。

この記事に関する感想や意見などありましたら是非リプライや引用RT、コメントをお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。もりーでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?