Photographing With, Vol. 19: UHS-I の SD カードスロット搭載カメラに UHS-II を使うという選択肢
こんにちは!Stroll & Snaps のリッキーです。
日常の中で出逢った彩&近場で見つけた魅力を撮ってます。
最近、 UHS-I スロット搭載の旧世代カメラに、上位規格である UHS-II SD カード(Kingston Canvas React Plus SDR2/32GB 等)を使うことが増えてきました。
たしかに、UHS-I スロットに UHS-II SD カードを入れて使うことは可能です(UHS-II が UHS-I に対し 動作について 上位互換性を有する)。
でも、端的に言ってオーバースペックです。
では、なぜ UHS-II なのか?
理由は、写真の編集に使用する PC 側(=ホスト側)にあります。
リユース PC から爆速 GEEKOM Mini IT13 に切り替えて以降、UHS-I に保存した写真データを PC に移す際のもっさり感が気になるようになりました。
そこで、UHS-II 。
もっとも、カメラ側が UHS-I なので、Write の速度にはさほどこだわらなくても OK 。本稿では、低予算で調達可能な Kingston Canvas React Plus SDR2V6/128GB を選んでみました。
公称値は Read 280MB/s Write 100MB/s。
どんな感じか見ていきます。
UHS-I で転送
まず、UHS-I(Kingston Canvas Go! Plus SDR3/128GB)での転送速度を測定します。
公称値は Read 170MB/s Write 90MB/s ですが、これは専用リーダー(MobileLite Plus)というオプションを介在させた場合の数値。そこで、PC に標準搭載されている SD カードリーダーで実測してみます。
2000 枚の写真データを転送してみます。
80-90 MB/s 程度の転送速度です。
UHS-II で転送
次に、先ほどの Kingston Canvas React Plus SDR2V6/128GB について測定します。
こちらも PC 標準搭載の SD カードリーダーで実測します。
Read が公称値よりも低め。。。 PC 側(SD カードリーダー)のボトルネックにかかったようです。それでも、UHS-I と比較すると大幅な高速化。
Write はそもそものスペックが UHS-II にしてはやや弱めなのですが、カメラ側が UHS-I なら問題にはならないかと。
2000 枚の写真データを転送します。
160-170 MB/s 程度の転送速度が出ました。速度がほぼ 2 倍に。UHS-I のカメラに UHS-II SD カードを入れるという選択肢、「あり」だと思います。
さらなる高速化(1)- 専用リーダーを介する
SD カードでさらなる転送高速化を求める向きには、専用リーダー(MobileLite Plus)を介する、という方法があります。
専用リーダーを介在させて SDR2V6 の転送速度を測ってみます。
200 MB/s を超えました。いけます。
さらなる高速化(2)- よりスペックの高い UHS-II を使う
加えて、よりスペックの高い UHS-II を使う、という方法もあります。Kingston Canvas React Plus SDR2 (Read 300MB/s Write 260MB/s)を試してみることにします。
こちらも専用リーダーを介在させる構成にして転送速度を測ります。
230 MB/s が出ました。
もっとも、上述の SDR2V6 でも、専用リーダーを介在させることで 200 MB/s を超える速度が出ています。
また、SDR2 の強みは Write の速度。
となると、ここまでアップグレードするのは、費用対効果の観点からややもったいないかも(リッキーはちょくちょく使ってますが)。
余談 - 真贋チェック
Kingston の SD カードには、ユーザーが秒で真贋チェックできる銀色の特殊な印刷(Phantom Technology)が施されています。
正規品の場合、見る角度によって、人物の顔のような意匠の明瞭度が変化します(=はっきり見えたり見えなかったりする)。
開封前にパッケージの外側からチェックできる優れものです。
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