106 「人格の高い」教員になりたい
人格とは高きものと全く低いものとが一つになったものである。……人格の高さとは、この矛盾を持ちこたえることである。
30年も教員をしたいると、教員とは一口に言っても、本当に色んな先生がいるなぁ、とよく思います。
若い頃は「この先生、スゴイ!」と思う先生を見ては、マネしたものです。
でも、長くお付き合いしていると、その先生のダメな部分も見えてきます…。それがわかった瞬間「なーんだ…」と思ってしまうこともありました。
でも、それを繰り返しているうちに、人間って、いいところ、ダメなところ、両方あるよな〜という、メチャクチャ当たり前なことに気付きます…(そんな私が、いちばんダメですね)。
なんか、若い頃は「きっと完璧な先生がいて、その先生のマネをすればいいんだ」という、たいへん浅はかな考えを持ち合わせていました。
しかし、今思うと、今回のコトバのように、自分のいいところとダメなところの矛盾を「持ちこたえる」先生こそが、スゴイのかなと、思うようになりました。
30年やっても、ダメな部分がある私ですが、なんとか、そこを目指して頑張りたいと思っております…。
哲学者・ヘーゲルのコトバ。
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